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コラム

第150回 2008年度,新たなるスタート

2008.03.31

3月23日に広島大学の卒業式・学位記授与式が行われ,本研究室からは博士課程後期2名,前期11名,学部10名の計23名が修了/卒業しました.
博士課程後期修了生のうち,社会人ドクターの羽田 昌敏君は引き続き豊田中央研究所にて,平野 旭君は民間企業に移り,研究活動を続けます.博士課程前修了生の曽 智君は本学大学院博士課程後期に進学し,COEのリサーチアシスタント(RA)として研究室に残ります.
梅田 剛義君,太田 浩司君,重藤 元暢君,兼行 秀和君,閑 絵里子さん,高田 大輔君,廣田 和浩君,藤村 直樹君,三成 貴浩君,森政 瑛君は就職のため研究室を離れます.
学部卒業生10名については,石井 政隆君,加芝 祐介君,片岡 仁之君,河野 曜暢君,寺脇 充君,檜垣 直哉君,平野 陽豊君,向谷 直久君,楽松 武君の9名が本学大学院博士課程前期に進学し,朴 宗仁さんは大阪大学大学院医学研究科に進学します.

全員,それぞれの道で活躍されることを祈っています!!

そして,研究室を離れる13名と入れ替わるようにして,新メンバー13名が研究室に配属されました.
研究室外からの新M1として,芝軒 太郎君,服部 佑哉君の2名,また新4年生としては,稲沢 隆治君,大中 潤君,柿迫 英毅君,川本 敬之君,草野 洋一君,実政 亨君,下池 裕樹君,髙木 寛君,田村 康裕君,福島 俊介君,丸山 大海君の11名です.
今年度もすばらしいメンバーが集まってくれました.
慣れないうちは不安なこともあると思いますが,自分の力を信じてがんばってください!
院生,共同研究者のみなさん,サポート,よろしくお願いします.

以上の新メンバーを迎え,今日から2008年度の全体ゼミを開始しました.
今年度も,自分達の専門の枠にとらわれず,領域の境界線を軽々と乗り越えていくような活動ができればとと思います.

今年度もどうぞよろしくお願いします!

第149回 平成19年度全体ゼミ,今日で終了

2008.03.03

卒論発表会に続き,2月22日(金)に行なわれた博士学位論文発表会(公聴会),2月29日(金)の修士論文発表会も無事終了し,今日で平成19年度の全体ゼミも終了です.

博士学位論文発表会では平野君,羽田君が発表を行ない,数年間にわたる研究成果をまとめた博士論文の内容を披露しました.
二人とも,研究内容,発表態度とも博士論文にふさわしい内容で,素晴らしかったです.
研究題目は以下のとおりです.

  • 平野 旭
    A Study on a Computer Model of Paramecium
    (ゾウリムシのコンピュータモデルに関する研究)
  • 羽田 昌敏
    A Study on Equivalent Impedance Characteristics of Human-Machine Systems under Constrained Environments
    (拘束環境下における人間-機械系の等価インピーダンス特性に関する研究)

また,修士論文発表会では,以下の11名が発表を行ないました.

  • 藤村 直樹
    Rate Dependency of Force-Related Activations in Compensatory Tracking Movements: An fMRI Study
    (補償型力軌道追従運動における脳活動の速度依存性:fMRI研究)
  • 廣田 和浩
    Kicking Force Estimation for a Soccer Ball Using a High-Speed Camera
    (高速カメラを用いたサッカーキック力推定手法の提案)
  • 兼行 秀和
    Analysis of Human Sensory-Motor Characteristics during Pedal Operations by a Lower Extremity
    (ペダル操作における下肢感覚・運動特性の解析)
  • 太田 浩司
    End-Point Acceleration Characteristics in Fast Motion of Human Upper Arm
    (高速上肢運動における人間の手先加速度特性)
  • 梅田 剛義
    LMI-Based Neurocontroller for Guaranteed Cost Control of Uncertain System
    (不確定要素を含むシステムの2次コスト保証制御のためのLMI型ニューロコントローラ)
  • 森政 瑛
    Design of an Energy Transmission Transformer for a Wireless Capsule Endoscope
    (カプセル型内視鏡用非接触エネルギー伝送システムの設計)
  • 三成 貴浩
    Evaluation of Reactive Hyperemia Using Arterial Viscoelastic Indices
    (血管粘弾性インデックスを利用した反応性充血評価)
  • 閑 絵里子
    A Motor Function Evaluation System for Finger Tapping Movements Using Magnetic Sensors
    (磁気センサを利用した指タップ運動機能評価システム)
  • 重藤 元暢
    An Interactive Training System for EMG-Manipulated Prosthetic Arms
    (筋電義手制御のための相互学習型トレーニングシステム)
  • 高田 大輔
    A Time Series EEG Discrimination Method Using a Reduced-Dimensional Probabilistic Neural Network
    (次元圧縮型確率ニューラルネットを用いた時系列脳波パターン識別法)
  • 曽 智
    A Neural Network Model of the Olfactory System of Mice: Simulation of Attention Behavior
    (マウス嗅覚系のニューラルネットモデル:アテンション行動のシミュレーション)

全員,博士課程前期2年間の成長を実感させてくれる素晴らしい発表だったと思います!
お疲れ様でした.

2つの発表会にはDr.やM1,B4の学生も参加しました.
先輩たちの姿を手本とし,それぞれの研究を受け継いでいってくれればと思います.
卒業する人たちは,それぞれの研究課題や問題点を整理し,後輩の人たちがスムーズに研究をつなげるよう,最後のまとめと引継ぎをお願いします.

それから,研究指導を担当してくれたDr.のみなさん,M2,B4をサポートしてくれたM1のみなさん,本当にごくろうさまでした!
これからも,グループ内,グループ間の結束をさらに進め,みんなで助け合いながら一歩一歩進んでいければと思います.

3月には新M1,新4年生を研究室に迎えます.
どんな人たちが来てくれるか,楽しみです.
では,来年度も引き続き,どうぞよろしくお願いします!

第148回 卒論発表会,終了しました.

2008.02.21

平成19年度卒業論文発表会が2月21日(木)に行われ,本研究室からは4年生10名が1年間の研究成果を発表してくれました.
発表者と研究題目は以下のとおりです.

  • 加芝 祐介
    運転状況による手先インピーダンス特性変化の解析
  • 楽松 武
    人間の頚部関節トルク特性に基づく運転負荷の解析評価
  • 石井 政隆
    仮想スポーツ訓練におけるヒト上肢運動特性の解析評価
  • 朴 宗仁
    磁気センサを利用した指タップ運動トレーニング支援システム
  • 向谷 直久
    把持力増大機構を有する5指駆動型筋電義手の開発
  • 片岡 仁之
    サイバネティック・インタフェース・プラットフォームの開発
  • 寺脇 充
    バイオアッセイシステムの実現を目的としたメダカの生体信号計測
  • 河野 曜暢
    血管壁インピーダンスを用いた機械刺激に対する自律神経活動の評価
  • 桧垣 直哉
    人工心臓用経皮エネルギー伝送時に発生する電磁界が生体組織へ及ぼす影響の評価
  • 平野 陽豊
    カプセル型内視鏡のための非接触エネルギー伝送システム

全員,研究内容,発表とも,卒論発表としては最高レベルだったと思います.
質疑応答では,完璧に答えることができた人,意図した回答内容をうまく伝えられなかった人など,人それぞれだったと思いますが,緊張しながらもなんとか答えようとしている姿勢はよく伝わってきました.

毎年,言っていることですが,昨年3月に研究室に配属された当時と比べれば,全員,比較できないくらいの成長を遂げてくれたと思います.
各自,自分のこの1年間の活動,今日の発表会での様子を振り返り,よかった点,足らなかった点などを整理し,自己評価しておくといいでしょう.

日々の指導をしてくれた先輩たちに感謝しつつ,先輩たちのように研究室内,グループ内の活動を支えていってくれると非常にうれしいです.
これからもがんばってください!!

卒論発表会,おつかれさまでした!

第147回 国境を超えるエンジニア(ECBO)

2008.02.19

広島大学では,海外で活躍できるグローバルな技術者として成長する機会を提供する産学連携教育プログラム「国境を超えるエンジニア(ECBO)」を実施しています.

ECBOはEngineers to Cross Bordersの略で,大学院博士課程前期1年生を対象に,夏期休暇中の約4週間,学生を海外(特にアジア)に進出した日系企業の工場や事務所,または現地企業に派遣し,国境を超えて海外で活躍できるグローバルな技術者として成長する機会を提供しようという試みです.
本研究室からもこれまでに卒業生の山下君,神田君,M2の太田君の3名が参加しています.

[関連記事]
2004/10/26のColumn (山下君)
「国境を超えるエンジニア(ECBO)」シンポジウム (神田君)

現在,平成20年度派遣学生の公募が行なわれています.
興味のある人は4月8日(火)に,工学研究科大会議室において平成20年度事業説明会・19年度派遣生最終報告会が実施されますので,参加してみるといいでしょう.

国境を「越える」のではなく,「超える」ことができれば本当に素晴らしいと思います.

第146回 生体システム論研究室って?(その2)

2008.02.18

本研究室には,学部4年生から大学院博士課程後期3年生までの学生が在籍しています.
学生たちはそれぞれの研究テーマに応じて,生体グループ,筋電グループ,A-lifeグループ,MEグループという4つのグループのいずれかに所属し,各グループごとの居室(実験室)に席(机,椅子,パソコンなどが装備)が与えられます.
各グループにはさまざまな学年の学生が所属していますので,先輩が後輩を指導したり,後輩が先輩を手伝ったりという活動の中で,研究者として,あるいは社会人として必要な知識や資質を習得することができます.
学生数は通常の研究室に比べてかなり多いので(平成19年度35名,平成18年度40名),研究室の運営にはさまざまな工夫(試行錯誤?)を行なっています.

<特色>
・教育面に関しては,研究室に所属する学生をそれぞれの研究テーマに対応した4つの研究グループに分け,基本的には各グループごとに日常的な教育・研究活動を行なっている.
各グループにはできるだけ大学院博士課程後期から学部4年生までの各学年の学生を配し,大学院生と学部生の連携を促進するとともに,各グループにグループリーダ,副リーダを設置することにより学生自身によるグループの運営・管理,学生による学生の教育指導を行なわせている.
これにより研究活動の自主性を高めるだけでなく,将来,自身のグループを統括できる人材を育成することを意図している.

・具体的な教育・指導は,研究室メンバー全員が参加する全体ゼミ(週1回開催),各グループで行なうグループゼミ(週1回開催),卒業論文・修士論文発表会(それぞれ年2回開催)のほか,研究課題ごとに研究会を設置し,研究室内の他の研究グループの学生や他学部・他大学・公的研究機関・企業などに所属する研究者を交えて定期的な研究発表会を行っている.
平成19年度現在,研究会数は12で,それぞれ基本的には月1回程度開催している.

・研究室の管理運営を行なうためのスタッフミーティング(隔週開催)に学生を参加させ,組織運営や管理業務に関する知識・経験の習得を行なわせている.
さらには,学生相互間の研究評価(アンケート形式),メールマガジンの発行(週1回),研究室ホームページの運営,国内外の学会における発表発表の奨励,各種展示会への積極的な参加,研究室外部からの訪問者に対する研究室見学会の開催などを行い,研究室の活性化を常に心がけている.
また,修士論文は英語による作成を義務付けており,論文作成や国際会議での研究発表などを通じて国際化教育にも取り組んでいる.

2001年以降の7年間における本研究室の研究成果は,学術研究論文74編,著書(分担執筆)6編,総説14編,特許出願19件,招待講演27件,国際会議発表論文65編にまとめ,国内外に向けて発信しています.
研究活動の中でも最も誇るべき成果は学生の受賞で,この7年間で38件もの賞を学会や大学からいただいています.

