Measurement and visualization of ground interaction information during city walking
(街歩き時の地面インタラクション情報の計測と可視化)

飯倉 隆寛(2018年3月博士前期課程修了)

建築学分野において,街に対する人の感性を定量的に計測・可視化することが注目されている. 本研究では,歩行時の地面とそれに対する感性情報・振動情報を地面インタラクション情報として定義する.足底に生じる感覚を評価するために,主観による評価にくわえ,歩行中の足底に生じる振動に注目して,振動が計測できるセンサとアンケートを用いて,広島大学東広島キャンパス内と京都市内中心部で地面インタラクション情報の計測を行った.実験の結果,歩行時の地面に対する感性には,地面の硬さ感と地面の安定感があることが示唆され,また振動情報からの街歩き時の感性予測と,ヒートマップによる地図上への街歩き感の可視化を行う手法を提案した.