research

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スマートコーチング技術

工学や情報処理の技術を異分野に応用し,新たな発見や専門家をサポートする機器の開発を目指しています.特に医療,介護、ヘルスケア分野への応用に力を入れており,医療関係者との共同研究を行っています.

体操支援モバイルアプリー広島大学・栗田雄一/株式会社ヒューマンモデルー

日常生活動作(ADL)記録・推定システム ー広島大学・栗田雄一/株式会社ヒューマンモデル−

主体性のあるスキルアップを促進するAIスマートコーチング技術の開発


我が国における平均寿命は約85歳と言われており,2030年には人口の40%が高齢者になると推定されています.一人で自立して生活ができる指標である健康寿命との差は約10年あり,多くの高齢者がその10年間は何らかの介助が必要になります.このような身体機能の低下に対して,医療機関でのリハビリ治療終了後は,自己で運動習慣や効率性の高いトレーニングを継続する必要がありますが,在宅で主体性を持ってトレーニングすることは楽ではありません.そこでAI技術を活用した「健康長寿を楽しむスマートソサエティ」の実現に向けて,非接触運動センシング,身体機能のAI判別、難易度やパラメータの自動調整の機能をもつ,「主体性のあるスキルアップを促進するAIスマートコーチング技術」を開発しています.

人間の感覚/運動機能の拡張

歳をとっても日々の生活を楽しむためには,自分の身体を自分で思い通り動かしている感覚や,自分自身でさまざまなものを感じている感覚を保持しつづけることが重要です.道具や情報技術は,人の身体能力の壁や限界を乗り越え,未知の体験をもたらしてくれる可能性を秘めています.これを実現すべく,人の運動や感覚の機能・能力を拡張・向上する人間拡張アシストデバイスの開発を行っています.

人工筋を利用した作業支援,身体能力の拡張,ウェアラブル力覚フィードバックへの展開

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無電力供給型身体運動支援スーツ/アンプラグド・パワード・スーツ Unplugged Powered Suit

(日本語記事@ASCII.jp) (英語記事@EurekAlert!) (英語記事@Medical Daily) (英語記事@EXOSKELETON REPORT)

人工筋スーツを活用したスポーツの拡張

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人の感覚・運動機能を向上させるスーツ:SEnS

(日本語記事@ギズモードジャパン) (英語記事@EurekAlert!) (英語記事@engadget)

確率共鳴現象に基づく指先知覚感度を増強させるウェアラブルデバイス

(日本語での研究紹介) (英語での研究紹介@Georgia Tech.)


身体モデリングと主観的感覚を考慮したデザイン

コンピュータ技術の進化により,筋・骨格の生理学的・機構的・力学的性質をコンピュータで 再現することが可能になりつつあります. これら身体モデリングの技術を応用して,人の運動や感覚の特性を物理的根拠の明確な指標でとらえて評価し,それを人をより賢くサポートするための補助技術や,より使いやすい製品設計につなげるための手法について研究しています.

人を賢くサポートする機械や製品のための人間身体モデリング

(日本語での説明) (英語での説明)

筋負担度推定に基づくインタフェースデザイン法

人の感じる持ちやすさ・使いやすさの定量評価 (研究紹介: NAIST)

運動強度依存ノイズを考慮した人の運動生成戦略

(研究紹介: NAIST)

デジタルハプティクス(Digital Haptics):デジタル技術で触感デザインを支援する

質感を構成する要素の一つである触感は,製品評価にも大きな影響を与えるため,触感の定量的な評価手法が必要です.しかし従来の触感評価技術は,実サンプルを用意してセンサで計測する必要があり,実サンプル製作コストがかかります.そこで我々は,コンピュータ上で触感をあらかじめ予測してテクスチャパターンを作ることを支援できる,Digital Haptics Design(触感デジタルデザイン)ツールを開発しています.

ハイトマップデータから触感を予測する触感デジタルデザインツール

system system

触感評価技術と触感デジタルデザイン

product product

指先接触面変化率(偏心度)を用いた指先力推定

(日本語での研究紹介)