これからもいろいろな工夫を試みながら,研究室メンバー全員の力で活動を続けていければと思います.

第145回 生体システム論研究室って?(その1)

2008.02.15

最近,この数年間の研究活動をまとめる作業を進めています.
研究業績に関するデータ整理が中心ですが,研究室のスタンスを再確認するいいチャンスでもあります.
生体システム論研究室の説明もかねて,その内容を少し紹介します.

<理念>
進化のプロセスを通じて自然界に育まれた生体には,現在の工学技術では実現できないような極めて巧みで高度な生体機能が備わっており,そのメカニズムを解析することは生体機能の解明のみならず,さまざまな新しい工学システムの開発につながる可能性がある.
本研究室では,生体機能のうち特に運動制御機能に注目し,その特徴を理論,実験の両面から工学的に解析し,生体システム特有のメカニズムに基づいた新しい医療福祉機器,産業機器の開発を目指している.
そして,生体システム論に関する研究活動を通じて,電気・電子・システム・情報工学を基礎とした生体システム論に関する深い知識を有し,新しい原理の追及や新分野への展開を可能にする創造性を備えた人材の育成を目的としている.

毎年,大学院生を中心に10名以上の学生たちが本研究室から社会に巣立っていきます.
生体システム論研究室で研究に取り組んだ経験がベースとなり,それぞれの分野で活躍してくれることを願っています.

第144回 おわりとはじまり

2008.02.05

今日から全体ゼミも2月に入り,毎年のことですが,この時期は今年度の締めくくりと来年度の準備関連のスケジュールが目白押しです.

まずは修了・卒業関連です.
今年度の博士学位論文発表会(公聴会)は2月22日(金),修士論文発表会は2月29日(金),卒業論文発表会は2月21日(木)に開催されます.
本研究室からはD2名,M11名,B10名の計23名が論文発表を行なう予定です.
それぞれ,論文提出,発表用原稿提出の締め切りもありますので,遅れないよう準備を進めましょう.
いずれも教授会等での審査を経て,3月23日(日)に卒業式・学位記授与式が予定されています.

一方,来年度の準備も進んでいます.
まず入試関係は,学部が2月25日(月)に前期日程入試,3月12日(水)後期日程入試,大学院は3月28日(木)大学院博士課程後期一般入試(ドクターコース;社会人選抜はすでに終了しました)が予定されています.
研究室関連では,主に学部3年生を対象とした研究室説明会(平成20年度卒業研究テーマ説明会)が3月10日(月)に(生体システム論研究室の説明は14:00-14:20),研究室見学会が3月11日(火)に予定されており,3月18日(火)には新年度の4年生が研究室に配属され,新年度に向けての活動を開始します.
3月31日(月)には研究室の新メンバーでの第1回全体ゼミを行なう予定です.

また,来年度の就職活動もすでに活発化しています.2月13日(水)-15日(金)には広島大学学士会館レセプションホールにおいて広島工業会主催の企業説明会が開催され,学校推薦枠に関しては就職ガイダンス等を経て3月中にはおおよその方向性が決定するものと思います.
この時期,研究室の卒業生が来学する機会も増えると思いますので,先輩たちからいろいろな情報を得るといいでしょう.

これから約2ヶ月,重要なイベントが続きます.
何事もひとつひとつきちんと,そしてベストのクオリティを目指して進めていくことが大切だと思います.
最高の終わりと始まりになるよう,研究室メンバー全員で力をあわせていきましょう.

第143回 スーパーサイエンスハイスクール

2008.01.29

広島国際会議場で開催された広島国泰寺高等学校スーパーサイエンスハイスクール事業報告会に出席しました.
スーパーサイエンスハイスクールは文部科学省によって指定された科学技術・理科,数学教育を重点的に行う高等学校で,平成14年度から大学や研究機関等と連携し,研究・教育活動,国際性を育てるために必要な語学力の強化(英語での理数授業,講義,プレゼンテーション,演習等)などに取り組んでいます.
(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/17/04/05040501.htm)

広島国泰寺高校は平成14年度に3年間の指定を受け,平成17年度には新たに5年間の指定を受けました.
これまでに数々の賞を受賞するなど,素晴らしい成果を挙げています.

事業報告会では,高校生がプロジェクタを使って研究成果の発表をしてくれました.
いずれの研究内容も素晴らしいものでした.
たとえば,遺伝子解析という先端技術を駆使して学会発表レベルの研究成果を挙げるだけでなく,解明したオオサンショウウオのゲノムの塩基配列を音符に変換しメロディを作成したり,日本古来の和算を研究対象として取り上げ,厳島神社に奉納された算額に記載された問題の解法を研究し新たな問題を漢文で記述したり,身近に生息する食虫植物であるタヌキモを対象としてその生態を研究したりと,本当に驚くべき研究内容でした.
また大ホールでの発表にもかかわらず,研究発表の態度も堂々としており,自分たちで工夫して発表を組み立てている様子が伝わってきました.

特に感心させられたのは,理数系分野の研究に留まらず,音楽や歴史,漢文,環境など他の分野との学際領域にまで踏み込んでいる点,海外での研究発表や国際共同研究の実施,英語論文の作成など国際化に積極的に取り組んでいる点,主体的に自分たちで研究テーマを探したり,研究を進めようとしている点などです.
また,研究活動だけでなく,英文で発行された新聞や事業報告会の司会進行をしていた生徒たち,そしてもちろん生徒たちを指導しておられる先生方にも感銘を受けました.
魅力的で素晴らしい事業報告会だったと思います.
広島国泰寺高校のみなさん,これからもがんばってください!

現在,本研究室ではB4,M2のみなさんが卒論,修論発表会に向けて論文作成や発表準備を進めています.
広島国泰寺高校の生徒たちのように聴衆に感動を与える研究発表を目指し,最後までがんばってください!

第142回 ラストスパート!

2008.01.22

今年度の卒論発表会,修論発表会の日程が決定しました.
卒論発表会は2月21日(木),修論発表会は2月29日(金)です.
このスケジュールに合わせて,卒論発表練習は2月15日(金) 12:50から,修論発表練習は2月18日(月),
19日(火) 9:30から行ないます.

発表会まであと約1ヶ月となりましたが,その間,発表会の準備だけでなく,予稿や論文の作成など,さまざまな作業を行なわなければなりません.
1ページや2ページの発表用の予稿を作成するだけでも,かなりの時間と労力を必要としますから,論文全体を仕上げるとなるとたいへんです.
早め,早めのスケジュールで余裕を持って進めましょう.

毎年,同じことを言い続けているのですが,論文や発表をまとめる際には,研究の目的と問題設定,従来研究の問題点と本研究の位置づけ,本研究のオリジナリティ,設定した問題を解決するための方法,研究目的に対応する結果,結果の考察,明らかになったこと&ならなかったこと,今後の課題などをもう一度,よく確認し,研究のストーリを明確にする必要があります.
もし,明確になっていない部分があると感じたら,あるいは他の人に簡潔に説明することが難しいと感じたら,もう一度よく考察し,場合によっては研究のストーリを見直し,必要な実験や計算を行なうことも必要かもしれません.

この1ヶ月は,これまでの学生生活の総決算であり,自分の力を試すいい機会だと思います.
全員,できるだけ高いレベルの完成度を目指してがんばってください!

第141回 Dr. Erhan Akdoganを迎えて

2008.01.16

Dr. Erhan Akdoganが6ヶ月間,客員研究員として本研究室に滞在されることになりました.

Dr.
Akdogan はトルコ共和国のマルマラ大学のResearch Assistantで,電子通信工学,コンピュータ科学,制御工学,ロボット工学を専門とされています.
本研究室では,生体信号を利用した制御系や福祉応用の研究を行う予定です.

現在,研究室には日本語,英語はもちろん,トルコ語(エルハンさん)ウィグル語(ゲニ君),中国語(ゲニ君,曽君),韓国語(朴さん)とさまざまな言語に精通したメンバーがそろっています.
日常的な交流を通じて,自然に世界の文化に触れることができ,国際的な視野が身につくようになると思います.
研究に関することはもちろん,文化,政治,経済などいろんな話をしてみるといいでしょう.

第140回 2008年のスタート!

2008.01.09

年末恒例の大掃除,バイオリモート研究会,研究室忘年会も無事終了し,つい先日,新しい年を迎えたと思ったら,今日は1月8日.

今日から全体ゼミも2008年のスタートです.

すでに昨年末からD3の羽田君,平野君の博士学位審査が始まっており,2月末には博士論文に加えて,修士論文,卒業論文の提出,3月には卒業式,学位記授与式とともに,新4年生を迎え,新年度に向けて新たなスタートを切ります.
この間,M1は就職活動もあり,この時期が研究室としては1年を通じて最も忙しい時期です.
各グループ,各メンバー間で協力し,より高いレベルの研究活動ができるよう,今年もがんばりましょう!

年明けから原油価格の高騰,株式市場や為替相場の混乱が続き,世界経済の先行きに不安が広がっているようですが,大切なことは自分たちがなすべきことをきちんと進めていくことだと思います.
「プロフェッショナル・サービス・ファーム」という概念がありますが,本研究室も全体としてひとつの「プロフェッショナル・リサーチ・ファーム」として機能できるよう,今年も取り組んでいきたいと思います.

2008年もよろしくお願いします!

第139回 2007年の全体ゼミも今日で終了です.

2007.12.25

先週,広島で開催された第8回計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会も無事に終了し,2007年も残すところわずか1週間となりました.

個人的には11月中旬から体調を崩し,みなさんにいろいろと迷惑をかけてしまった1年となりましたが,研究室としては例年同様,レベルの高い活動を維持することができたと思います.
これも,柴先生,田中先生,輝平先生,清戸さんの研究室スタッフ,院生・学部生35名の研究室メンバー,さらには多くの共同研究者,研究協力者の皆様はじめ研究室を支えてくださったすべての人たちのおかげです.
ただただ感謝です!

以下,2007年の本研究室研究業績です.

  • 学術雑誌論文:13編(掲載決定を含む)
  • 国際会議論文:15編
  • 国内学会発表:26件
  • 解説記事:2編
  • 新聞・雑誌等記事:15件
  • テレビ等放送:1件
  • 展示会等出展:3件
  • 特許出願:3件
  • 学会等招待講演:11件

大きな成果をあげることができた人もいれば,壁にぶつかり行き詰っている人もいるかもしれませんが,どんな人でも良いときもあれば悪いときもあります.
この1年を振り返り,きちんと今年の総決算と自己評価を行い,また来年,心機一転,がんばりましょう!
来年も引き続き,みんなで力をあわせていければと思います.

来年もどうぞよろしくお願いします!

第138回 第29回バイオメカニズム学術講演会

2007.12.19

来年度のバイオメカニズム学術講演会を,2008年10月25日(土),26日(日)の2日間にわたり,広島大学東広島キャンパスにおいて開催することが決定しました.
大会の運営は,本研究室が中心となって担当します.
http://www.sugano.mech.waseda.ac.jp/biomech/

バイオメカニズム学術講演会はバイオメカニズム学会の年次大会で,毎年1回秋に開催されます.
この学会は,1966年に発足した「人工の手研究会」がその前身で,日本の筋電義手研究,ヒューマノイド研究はこの会の関係者によって始められたと言っても過言ではありません.

バイオメカニズムの研究は,「生物の形態・運動・情報・機能を工学や医学,生物学,心理学などの立場から多面的総合的に解析し,その応用を行う」というもので,まさに本研究室が目指す方向と一致しています.
来年度の学術講演会に参加される人たちが十分,満足していただけるような学会運営ができるよう,研究室メンバー全員で協力し準備を進めていければと思います.

よろしくお願いします.

第137回 辻教授が体調を崩しておられるので、代理で柴がコメントします。

2007.12.04

先週、香川大学で日本人間工学会中国四国支部大会があり、研究室から8件の発表を行いました。
全38演題の中の8演題が我々の研究室の発表ということで、本研究室の発表件数は他施設に比べ非常に多く(かつ研究分野も広く)、大変目立っていたと思います。

発表は、初めての人がほとんどでしたが、皆、堂々と発表しており、院生と勘違いされていた4年生もいたと思います。
質疑応答では、頭の中が真っ白になってしまった人もいましたが、共同演者の助けもあって、総合的には高いレベルの発表になっていたと思います。
 

ただ、発表者は感じたと思いますが、ほとんどの質問は、予想していた専門的な質問ではなく、研究に至るまでのことを訪ねる質問や、関連研究の質問が多かったと思います。
ここからもわかるように、発表前には、自分の研究のことだけでなく、自分の研究の周辺のことや従来研究を良く調べて見直しておく必要があることがわかります。
次回発表するときには、これを改善すると良いでしょう。

 いずれにしても、学会発表は、いろいろなことを考えるきっかけを作ってくれる非常に良い機会ですので、これをうまく生かせるよう頑張りましょう。

   *来年度の第41回大会は、2008年11月22日、県立広島大学(三原)に決まりました。

第136回 秋の学会ラッシュは続く

2007.11.27

今年の秋は研究会や学会のスケジュールが続いています.

11月10日に修士論文中間発表会が行われたことは前回の議事録でお知らせしましたが,同時期(11月10日〜11日)に岐阜大学で開催された第28回バイオメカニズム学術講演会にM2の藤村君が参加し,研究発表を行いました.
(藤村君は修論発表会と掛け持ちでした.)
また11月16日には東京で開催された第2回新しい運動機能解析研究会にD1の島君,M2の閑さん,B4の朴さんが参加し,デモ展示を行いました.
17日には上海に移動し,18日〜21日まで開催されたThe 1st International
Conference on Cognitive Neurodynamics – 2007 (ICCN’07)に参加し,島君が研究発表を行いました.
非常に好評で,よい発表だったと思います.
さらに21日〜23日には宇都宮で開催された第37回日本臨床神経生理学会・学術大会に 参加し,筋電制御システムの紹介を行いました.
そして最後に,すっかり体調を崩してしまいました...

12月1日には高松で第40回日本人間工学会中国・四国支部大会が,7日には三原で第2回義手を語る会が予定されています.
みなさん,体調に気をつけてがんばってください!

第135回 平成19年度修論中間発表会が終了しました.

2007.11.13

11月10日(土)に複雑システム工学専攻の修士論文中間発表会が開催され,本研究室からはM2の11名が研究発表を行いました.

各自,よりよい発表を目指して発表直前まで準備を続けた成果がよくあらわれており,非常によかったと思います.
研究内容,発表内容,発表態度,質疑応答内容,いずれもよく工夫しており,力がついてきている様子が伝わってきました.

本研究室の研究内容は広範囲に及びますが,どのテーマもオリジナリティと魅力に溢れ,学術的にも実用的にも価値がある研究を目指しています.
基礎と応用のバランスをとりながら,生体と工学をインテグレートした新しい研究分野を開拓し,生体システム論研究を確立できればと思っています.
その意味でも,今回の11名の研究発表は,十分,高いレベルに達していたと思います.

中間発表を行った11名は発表の準備を通じて,自分の研究内容を客観的に整理する必要があったと思います.
普段は細かい作業に追われ,全体の流れやポイントを見失いがちですが,研究発表の準備を行うときには,聴く人の立場に立ってストーリを考え,強調して説明すべき点(研究のオリジナリティ,従来研究との差別化,研究の魅力など)と必ずしも詳細を説明する必要がない点(利用した従来技術や理論など)を整理し,時間配分を考えてスライドの準備をしたはずです.
発表が終わったこの時点で,いま一度,自分の研究のオリジナリティ,魅力を精査し,必ず押さえなければならないポイントがどこにあるのか,再確認しておくといいでしょう.
そして,そのポイントにさらなる磨きをかけ,より高いレベルの修論完成を目指してください.
全員,非常に魅力的なおもしろい研究をしていると思います.
その魅力やおもしろさをできるだけ強調できるといいですね.

修了まで,あと100日余りとなりました.
今年度こそ(?),修論「早期」完成を目指して,引き続きがんばってください!

おつかれさまでした!

第134回 研究の魅力を伝えること

2007.11.06

11月5日,6日と2日間,修論中間発表の練習を行いました.
全員,よく工夫しており,研究としての完成度の高さが感じられる発表になっていたと思います.
また予稿の作成も早目に進んでおり,11月10日の中間発表会に向けて,準備が整いつつある様子がよくわかりました.

中間発表では,発表の流れやディテールにも十分,注意しなければいけませんが,もっとも大切なことは自分の研究の魅力やおもしろさを聴衆にアピールすることだと思います.
そして,そのためには自分の研究に自信を持つこと,自分の研究が好きであることが大切です.
全員,魅力的な研究を行っており,素晴らしい成果があがっていると思います.
またその研究成果をあげるために,非常に多くの時間と労力を費やしたものと思います.
誇大広告になってはいけませんが,これまでの研究生活の総決算として,自分の研究の魅力を余すところなく,かつわかりやすくアピールしたいですね!

中間発表,楽しみにしています.がんばってください!

第133回 医工連携シンポジウム in 熊本

2007.11.05

10月30日に熊本市で開催された医工連携シンポジウムに参加しました.
このシンポジウムは,文部科学省都市エリア産学官連携促進事業(熊本エリア)の活動の一環として行われたもので,医工分野からの招待講演と熊本エリアの取り組みが紹介されました.

このシンポジウムにおいて工学領域からのトピックス提供として,生体信号解析の医療応用を目指した本研究室の3つの取り組みを紹介しました.
バイタル信号解析に基づく血管インピーダンスモニタリング技術,運動信号解析に基づく指タップ運動評価技術,そして生体電気信号解析に基づくロボット制御技術です.
核心をついたコメントや質問をたくさんいただき,有意義なディスカッションを行うことができました.

一方,医学領域からは,脳磁気計測に利用した脳外科手術や脳波解析に基づく小児てんかんの外科的治療に関する最先端の動向が紹介され,電磁気学解析や時間スペクトル解析といった工学手法と臨床医学が結びついた非常に興味深いお話を伺うことができました.

熊本エリアの研究成果展示には熊本大学の学生が多数参加しており,医工連携,産学連携の取り組みが進んでいる様子が伝わってきました.
本学でも21世紀COEプログラムを軸に医工連携の取り組みが活発化しています.
工学的な研究性と臨床での実用性の両立を心がけながら,さらに進めていければと思います.

第132回 続・学会発表に向けて

2007.10.23

学会発表予稿の提出が終わり,論文の完成度や研究の進展に大きな達成感を感じている人も多いと思います.
論文提出後の開放感は大きな仕事を終えたような満足感があり,本当に気持ちがいいものです.
達成感は研究者の醍醐味でもあります.

論文の作成時には,研究背景,目的,ストーリー,オリジナリティ,結果の客観性や説得力などなど,多くのポイントを十分に考え,科学的(当然ですが),かつ分かりやすい文章と図表を使って表現していくことが大切です.
このような論文作成時の取り組みが研究を進める上で非常に重要であることは言うまでもありませんが,原稿を提出し終わって一息ついたときも非常に大切だと考えています.

あわただしく作成した論文を提出した後,混乱した実験データやファイル,実験装置等を整理整頓(これも大切ですね)し,もう一度,提出した原稿を落ち着いてじっくり読み返してみてください.
そのとき,以下のポイントをチェックしてみるといいと思います.

1. 原稿再チェック:
論文中に誤字脱字などの誤りはないか,文法的におかしい箇所はないか,目的と結果が対応しているか,数式は間違っていないか,図表に誤りはないか,結果に説得力はあるか,無理に結論を導いていないか,最初から最後までストーリはつながっているか,論理の飛躍はないかなど.

2. 研究内容チェック:
オリジナリティは十分か,行った解析やアルゴリズムは適切か,もっといい方法は考えられないか,よりよいシナリオはないか,意義のある研究か,本当に魅力的な研究かなど.

3. 自分自身チェック:
自分が最初に作成した原稿を読み直し,提出した最終原稿と比較してみてください.
また先生や先輩たちにどのような修正の指摘を受けたか,再確認してください.
そして,提出した原稿をいまなら自分ひとりで作成できるか,すべての計算,実験を先輩たちのサポートなしに自分ひとりで再現できるか,内容のすべてを他の人に話し言葉で(論文なしに)説明できるか,自分の研究の意義や魅力,おもしろさを友人に伝えることができるか,サポートしてくれた先輩たちと同じように他の学生の研究指導やサポートが自分にできるかなど.

そして,必要に応じて原稿を修正したり,新しい方法を試したり,必要な知識を補充したりして,次の機会に備えるとよいでしょう.
これらの積み重ねこそが大きな力になると信じます.

今後も修論中間発表会予稿,国際会議発表論文などなど,研究発表論文の作成が続きます.
急に寒くなりましたが,風邪など引かぬよう体調に気をつけながら,引き続きがんばってください!

第131回 学会発表に向けて

2007.10.16

9月末から10月中旬にかけて,15件以上の学会発表用の予稿を提出しました.
M2の人たちにとっては修論作成の準備段階としての必要なステップであり,また,今年度から本研究室に加入した人たちにとっては4月以降の研究成果をまとめるはじめての機会です.
どの研究も魅力的な内容であり,いずれも,十分,高いレベルの研究論文として成立していたと思います.

予稿締め切り前(後も??)には,みなさん,たいへんだったと思いますが,そのような厳しい状況下でこそ真の実力が試されます.
そして,その状況を乗り切ったとき,大きな自信が生まれます.
このような経験を何度か積めば,どんな状況に置かれようとも冷静かつ的確に対処する力が身につくと思います.
本研究室の多くのメンバーには,すでにその力が十分,備わっていると思います.

研究を進める上で,また原稿をまとめるうえで,お世話になった共同研究者のみなさん,研究協力者のみなさん,そして各グループや研究室のメンバーに感謝しつつ,学会当日にすこしでも高いレベルの研究発表ができるよう,引き続き,がんばってください!
期待しています!

第130回 秋の研究室グループ・パーティのお知らせ

2007.10.09

今年も研究室恒例の秋のグループパーティを 10月12日,19日,26日と3週間にわたって開催します.
いまのところ,12日はMEグループ,19日はA-lifeグループと生体グループ,26日は筋電グループの予定です.
開始時刻は18:30です.
関係者のみなさんの参加も大歓迎ですので,可能な方はぜひご参加ください.

毎年のことですが,秋から冬にかけて学会の予定が目白押しです.
多くの学会では,毎年,この時期に学術講演会やシンポジウムを予定しており,本研究室でも多くの研究発表を申し込んでいます.
また,本研究室が所属する複雑システム工学専攻の平成19年度修士論文中間発表会は,11月10日(土)9:00からに決定しました.
いずれも当日の発表だけでなく,予稿作成,発表練習等,多くのイベントが続きます.
各グループとも,できるだけクオリティの高い研究発表を目指し,メンバー全員で助け合いながら,早め早めに準備を進めてください.

グループパーティでは,しっかり食べて飲んで秋の学会シーズンに備えてください.
(メニューはマンネリ化しつつありますが...)
秋の夜長を楽しみましょう!

第129回 「障害者支援ボランティア概論」の講義を担当しました.

2007.10.02

今年度も「障害者支援ボランティア概論」で,「障害とテクノロジー:最新の支援技術」という講義を担当しました
この講義は,広島大学「障害学生支援のためのボランティア活動室」が中心となって取り組んでいる「教育のユニバーサルデザイン化」活動のひとつで,毎年,集中講義形式で開催されます.

今年度も各学部から100名以上が受講していました.
講義では,本研究室で取り組んでいるバイオリモートやCHRIS等の研究成果,そして研究に協力してくださっている患者さんたちと本研究室との関係を紹介しました.
講義終了後には,受講生に簡単なレポート課題,および感想や要望を書いてもらうのですが,この内容にはいつも驚かされます.

受講生は理系よりも文系の学生が多いからかもしれませんが,工学部的な視点とは違った角度から考察をしてくれる人が多く,いままで思いもしなかったようなことを書いてくれる場合もあります.
また,受講生は1年生が多いのですが,非常に完成度の高い文章を書く人が多く,感心させられます.
物事を自分なりの視点で考察できることは非常に重要だと思います.

どの研究テーマも,いろいろな人たちの意見に耳を傾けながら進めていきたいですね.

第128回 発表アンケートを変更しました.

2007.09.25

本研究室では毎週の全体ゼミにおいて,学生による研究発表評価を実施しています
今日の全体ゼミから,そのアンケートに新たな項目をひとつ追加しました.

新項目は研究の進捗状況に関するもので, 「前回の発表からの進展に満足しましたか」というものです.
他の項目と同様,0から4の5段階で評価します.

この変更は,前期終了時に工学研究科によって実施された全体ゼミ(複雑システム工学セミナー)評価アンケートの結果を踏まえて行うものです.
アンケート結果には,さまざまな感想が書かれていてたいへん参考になりました.
みんなが真剣に,また全力で取り組んでくれている様子もよくわかりました.
その中に,発表評価アンケートで研究の進捗状況も評価して欲しいという意見がありました.
今回の修正はこの要望に応えて行うものです.

研究テーマは一人一人,異なりますし,現時点で取り組んでいる課題の難しさも異なりますので,一概に進捗状況を比較することはできません.
たとえ結果がうまくいかなくても,問題の原因をさまざまな面から考察し,仮説に基づいて改良を試みたがうまくいかなかったということもよくあります.
いろいろと条件を変えて実験してみたが,結果としてうまくいかなかったということもめずらしいことではないでしょう.

今回の新項目は単に研究の成果だけを評価するものではなく,そのプロセスも含めてトータルに評価しようというものです.
研究結果だけでなく,そこに至ったプロセスや考え方をわかりやすく発表することも大切と思います.

アンケートの項目は全部で7つあります.
自己採点が高くなるような発表準備を心がけるといいでしょう.

第127回 今日から2007年度後期全体ゼミの再開です.

2007.09.18

今日から後期の全体ゼミを再開しました.
本研究室では前期と後期の最初の全体ゼミで,全員がレジュメを使って簡単なスピーチをすることになっています.
内容は,直前の休暇期間中の活動報告,今期の目標と研究課題,今後の計画とスケジュールなどです.
また各期の最後の全体ゼミでは,同様に,各期の目標到達状況と自己評価,今後の課題の整理などをそれぞれのメンバーが発表します.

いずれも,わずか3, 4分という短い発表ですが,全員の前でのスピーチです.意外に緊張すると思います.
その中で,できるだけ話し方や態度にも気を配り,みんなに強い印象を与えるよう心がけるといいと思います.
単に自分の考えを伝えるだけでなく,自分がどのように見えるか,他の人が自分にどのような印象を抱くかという点も意識して発表すれば,いろんな意味でよい訓練になるでしょう.
もちろん,レジュメの書き方もできるだけ毎回,工夫しましょう.
年4回の数少ないチャンスです. 有効に活用できるといいですね.

この秋は,修論中間発表や各種学会発表,研究会など多くの行事を予定しています.
もちろん,その後,卒論・修論の作成・発表,またM1の皆さんは就職活動が始まります.
みなさん,忙しくなると思いますが,身体に気をつけながらがんばってください!

後期もよろしくお願いします!

第126回 平成19年度前期全体ゼミ,終了しました.

2007.08.03

4月2日に今年度の全体ゼミをスタートしてから,今日で第18回,これで前期の全体ゼミも終了です.

今週は月曜の卒論中間発表会に加えて,8月1日(水)の自動車研究会と懇親会(計17名参加),8月2日(木)の大掃除,8月3日(金)の全体ゼミとバイオリモート研究会,そして恒例の研究室食事会と忙しい1週間でした.
研究室食事会には,研究室メンバーに加えて,バイオリモート&バイオミュージック研究会のメンバーの方々,教養ゼミの1年生が参加してくれ,総勢51名でひろしま国際プラザに出かけました.
今年も楽しい時間を過ごせてよかったです!!!

8月6日(月)には血管弾性研究会,8月9日(木)には筋電アーム関係の研究打ち合わせを予定していますが,今日で全体ゼミはしばらくお休みです.
院生のみなさんは,それぞれ目的意識を持って,有意義な時間を過ごしてください.
大学院進学希望の4年生は,夏の誘惑(?)に負けず,受験勉強,しっかりがんばってください!!
また学会発表を計画している人はそれぞれのスケジュールにしたがって,発表申し込み,予稿作成などを進めましょう.

次回全体ゼミは9月18日(火)の予定です.
後期も引き続き,よろしくお願いします.
ではみなさん,良い夏休みを!

第125回 卒論中間発表,終了しました.

2007.07.30

7月20日(金),23日(月)の修論中間発表会に続いて,27日(金),30日(月)に卒論中間発表会を開催しました.
発表者10名全員,それぞれよく研究を進めている様子がわかり,非常によかったです.
なかには驚くべき内容の発表もあり,高いレベルの研究発表会だったと思います.

4年生の卒論テーマを決めた時点では,ほとんどの人が研究テーマに関する十分な知識を持たず,ゼロに近い状態からのスタートだったと思います.
卒論に取り組み始めてまだ3ヶ月程度にもかかわらず,これだけの研究発表ができたのですから,自信を持って大丈夫です.
もちろん,4年生同士,互いの発表を聞いて,自分の足らない点,良かった点などいろいろ感じたこともあるでしょう.
また,研究指導はもちろん,いろいろな面でサポートをしてくれた院生の先輩たちの助けがなかったらこれだけの発表ができたでしょうか?

研究内容に関する技能はもちろん,ストーリーのまとめ方,話し方,スライドの使い方,質問に対する回答の仕方,議事録の書き方など,客観的に自分の能力をチェックし,より高いレベルを目指して,少しずつ前進を続けていくといいでしょう.

あと,約1週間で前期の予定は終了します.
この後,夏休み,院試をはさんで,9月から研究活動を再開することになります.
各自,前期の総括,資料整理をしっかり行い, 自分の研究の理想のゴールについてもう一度,よく考察しておくといいでしょう.

発表してくれた4年生のみなさん,研究指導を担当してくれた院生のみなさん,本当におつかれさまでした!

第124回 台湾中央大学 National Central University, Taiwan

2007.07.27

先日,台湾中央大学の方が広島大学大学院工学研究科を訪問され,本研究室を見学されました.
筋電グループのメンバーが中心となって対応してくれ,無事,終了することができました.
このときの様子が留学生学習相談室のホームページに掲載されています.
M1, B4中心に頑張ってくれている様子がよくわかります.

Seminar and Agreement on Academic and Educational exchange with College of Engineering
Office of “Int”ernational Students Graduate School of “Eng”ineering & Faculty of Engineering (INTENG)

生体システム論研究室では工学研究科や工学部,COEなどを代表して研究室見学を行う機会が多く,年間を通じて多くの見学者の方をお迎えしています.
見学会,あるいは研究会の開催にはさまざまな準備が必要で,手間がかかり非常に大変だと思いますが,各グループともいつもよく対応してくれています.

今後も,魅力的な研究内容,わかりやすい説明,きれいに整理された研究室など,いろいろな点に気を配り,見学者の方々にできるだけ満足していただけるよう,心がけていきたいと思います.
どんな状況でも「ホスピタリティ」を大切にしたいですね.

第123回 修論中間発表会,終了しました.

2007.07.23

7月20日(金),23日(月)と週末をはさんで2日間の修論中間発表会を行いました.
発表者11名,約6時間の長丁場となりましたが, みなさん,お疲れさまでした!
早い時期での中間発表ということもあって,修論としてのストーリーの固まり具合にはばらつきがありましたが,全員,それぞれ進捗がよくかる発表でした.

この中間発表で修論のストーリーがほぼ固まった人は,研究のポイントが明確か,先行研究のサーベイは十分か,結果は圧倒的か,発表のストーリは効果的か,再チェックし,修論の内容をラフな形でもいいので,一度,論文の形式でまとめてみるといいでしょう.
文章化することで研究の全体像がよりクリアになり,セールスポイントやウィークポイントをより明確に意識できるようになると思います.
また,修論のストーリーが絞りきれていない人は,この夏休み期間が勝負ですね!

さまざまな可能性にチャレンジし,研究のポイントをより魅力的かつ明確にするようがんばってください.
ブレークスルーがあるといいですね!

秋から冬にかけて,専攻の修論中間発表会やさまざまな学会が予定されています.
予稿提出や発表の予定を確認し,できるだけ早め早めのスケジュールで進めていきましょう.
高い目標をもって,よりレベルの高い修論の完成を目指してがんばってください!

第122回 広島大学エクセレント・スチューデント・スカラシップ

2007.07.20

昨年度の2名に続き,今年度も本研究室からD3の羽田君,D1の島君,B4の朴さんの3名が広島大学エクセレント・スチューデント・スカラシップに選ばれました!
快挙です!

広島大学エクセレント・スチューデント・スカラシップは平成18年度から開始された広島大学独自の奨学制度で,学生の勉学意欲の向上,優秀な人材の輩出などを図ることを目的とし,学業成績,学術活動等において優秀と認められる学生を成績優秀学生として表彰する制度です.
学部生の場合は前年度の学業成績が,大学院生の場合には前年度の研究業績が評価の対象となり,成績優秀学生には表彰状が授与され,当該年度の後期授業料が免除されます.

一般に大学院生の研究業績とは,学術雑誌論文,国際会議発表,国内学会発表,学会賞受賞,特許出願などを指します.

普段から積極的な活動を心がけることが大切ですね.
来年度も楽しみです!

第121回 小林さんの紹介記事が掲載されました

2007.07.09

先日,共同通信の小池さんに取材していただいた小林さんの記事が新聞に掲載されました

光が見える 再生への助走24
福祉ロボット それぞれの障害に合わせ
信濃毎日新聞(夕刊) 2007年6月26日
中国新聞(朝刊) 2007年7月4日

小林さんの生活ぶり,本研究室とのコラボレーションの様子などが紹介されています.
今後,いくつかの地方紙に同様の記事が掲載される予定です.

本研究室の活動は小林さんのような研究協力者や共同研究者の方々に支えられています.
M2の高田君が取材インタビューに答えてくれているように,すこしでも小林さんや関係者のみなさんに喜んでいただけるような研究活動ができればと思います.

第120回 平成19年度卒論・修論中間発表会

2007.07.02

全体ゼミも今日から7月に入り,前期終了まであと1ヶ月を切りました.
今年度も7月末に卒論・修論の中間発表会を行います.

日程は以下のとおりです.

M2修論中間発表(前半6名): 7月20日(金) 12:50-16:00
M2修論中間発表(後半5名): 7月23日(月) 9:30-12:30
B4卒論中間発表(前半5名): 7月27日(金) 12:50-16:00
B4卒論中間発表(後半5名): 7月30日(月) 9:30-12:30

M2は修論発表や修士論文を十分に意識し,研究背景,研究目的を明確にするとともに,研究のオリジナリティや特徴を強調した発表を心がけてください.
4年生は前回の発表時に指摘された点に注意し,前期研究成果のまとめとして魅力的な発表になるよう自分なりに工夫するといいでしょう.
ともによい発表を期待しています!

夏休みまで各研究会の準備や学会発表申し込み,原稿作成など忙しい日が続きますが,各自,夏風邪など引かないよう体調管理には気をつけてください.
全員,よい形を前期を終了できるといいですね.

第119回 ロボットフェアに参加しました

2007.06.25

6月16日に大阪の摂津市で開催された摂津市商工会ロボットフェアにおいて,筋電インタフェース技術を利用したロボット制御のデモを行いました.

研究室からはM1の石井君,山田君,B4の向谷君が参加し,デモ用システムの開発から当日の説明まで,共同研究先の企業の方々と協力しながら積極的に進めてくれました.
会場は子供たちを中心に大勢の一般市民の方々で賑わい,多くの方々に楽しんでいただくことができました.

本研究室では,これまで多くの展示会に参加していますが,これには以下のような狙いがあります.

  • 研究開発してきた技術の信頼性,再現性の実証
  • 展示会見学者の意見や評価を手がかりとした新たな展開の模索
  • 研究成果を外部の人々に伝えるための広報活動
  • 研究を進めるためのドライビング・フォース
  • 展示会当日の対応や出展準備による研究室メンバーの能力アップ

今回の展示会は上記すべての項目において成功だったと思います.
関係してくれたみなさんごくろうさまでした!

摂津市商工会ロボットフェア
ポリテクセンター関西 2007年6月16日

第118回 第二類講座対抗駅伝2007

2007.06.18

毎年恒例の第二類講座対抗駅伝が6月2日(土)に行われました.

今年度も研究室から2チーム(RX−8チームと楽丸チーム:関係者だけが理解できる謎のネーミングですが)が出場し,全35チーム中,3位と15位という見事な成績でした!
大会3連覇は惜しくも逃したものの,研究室単位で成績を比較すれば,第二類全研究室のなかで最高の成績です!
特に6区の梅田君は今年も見事に区間2位を獲得しました.
もちろん,出場者全員,自分の研究や就活等さまざまな活動を普段どおりに行いながらの成績です.
なかなかできることではないと思います.
素晴らしいです!!

B4の平野(陽)君が結果をまとめてくれましたので,以下に引用しておきます.
みなさん,おつかれさまでした!
来年もぜひがんばってください!!!

研究室のみなさま

B4の平野(陽)です.
詳しい結果が大会委員会から送付されてきたので,改めて6月2日に開催された二類対抗駅伝の結果を報告させていただきます.

総合成績
RX-8チーム…3位
楽丸チーム…15位

区間二位
6区…梅田

また応援に来てくださったみなさま,走っていただいた先輩方どうもありがとうございました.
昨年に比べるとやや順位が下がったものの,健闘出来たのではないかと思います.
このような結果が得られたのもみなさまの協力のおかげです.
感謝いたします.

来年度は,今年度の雪辱を果たせるように頑張っていければと思います.
最後になりましたが参加者のみなさま,そして運営してくださりました幹事のみなさま,本当にお疲れ様でした.

第117回 ある学生とのQ&A

2007.06.11

私は研究者(大学の先生)になるという目標があるのですが,ドクター(及び研究者)に求められるものとは何なのでしょうか?

まず能力的には,以下の3つの能力を身につけることです.

  1. 問題を理解する能力
  2. 問題を解決する能力
  3. 問題を発見する能力

1,2は学士,修士レベル,3は博士に必要とされるレベルです.
最終的には,問題を理解し解決するだけでなく,なにか問題にぶつかったときに,その問題点を研究に展開し,新しい研究テーマ,研究分野を開拓していけるような能力の獲得を目指してください.

業績的には,他を圧倒するような研究業績です.
多くの論文を発表する,レベルの高い論文誌に論文を発表する,賞を受賞するなど,なにか特徴があるといいですね.
能力を客観的なエビデンスとして表現することが大切です.

人間的には,人を惹きつける魅力を身につけたいですね.
圧倒的なパワー,鋭い考察力,他人が真似できない独創力,すばやい行動力などなど,いろんな力を身につけた人は魅力的です.
他の人から目標とされるような研究者を目指してください.

もちろん,以上のことをすべて身につけている人は極めてまれですので,ご心配なく.
(私自身も発展途上ですから.)
目標は高く,研究はあせらず一歩ずつ着実に進めていくといいでしょう.
では,がんばってください!

第116回 研究室見学会を開催しました.

2007.05.28

本研究室では,外部の見学者からの依頼,共同研究者の方への研究説明,大学院入学を希望する学生への対応,オープンキャンパス・オープンラボ等の大学行事など,年間,かなりの回数の研究室見学会を開催しています.
もちろん,それぞれの要請に応じての開催ですが,研究を進める上でも重要なイベントと考えています.

まず,研究室で開発した技術の安定性を評価する試金石となります.
デモでシステムを動作させるためには,毎回,安定して動作し,再現性が極めて高いことが必須です.
その意味で,見学会でデモを行うことにより,その研究の完成度の高さを証明したことになります.

また,デモのときには必ず研究の説明が必要になりますが,多くの場合,その研究を担当している学生が行うことになります.
見学者は専門家だけでなく,中には他分野の研究者の方や一般の方もおられます.
自分の研究をすべての見学者に対してわかりやすく,かつ魅力的に説明できるかどうか,これは非常に重要な能力であり,見学会は自分の実力を試すよい機会になると思います.

十分な説明ができれば,見学者からさまざまな意見を伺うことができます.
専門家の指摘はもちろん,専門外の方のちょっとした発言や質問がきっかけとなり,新しい研究に展開することがよくあります.
研究のタネを見逃さないようにしたいですね.

見学者と対話することができる見学会や展示会は大きなチャンスです.
せっかく来てくださった見学者の方々にできるだけ喜んでいただけるようなデモをこころがけていきたいと思います.

第115回 研究会の外部開催実施中

2007.05.22

以前もお知らせしましたが,本研究室では研究会形式で研究を進めています.

今年は研究室内での開催にとどまらず,外部での開催を増やし,さまざまな交流を進めていければと思います.

外部での開催は準備がかなりたいへんになります.
わざわざ出かけていくのですから,時間と費用を無駄にせず,この機会を最大限に活用したいものです.
そのためには,できる限り研究を進め,プレゼンテーションの準備もより充実させる必要があります.
もちろん,スケジュールの調整,先方との事前の打ち合わせ,お願いのメール,お礼と議事録をまとめたメール,課題への対応など,付随する多くのことを処理していくことになります.
これらのことをてきぱき処理することができれば,研究者としても,社会人としても一人前だと思います.

5月18日に大阪大学大学院医学研究科において,指タップMDM研究会を開催しました.
各メンバーが非常によく準備を進めてくれたおかげで,有意義な時間を過ごすことができました.
新しい研究の展開にもつながりそうで,よかったと思います.

今後も各種研究会の外部開催を計画中です.
外部開催の研究会に参加する人は,この機会を生かし,できるだけ多くのことを吸収するようこころがけましょう.

第114回 受賞ラッシュ続く

2007.05.15

1月にも受賞情報をお知らせしましたが,その後も次々とうれしいニュースが届いています.
研究室HPの「トピックス」でもお知らせしましたように,3月以降に本研究室では以下の賞を受賞しました.

  • M1の曽君の学会発表が平成18年度電気学会中国支部奨励賞を受賞.
  • 卒業生の江口君,杉山君が平成18年度広島大学学生表彰学長表彰(学術研究活動)を受賞.
  • M1の谷口さんの学会発表論文が平成18年度日本人間工学会中国・四国支部優秀論文賞.
  • 社会人D3の羽田君の学会発表論文が計測自動制御学会SI2006優秀講演賞を受賞.
  • 卒業生の坂根君の学術論文が日本医科器械学会平成18年度論文賞を受賞.(5月25日に受賞講演が予定されています.)

いずれも,本研究室の研究活動を高く評価してくださった結果だと思います.

これらの受賞は受賞者だけでなく,各研究を支えてくれたグループのメンバー,さらには研究室のメンバー全員に贈られたものだと思っています.
これからもより高いレベルの研究を目指してがんばりましょう!

第113回 平成19年度生体システム論研究室歓迎会を開催しました.

2007.05.08

新しく研究室に参加してくれたM1,B4のみなさんを迎え,毎年恒例の歓迎会を開きました.
(幹事のM1石井君,武田君,ごくろうさまでした!)
県立広島大学の大塚先生も参加してくださり,楽しい会になりました.
今年もすばらしいメンバーが研究室に集まってくれ,非常にうれしく思います.

現時点の研究室メンバーは,学部4年生10名,大学院博士課程前期20名(うちM1:9名,M2:11名),博士課程後期5名の計35名で,スタッフ5名を合わせ総勢40名となります.
昨年度と比べるとすこし減ったとはいえ,今年も大所帯です.

研究室内には,4つの研究グループがあり,それぞれのグループで研究活動はもちろん,先輩から後輩への研究指導,スケジュール管理,研究資材の調達,研究室生活に必要な物品の購入,コンピュータシステムやLANの管理運営など,日常の研究室運営業務を行っています.
各グループの活動はグループリーダを中心に,博士課程後期から学部4年生まですべての学生が協力して進めてくれています.
多くのメンバーが研究室のために,グループのために働いてくれている様子がよくわかると思います.

また本研究室の活動は研究室外の多くの方々に支えられています.
ほとんどすべての研究テーマは外部の方々と協力して進めており,さまざまな方と交流するチャンスがあると思います.
研究会や学会活動などいろいろな機会を通じて,できるだけ多くの人と積極的に関わり,いろんなことを学び,吸収していくよう心がけるといいでしょう.
自分の世界が大きく広がっていくと思います.

では,今年度もよろしくお願いします!

第112回 各種研究会開催中

2007.04.23

研究打ち合わせのスタイルを「研究会方式」に統一しました.

昨年まではグループごとに集まって研究進捗状況を確認していましたが,今年度は全テーマを11の研究会として再編し,研究室外の共同研究者の皆様や主管グループ以外のメンバーも自由に参加可能な形式に変更しました.

現在開催中の研究会は以下のとおりです.

  • インタフェース研究会
  • バイオリモート(BR)研究会
  • Bio-Music(BM)研究会
  • 義手関連研究会
  • Medical Data Mining(MDM)研究会
  • Implantable Medical Devices(IMD)研究会
  • 血管弾性研究会
  • A-Life研究会
  • 自動車研究会
  • ネックインジャリ研究会
  • 運動解析研究会

いくつかの研究会のメンバーは複数のグループにまたがっており,グループの枠をこえたディスカッションができればと思います.
各研究会ともかなり専門的な内容ですので,新メンバーのみなさん(特に4年生)はしばらくの間は理解が難しいことがあるかもしれません.
疑問点があれば質問したり(研究会の途中でも後でも),自分で調べたりして,毎回の研究会の内容をできるだけ消化するように心がけてください.
また,気づいたこと,思いついたことがあれば,遠慮なく発言してください.

研究会の予定は決まり次第,議事録メールでお知らせします.
グループの枠にとらわれず,積極的に各研究会に参加してみるといいでしょう.
研究会のディスカッションの中から,さまざまなアイデアが生まれてきます.
研究の現場を経験するよい機会になると思います.

第111回 今年度も発表評価アンケートを行います.

2007.04.16

先週は就職活動に関連して,自分のことを客観的に観察することの大切さについて述べました.
このことは研究活動についても言えることで,自分の研究や論文を客観的に評価することは意外に難しいです.
何度,見直しても,なかなか誤りや矛盾に気づかないことがよくありますし,2,3ヵ月後に読み直してみて,なんでこんなことを書いているのかと思うことさえあります.

これを改善するひとつの方法は,他の人の論文をよく読んだり,研究発表をよく聴くことです.
後輩の論文や発表をチェックし,修正してあげるのも非常によい訓練になると思います.
他の人の研究なら客観的に観察しやすく,誤りや矛盾点を意外に簡単に見つけることができます.
ここはよくないんじゃないか,ここはおかしいんじゃないかという点を見つけたら,自分だったらどうするか,どう改善するかと自然に考えると思います.
こういうことを続けているうちに,自分の論文や発表も客観的に評価できるようになってきます.

本研究室では,今年度も発表アンケートを続けています.

他の人の発表を聴き,その場でさっとコメントをまとめることは簡単なことではありませんが,毎週続けていくうちに徐々にできようになっていきます.
また,自分の発表も客観的に評価することができるようになり,発表前に自分で自分のスライドを修正したり,発表中にも自分の声の大きさや聴いている人たちの様子などいろいろなことに気を配ることができるようになっていくでしょう.

毎週の発表アンケート,よいコメント,質問が書くことができたかどうかを自己評価してみるのもいいかもしれませんね.

第110回 就職活動の季節です.

2007.04.10

今年も就職活動の季節がやってきました.
本研究室でも10名以上のメンバーが就活中です.
全体的に企業からの求人は順調のようですが,必ずしも合格レベルは下がっていないようです.
面接試験での対応が非常に重要であることは言うまでもありません.

なぜその企業を志望するのか,その企業に入って何がしたいのか,自分は何ができるのか,大学で何を学んだのかなどを,力強く,わかりやすく,かつ特徴的に伝える必要があ
ります.
他の受験者と比較されることも十分に意識してください.
他の人たちとは違う自分らしさ,自分のよさをアピールしたいものです.
面接試験が得意な人にはそれほど難しくないことだと思いますが,大多数の人は面接の経験に乏しく,うまく答えることができるかどうかもわからないのではと思います.
もし自分が面接されている様子を客観的に分析することができれば,良くない点や改善すべき点がよくわかると思うのですが,なかなか自分のことを客観的に観察することは難しいですね.

先日,テレビで模擬面接の様子を放送している番組を観ました.
就職活動をこれからはじめようとしている学部生(2年生や3年生もいました)が実際の企業の採用担当者と面接し,採点されるという内容でなかなかおもしろかったです.

模擬とはいえ本物の採用担当者の面接で,しかもテレビカメラで撮影されているという状況ですから,この面接を受けるのは非常に緊張しそうです.
が,観ているほうは他人事なのでリラックスして観察することができますので,良くない点がよくわかります.
参考になることも多いのではと思います.
そのときの放送で面接官が言っていたポイントは,(うろ覚えですが)以下の3点をアピールすることだったと思います.

  1. コミュニケーション能力:
    相手が言っていることをよく理解し,それに対する自分の考えを伝えることができるか.
    人との会話はピンポンですね.
  2. レスポンスの速さ:
    企業はスピードが命です.
    相手からの質問,メール,課題などにできるだけ素早く対応することが重要.
    速さが価値を生む.
  3. 耐久力:
    どんなに厳しい状況でも,負けずに立ち向かっていける人間か.
    すぐやめそうな人は採用しないでしょう.

よく考えると当たり前のことばかりですが,ゼミでの発表,普段の研究活動,日常生活においても言えることだと思います.
普段からできていればなにも心配する必要はありません.

もし自分がこの模擬面接を受けたら何点くらい取れそうか,考えてみたらどうでしょうか.

第109回 2007年度もよろしくお願いします!

2007.04.02

3月23日に卒業式・学位記授与式が行われ,2006年度は博士課程前期16名,学部8名の計24名が修了,卒業しました.
また科目等履修生として,本研究室に2年間,所属してくれた大原 健児さんも3月末をもって修了し,三井化学に戻られました.

修了生のうち,島 圭介君は博士課程後期に進学し,4月からは日本学術振興会特別研究員(DC1)として研究室に残ります.
卒業生8名については,石井 亨治君,大澤 裕子さん,武田 泰治君,谷口 早矢佳さん,野本 雄平君,村国
英二君,脇田 裕之君の7名が大学院に進学しますので,研究室を離れるのは,M2の市座(吉久) 智之君,江口
良太君,神田 龍馬君,白石 大樹君,杉山 利明君,高畑 雅史君,寺尾 譲君,長門 智大君,糠谷
優之君,林 弘一君,堀上 正義君,松下 和寛君,村上 樹里さん,村上 洋介君,黎 原君,B4の塚本 隼平君,それに大原さんの計17名です.

全員,それぞれの道で活躍されることを祈っています!!

この17名と入れ替わるようにして,新メンバー12名が研究室に配属されました.
研究室外からの新M1として,松本 剛君,山田 裕介君の2名,また新4年生としては,石井 政隆君,加芝
祐介君,片岡 仁之君,河野 曜暢君,寺脇 充君,朴 宗仁さん,檜垣 直哉君,平野 陽豊君,向谷
直久君,楽松 武君の10名です.
今年度もすばらしいメンバーが集まってくれたと思います!
1日もはやく研究室に慣れ,各自の力を存分に発揮してください.
期待しています!
院生,共同研究者のみなさん,サポート,よろしくお願いします.

以上の新メンバーを迎え,今日から2007年度の全体ゼミを開始しました.
今年度もいろんなことに積極的にチャレンジしていきたいと思います.

今年度もよろしくお願いします!

第108回 修論発表会は無事終了!平成18年度全体ゼミも今日で終了です!

2007.03.07

2月28日に,平成18年度の修士論文発表会が行われました.
今年はM2が16名と研究室史上最多人数で,朝9:00から昼休みをはさんで14:30近くまでという長丁場でしたが,よい発表会ができてよかったです.

発表者と研究題目は以下のとおりです(発表順).

  • 杉山 利明
    A Music Interface Manipulated by EMG Signals
    筋電操作型ミュージック・インタフェースの提案
  • 江口 良太
    A Wheelchair-type Robot Agent System Manipulated by Biological Signals
    生体信号で操作可能な車椅子型ロボットエージェント
  • 黎 原
    Operation Assistance of Electric Home Appliances Using Hierarchical Bayesian Network
    階層型ベイジアンネットを用いた家電操作支援
  • 白石 大樹
    A Novel Acceleration Interface That Can Utilize Gestures and Muscle Force ジェスチャと筋力が利用可能な新しい加速度入力インタフェース
  • 市座(吉久) 智之
    An MMG-based Control Method of Prosthetic Manipulators Using Acceleration Sensors
    加速度センサを利用した義手型マニピュレータの筋音制御
  • 村上 洋介
    A Pattern Discrimination of Combined Motions Based on a Muscle Synergy
    筋電信号を利用した筋シナジーによる複合動作のパターン識別
  • 村上 樹里
    A Novel Hierarchical Probabilistic Neural Network with Tree Structure and Boosting Functions
    Neural TreeとBoostingを利用した新しい階層型確率ニューラルネットの提案
  • 島 圭介
    FPGA Implementation of a Probabilistic Neural Network using Delta-Sigma Modulation for Pattern Discrimination of Bioelectric Signals
    生体信号識別を目的とした⊿∑変調に基づく確率ニューラルネットのFPGA実装
  • 糠谷 優之
    Evaluation of Biological Effects of an Air-core Transcutaneous Transformer for an Artificial Heart
    人工心臓用空心型経皮トランスの生体への影響の評価
  • 高畑 雅史
    A Direct Drive Type Ventricular Assist Device System Using an Ultrasonic Motor
    超音波モータを用いた直接駆動型補助人工心臓システムの検討
  • 長門 智大
    Investigation on Thermal Effect and Stimulant Action in an Energy Transmission System for a Wireless Capsule Endoscope
    カプセル型内視鏡へのエネルギー伝送時における熱作用と刺激作用の評価
  • 寺尾 譲
    Evaluation of Endothelial Function Using a Strain-gauge Plethysmogram
    ストレインゲージプレチスモグラムを利用した血管内皮機能の評価
  • 堀上 正義
    A New Ergonomic Evaluation Method of Automotive Interiors Based on Human Visual and Kinematic Properties
    生体の視覚・運動特性を考慮した自動車インテリアの人間工学的評価手法
  • 神田 龍馬
    An Automobile Steering Control System Based on Human Arm Impedance Properties
    生体運動インピーダンスに基づくステアリング制御系
  • 林 弘一
    A Human-Seat Model Based on Mechanical Impedance for the Design of the Safety Seat against Neck Injury
    機械インピーダンスに基づくネックインジャリー軽減シートのための人間‐シートモデル
  • 松下 和寛
    Directional Properties of Human Hand Force Perception during Maintained Arm Posture
    上肢姿勢維持中の人間の手先力知覚方向特性

16名とも,2年間の修士課程での成果を十分に披露してくれました.
それは研究内容だけでなく,発表の組み立て方やスライドの作成の仕方,話し方などにもよくあらわれており,それぞれの成長を実感することができました.
全員,修論発表会にふさわしい内容だったと思います.
もちろん研究としての課題は各自,たくさんあると思いますが,今後の課題や問題を整理し,後輩の人たちが研究を受け継いでいけるよう,最後のまとめをしっかりしておいてください.

今後はそれぞれの道に進んでいくことになりますが,自分自身の力を信じ,自信を持って新しい世界にチャレンジしていってくれればと思います.
この2年間,あるいは3年間の研究室での経験がきっと役に立つと信じています.
また,指導を担当してくれたドクターのみなさん,M2をサポートしてよくがんばってくれたM1,B4のみなさん,おつかれさまでした!
これからも,グループ内,グループ間の結束をさらに進め,みんなで助け合いながら一歩一歩進んでいければと思います.

なんとなく慌しい1年でしたが,各グループとも非常に高いレベルの研究活動を行うことができ,本研究室のアクティビティの高さを示すことができました.
学生数40名,スタッフ数5名というメンバーの人数も,過去最高であり,おそらく今後,これを上回ることはないのではと思います.
その意味でも今年は,忘れらない年になりそうです.
3月16日には新4年生を研究室に迎えます.来年度も引き続き,楽しく&厳しく進めていければと思います.
では,来年度もどうぞよろしくお願いします!

第107回 卒論発表会,終了しました.

2007.02.24

平成18年度卒業論文発表会が2月22日(木)に行われました.
本研究室からは4年生8名と科目等履修生の大原さんの計9名が1年間の研究成果を発表してくれました.

発表者と研究題目は以下のとおりです.

  • 武田 泰治
    筋電操作型ミュージック・インタフェース -楽曲入力システムの開発-
  • 塚本 隼平
    箔状圧電センサを利用したPC操作インタフェースの開発
  • 谷口 早矢佳
    非接触筋電計を用いた電動車椅子制御
  • 石井 亨治
    EMG信号を利用したバリアフリーインタフェースのハードウェア実現
  • 村国 英二
    体内埋込機器のための非接触情報伝送システムの開発
  • 大澤 裕子
    動画像情報を利用した新生児運動のマーカーレス計測・評価システムの構築
  • 野本 雄平
    高速カメラを用いた柔軟変形物のビジュアルインピーダンス計測
  • 脇田 裕之
    シフト操作における手先インピーダンス特性の解析
  • 大原 健児
    立位姿勢における人体の振動伝達特性の解析

発表時間の制限もあり,うまく内容が伝えられるか,すこし心配な部分もありましたが,全員よく準備しており,素晴らしい発表を披露してくれました.
いずれの研究も非常にレベルが高く,魅力的な卒論発表だったと思います.

質疑応答では,研究自体の完成度,論理の組み立て等,いくつかの問題点が指摘され,答えに窮する場面も見られましたが,自分の研究を客観的に見直すよいきっかけになったと思います.
発表のときに,「その点については,今後,検討したいと思います」という回答をよく耳にしますが,この回答はあまりいい回答ではありませんね.
少なくとも,もし検討したらどのような結果になると考えているのか,なぜいままで検討してこなかったのかなどを,きちんと答える必要があります.
発表の場で予想もしていなかった質問に対して,瞬時に答えを組み立て適切に回答するのは簡単なことではありませんが,普段からそういう意識で研究していればきっとできるようになると思います.

研究室に入って全体ゼミで初めて発表した頃に比べれば,全員,成長は著しく,実力がついた様子が非常によくわかる発表会でした.
これは各自の努力とともに,各グループの院生諸君の適切な指導のおかげだと思います.
感謝!
今後も,よりいっそうグループ内,またグループ間の結束を強め,互いに助け合いながら,また刺激し合いながら進めていければいいですね.

各自の研究にはまだまだ先があり,やり残したこと,うまくいかなかったことなど,たくさんの課題があると思います.
今後も妥協せず,より高いレベルの完成度を目指してがんばってください.
学会での論文発表を目標にするのもいいと思います.

来週は修論発表会です.
M2のみなさん,がんばってください!
期待しています!

第106回 新聞取材&受賞情報:その後

2007.02.14

1月17日のコラムでお伝えした新聞取材&受賞情報ですが,その後の状況報告です.

まず,新聞取材の1件目は読売新聞の2月6日の夕刊(地方によっては2月7日の朝刊)に掲載されました.

「朗(老)年最前線」という記事の中で「最先端の福祉用具」として紹介されています.
バイオリモート,CHRIS関係,相変わらず取材申し込みが続きます.
なんとか実用化できるといいのですが.
(ちなみに記事の写真でCHRISに座って操作されているのは,M2の吉久君のお父さんです.)
新聞取材の2件目は,現在も取材が続いています.いつも研究に協力していただいている小林勝さんのことを中心とした記事になる予定です.

また先日,2件の受賞情報を紹介しましたが,今度はM1の曽君が平成18年度電気学会中国支部奨励賞を受賞することになりました.
昨年の電気・情報関連学会中国支部第57回連合大会での研究発表が評価されました.
おめでとう!
学生の受賞は今年に入って3件目です.
すごいですね!

本研究室の研究テーマは,すべて,非常に魅力的な内容と自負しています.
取材や受賞といった目に見える形で評価されるのは非常にうれしいことですが,普段の地道な活動が最も大切だと思います.
より高いレベルの研究を目指して,少しずつ進めてい ければと思います.

第105回 発表アンケート

2007.02.07

先日,M2の修士論文題目を提出し,いよいよ論文提出&発表会まで残りわずかとなりました.
来週からは,卒論,修論の発表練習をはじめます.

本研究室では,学生による研究発表評価を実施しています.
今年度もずっとこの評価を続けてきましたが,大部分の学生諸君は,毎週,適切な評価,コメントをしてくれています.
コメントには,研究の問題点を鋭く突いたもの,新しい研究につながっていくような素晴らしいアイデア,また発表者に対する適切なアドバイスなどが多く含まれています.
特に,何人か人は,毎週,非常に高いレベルの指摘を続けてくれており,いつも感心しています.

来週からは発表練習を予定していますが,発表時間,質問時間とも非常に限られていますので,できるだけ多くの指摘や質問を書いてあげてください.
聴講した研究発表に対して,その場で適切なコメントを書くというのは,非常に大切な能力と思います.
物事の本質を見抜く力を養うという意味でも,短時間によいコメントが書けるようさらに工夫してみてください.

また発表者は,コメントに書かれていることを実際に質問されたらどのように答えるか,また自分の答えに説得力があるか,よく準備しておいてください.
的を得た質問にも,逆に的外れな質問にもうまく答える必要があります.
リハーサルをしっかりしておけば,発表会で多いに役立つでしょう.

では,来週からの発表練習,本番のつもりでがんばってください!

第104回 AROB2007に参加し,研究発表を行いました.

2007.01.31

1月25-27日に大分県の別府で開催されたThe Twelfth
International Symposium on ARTIFICIAL LIFE AND ROBOTICSに参加し,M1の曽に
智君が研究発表を行いました.

発表内容は卒論をベースにまとめたマウスの嗅覚系ニューラルネットモデルに関するもので,Neural
NetworksとNeurocomputersに関するセッションにおいて発表しました.
国際会議でははじめての発表でしたが,見事なプレゼンテーションで,質疑応答にも問題なく対応していました.
素晴らしかったと思います.

今年は,現時点で,D2の羽田君,D1の坂本さん,ゲニ君,M2の島君が国際会議での発表を行う予定です.
英語での論文作成やスライド,口原稿作成も勉強になりますし,一生懸命準備してうまく発表できれば大きな達成感が得られます.
万が一,うまく発表できなくても,他では得がたい貴重な経験になると思います.
国外で開催される場合には費用の問題が生じますが,チャンスがあればぜひチャレンジしてみてください.
できるだけサポートしますので.

第103回 発表会まであと1ヶ月!

2007.01.24

今年度の卒論発表会,修論発表会の日程が決定しました.

卒論発表会は2月22日(木),修論発表会は2月28日(水)です.

発表会まであと約1ヶ月.
その間に研究の総仕上げ,予稿と論文の作成, 発表準備と発表練習と多くの課題をこなさなければなりません.
特に,修論は英語ですので,かなりの時間と労力を要するでしょう.
スケジュール管理と体調によく気をつけ,できるだけ早めに進めていけるといいですね.

毎年繰り返し言っていることですが,これからの1ヶ月は非常に重要です.
論文をまとめるためには,研究の意義と目的,従来研究の位置づけと問題点, 自分の研究のセールスポイント,何ができたか&できなかったか,
今後,何をすべきかなどについて,論理的かつ分かりやすく文章化する 必要があります.
そのためには,上記の各ポイントが頭の中ですっきり整理されて いなければいけませんし,簡潔に人に説明できなければなりません.

もちろん大丈夫と思いますが,念のため,いま一度,上記の各ポイントについて
整理しておいてください.
これまでの結果で本当に十分か,何か足らないものがあるか, よく考察してみてください.
卒論,修論は学生生活の総決算です.
学術雑誌に掲載されるくらいの高いレベルの研究内容と完成度を目指して,最後までがんばってください.
期待しています!

第102回 速報:新聞取材&受賞情報

2007.01.17

先週はいろいろなことがあった1週間でした.

まず,1月10日(水)には,2件の新聞取材に対応しました.
いずれもクリス&バイオリモートに関する内容で,筋電グループのメンバーが対応してくれました.
ロボットによる障害者,高齢者支援の特集記事のための取材で,ロボット技術の福祉応用,特に実用化への期待が高まっていることがわかります.
記事は2月頃に掲載される予定です.
詳しい情報が入りましたら,またお知らせします.

次に,受賞のニュースが飛び込んできました.
まず,M1の兼行君が第5回キャンパスベンチャーグランプリ中国において,環境・健康・福祉部門優秀賞を授与されることになりました.
研究テーマとは別に,独自に考案したポインティングデバイスに対する受賞で,素晴らしいと思います.
それから,同じくM1の高田君が第15回計測自動制御学会中国支部学術講演会講演者表彰を受賞することになりました.
昨年の講演会で発表した内容が評価されたもので,こちらも素晴らしいです.
おめでとう!

取材も受賞も多くの人たちの支援の賜物と思います.
研究室全体で喜びを分かち合えればいいですね.
2007年も最高のスタートを切ることができ,よかったです!

第101回 2007年のスタート!

2007.01.10

新年を迎え,今日から2007年全体ゼミのスタートです.

今年前半の大きなイベントはなんといっても修論,卒論の総仕上げです.
今年はM2:16名,B4:8名,履修生:1名の計25名が論文作成を行いますが,この人数は研究室史上最大です.

もちろん,人数が多くても全員が独自の研究に取り組んでいま すので,
例年通り,研究論文として学会の論文誌に投稿できるレベルの論文作成を目指して, 各自,がんばってください!
ただ,人数が多いため,例年よりも多くの時間と労力が必要です.
全員で協力し,できるだけ早め早めのスケジュールで進めていければと思います.

また4月以降は新しいメンバーを迎え,研究室も再出発です.
今年はかなり多くのメンバーが研究室を離れる予定ですので,引継ぎには十分注意し,早めに取り組んでいきましょう.
研究室を離れる予定の人は後輩たちが困らないように,できるだけ資料整理をお願いします.
来年度も,これまでの研究テーマの継続性と新しい研究テーマの新展開とのバランスを取りながら進めていければと思います.

では,今年もみんなで力を合わせ,魅力的な研究を目指してがんばりましょう!
今年もよろしくお願いします!

第100回 今年の全体ゼミも今日で終了です.

2006.12.27

研究会や学会,そしてノロウィルス騒動と,ばたばたしているうちに年の瀬を迎えてしまいました.
12月は本当にあっという間に過ぎてしまいますね.
12月27日の大掃除,バイオリモート研究会,忘年会を残して,2006年の生体システム論研究室の活動もほぼ終了です.

今年も多くの人たちに支えられ,順調に活動を続けることができました.
柴先生,田中先生,輝平先生をはじめとする研究室スタッフ,そして学生・履修生40名の研究室メンバー,さらには多くの共同研究者,研究協力者の皆様のご支援のおかげです.
深謝!

以下,今年の研究室の研究業績です.

  1. 学術雑誌論文17編(掲載決定を含む)
  2. 国際会議論文12編
  3. 国内学会発表38件
  4. 解説記事4編
  5. 著書2編
  6. 学会賞4件(ベストセッション賞除く)
  7. 新聞・雑誌等記事4件
  8. テレビ等放送4件
  9. 展示会等出展3件
  10. 特許出願6件
  11. 特許公開2件
  12. 学会等招待講演4件

いろいろ新しい研究テーマに挑戦することもでき,非常に密度の濃い1年だったと思います.
来年も引き続き良い研究ができるよう,みんなで力をあわせていければと思います.
来年もどうぞよろしくお願いします!

第99回 医と工の連携

2006.12.20

ここしばらく,医工連携関係のイベントが続いています.
11月20日には第1回医療・診断機器開発研究交流会で講演,
11月30日には第19回血管弾性研究会を広島で開催,12月8,9日は広島大学医学部の先生方と21世紀COE関係の打ち合わせ,12月11日には(株)日立製作所基礎研究所健康システムラボと研究打ち合わせ,そして先週はノロウィルスに感染し,一人で「医工連携」していました・・・

医工連携研究は,医療現場におけるニーズが明確で,研究成果が病気で苦しむ人々の助けとなる可能性があるだけでなく,いろいろな新しい研究テーマを開拓できる可能性がある魅力的かつやりがいのある研究分野だと思います.

本研究室では以前から,MEグループはもちろんのこと,筋電グループと生体グループでは理学療法,作業療法,脳神経科学分野の先生方と,またA-lifeグループではバイオ分野の先生方と連携しながら研究を進めています.
また,21世紀COEプログラム「超速ハイパーヒューマン技術が開く新世界」においても医工連携テーマを積極的に推進しています.
現在,第46回日本生体医工学会大会に,M2の島君,B4の大澤さん,石井君,谷口さん,村国君が計5件の研究発表を申し込んでおり,研究室全体として積極的に取り組んでいます.

今後も新しい研究テーマを開拓しながら,積極的に進めていければと思っています.

第98回 師走に突入!

2006.12.06

本日の全体ゼミからいよいよ12月です.
今年度の後期ゼミを開始したばかりだと思っているうちにあっと言う間に師走ですね.

私は,毎年この時期に年末までの仕事の計画を立てます.
山積みになっている課題をすべて年末までにクリアし,さっぱりした気分で新年を迎えたいという思いからです.
12月31日に除夜の鐘を聴きながら,「今年は計画通りできたなあ!」と思いたい.
さてさて今年はうまくいくかな?

みなさんも今年度(あるいは後期)の計画に,もう一度,目を通し,進捗状況を確認してみてください.
順調に進んでいますか?
特に,M2,B4のみなさんはどうでしょうか?
いずれにしてもこの時期が一番大切と思いますので,年末までに研究内容はもちろん,論文作成もある程度,進めておけるといいですね.
「年末」というのは,ちょうどいい「締め切り」になると思います.
自分自身で締め切りを設定し,自分自身でそれをクリアしていくこと,これが大切ですね.

あと1ヶ月足らず,みなさん,ゆっくりと新年を迎えられるよう,がんばりましょう!

第97回 第39回日本人間工学会中国・四国支部大会を開催しました.

2006.11.29

11月25日(土)に,本研究室で運営する第39回日本人間工学会中国・四国支部大会を開催しました.

会場は広島大学東広島キャンパスで,交通の便もよくなく,また非常に寒い一日となりましたが,予想以上に多くの方々が参加してくださいました.
また日頃から本研究室にご協力いただいている共同研究者の皆様をはじめ,卒業生,修了生の皆さんもたくさん駆けつけてくださり,たいへん楽しい一日を過ごすことができました.

当日は,機材不調などいくつかのトラブルに見舞われましたが,大阪大学の金子真先生による特別講演,計30件の研究発表,支部総会,理事会,企業展示,研究室見学,植野洋美さん,坂井里衣さんによるミニコンサートを含む懇親会など,多くの行事を順調に行うことができました.

また,研究室からはD2の羽田君(豊田中央研究所),D1のアブドゲニ君,M2の堀上君,M1の閑さん,B4の武田君,谷口さん,塚本君,脇田君の計8名が研究発表を行いました.
特に4年生はこれがはじめての学会発表でしたが,よくがんばったと思います.

今年度の支部大会は本研究室主催ということもあり,講演論文集の作成,会場設営等の事前準備,当日の運営,後片付けにいたるまで,多くの作業が発生しました.
非常にたいへんだったと思いますが,柴先生,田中先生,輝平先生の指揮のもと,今永さんはじめ,学生諸君全員の協力で乗り切ることができました.
各グループのグループリーダの皆さんは特にたいへんだったと思いますが,各グループとも見事な働きだったと思います.
みなさん,本当にごくろうさまでした!!!

来年度の支部大会は,平成19年12月1日(土)香川大学工学部において土居俊一先生
(香川大学)を大会長として開催する予定です.
多くの皆様のご参加をお待ちしています.

第96回 学会ウィーク

2006.11.22

先週末は2つの学会に参加し,計7件の研究発表を行いました.
ひとつは,11月17日(金)〜19日(日)に鹿児島で行われた第21回生体・生理工学シンポジウムで,M2の松下君,M1の太田君が研究発表を行いました.
もうひとつは11月18日に岡山で行われた第15回計測自動制御学会中国支部学術講演会で,M2の島君,白石君,村上樹里さん,村上洋介君,M1の高田君の5名が研究発表を行いました.

前者はポスター発表,後者は口頭発表でしたが,この発表を目指して研究を進めてきた成果が十分に発揮され,よい発表ができたと思います.
また多くの質問やご意見をいただき,今後の研究を進める上で非常に参考になったと思います.

研究を進めていく際,適切なタイミングで学会発表を行うことは,予稿や発表スライド
作成する際に自分の研究を見直すことができ,また日程的な締め切りが設定されるので非常によいmotivationになります.
学会で質問してもらったり,他大学の研究に触れたりすることで多くの刺激をもらうこともできます.
もちろん,発表のときは非常に緊張すると思いますので,プレゼンテーションの経験を積むには絶好の舞台になります.
みなさん,ぜひ学会発表を目標にして,がんばってください!

11月25日(土)には,本研究室で運営する第39回日本人間工学会中国・四国支部大会
を開催します.
発表を予定している8名のみなさんはよい発表ができるよう,がんばってください!
期待しています!

第95回 平成18年度修士論文中間発表会が終了しました.

2006.11.14

11月11日(土)に修士論文中間発表会が開かれ,本研究室からはM2の16名が研究発表を行いました.
朝9:00から昼休憩をはさんで15:00前までというハードなスケジュールでしたが,全員,非常に良い発表だったと思います.

例年,研究の目的や意義,オリジナリティなどに関する質問に対して答えに詰まる場面がよく見られたのですが,今年度は全体に発表だけでなく,質問に対してもよく答えられていたと思います.
もちろん,各自,研究内容,予稿作成,発表内容,質疑応答など,いろんな課題が残ったと思いますので,自分でよく確認しひとつひとつ解決し,より充実した修士論文が作成できるよう十分に考察しておくといいでしょう.

今回の中間発表は,直前に大きな展示会があったり,発表や論文作成になれていない人がいたり,いろいろ大変だったと思いますが,みんなでよく協力していたと思います.
実りの多い修論中間発表会でした.

M2の人たちはさらに高いレベルの研究内容と発表を目指し,最後までがんばってください!
おつかれさまでした!

第94回 「アキバ・ロボット運動会2006」に参加しました.

2006.11.06

11月2日〜5日まで秋葉原のUDXビルで開催されたアキバ・ロボット運動会2006に参加し,本研究室で開発したCHRISの展示を行いました.

この展示会,一般の幅広い年齢層の方々に,ロボット技術に実際に触れていただくことを目的に企画されたものです.
先端技術は「恐れず,崇めず」,そのありのままの姿を知ることが大切です.
その意味で,展示会期間中,多くの子どもたちやお年寄りの方にCHRISに触れていただくことができ,意義深いイベントになったと思います.

今回の出展の準備,運営は,筋電グループの江口君を中心に,M2の島君,杉山君,M1の閑さん,重藤君,高田君,B4の石井君,大澤さん,塚本君,武田君の計10名が担当してくれました.
展示会では,2台のCHRISのうち1台が動作不能になったり,会場の様子を見ながらその場でデモ内容を変更し,CHRIS制御プログラムを新たに作成したり,さまざまなことがありましたが,全員で力を合わせて工夫することにより乗り切ることができました.

予想だにしないトラブルをその場で臨機応変に解決すること,現状より高いレベルを目指して改善を続けること,これらを継続して実行する能力こそが真の実力だと思います.
どんな問題に対しても,全力で対処している人をみると気持ちがいいですね.

今後もこのような展示会等の機会があれば積極的に参加できればと思います.

第93回 21世紀COEプログラム:中間評価の結果は?

2006.11.01

以前のコラムで,本研究室が参加している広島大学21世紀COEプログラム「超速ハイパーヒューマン技術が開く新世界」の中間評価ヒアリングについてお話しましたが,先日,その中間評価の結果が,日本学術振興会のホームページで公表されました.

結果は,見事A評価で,審査委員の先生方からは高い評価が与えられました.

最終評価でA評価を受けたプログラムは,グローバルCOEへ引き続き採用される可能性もあるとのことで,非常に良かったと思います.
今後も,超高速カメラの開発,機械インピーダンス計測を中心としたダイナミクスセンシング技術の開発,さらなる医工連携研究の推進の3つを軸に,平成20年度までプログラムは続きます.
本研究室でも,ロボティクス研究室と協力しこのCOEプログラムに少しでも貢献できればと思います.

COEプログラムでは特別研究員(ポスドク),リサーチ・アシスタントを随時募集しています.
興味がある方は辻までお問い合わせください.

第92回 グッドデザイン賞,受賞!

2006.10.24

本研究室で開発を進めてきた「サイバネティック・インタフェース:Bio-Remote」が,2006年度のグッドデザイン賞を受賞しました!

今年のグッドデザイン賞は,商品デザイン部門,建築・環境デザイン部門,コミュニケーションデザイン部門,新領域デザイン部門,ロングライフデザイン賞の5部門から構成されています.
本研究室の受賞は新領域デザイン部門で,Bio-Remoteのコンセプトが評価されたことになります.
審査員からは,「障害者特性を理解した遠隔操作のインターフェースとして優れ、健常者の人体通信システムの発展の可能性もある。」
「生きている部分を使って、必要な作業をすることができる、システムの考え方が素晴らしい。」 「身体障害者に対してユニバーサルなコントローラーを提供している点を評価。」
といったコメントいただきました.

表彰式は,10月25日(水)にホテルイースト21東京で行われます.
現在,こちらのホームページで応援メッセージを募集しています.
皆様のメッセージをお待ちしています!

第91回 秋の学会シーズン,真っ盛り!

2006.10.17

毎年,秋には多くの学会で,学術講演会やシンポジウムが開かれます.
本研究室でも,この2週間くらいの間に,20近くの学会発表を申し込み,予稿集に掲載するための論文を作成しました.

初めて学会に論文を執筆,投稿する人たちにとっては,非常にたいへんな作業だったと思いますが,これまでの研究を総括し,客観的に自分の研究のスタンスを見直すよい機会になったと思います.
きちんと論文をまとめようとすると,研究の狙い,従来研究の現状,もっとも重要なポイント(オリジナリティ),結果で明らかになったこと・ならなかったことなどが,明確かつコンパクトにまとまっている必要があります.
もちろん,記述や式に誤りや矛盾がすこしでも残っていると科学論文としては失格になってしまいます.
その意味で,非常によい経験になったのではないでしょうか.

論文を作成するにあたり,多くの院生の諸君が論文作成の指導をしてくれました.
自分自身の研究課題をこなしながら,他の人の論文作成を手伝うことは,それだけの実力がないとできないことで,M2の人たちをを中心に,非常によくやってくれたと思います.
自分のことだけでなく,グループ全体,研究室全体に貢献ができる人こそ,高く評価されるべきと思います.
みなさん,ごくろうさまでした!

また,原稿作成を行っていた人の多くは,原稿をチェックする相手のことをよく考え,再チェック時に修正箇所にマークを付けて読みやすくしたり,なぜその変更を行ったかという理由も詳しく書いてくれたり,論文提出後に投稿の最終報告と今後の研究課題をまとめてくれたりしていました.
こういう心配りに触れると,チェックする立場の人も,たとえどんなに忙しくても非常に気持ちよく原稿チェックを行うことができるでしょう.
ちょっとしたことの積み重ねが大切ですね.

どんな人でも,締め切り等が迫ってきて追い詰められてくると,どうしても余裕がなくなり自分のことしか見えなくなりがちですが,いろんな形で協力してくれている研究室の他のメンバーのことにも十分に気をくばりながら,研究を進めていければと思います.

第90回 「障害者支援ボランティア概論」

2006.10.03

今年度も,教養的教育の授業科目の一つである「障害者支援ボランティア概論」で,「障害とテクノロジー:最新の支援技術」という講義を担当しました.

「障害者支援ボランティア概論」は,障害者の支援活動を行ううえで必要となる基礎知識の概要を学ぶことができます.
ノートテイクやパソコンを使った点訳などの体的な支援技術を学ぶ「ボランティア実習A,B」とともに,アクセシビリティ・リーダの育成を目的としたカリキュラムの一貫として開講(集中講義形式)されています.

広島大学では,障害の有無にかかわらず,すべての学生が学びあい,競い合い, 助け合うことのできる環境を目指し,「教育のユニバーサルデザイン化」に取り組んでいます.
アクセシビリティ・リーダーの育成はこの活動のひとつです.

今年度は各学部から約140名が受講していました.
興味のある人は,受講してみたら視野が広がるかもしれませんね.

第89回 合格!

2006.09.26

今週は良いニュースが2つありました.

ひとつはグッドデザイン賞にノミネートされていたバイオリモートが2次審査に合格したことです.
8月23日〜26日に開催されたグッドデザイン・プレゼンテーション2006の一般公開に先立って実施された2次審査会において,本研究室から出展した「サイバネティック・インタフェース:バイオリモート」が見事,2次審査に合格しました.
この審査,非公開ということで,展示した機材が正常に動作するかどうか心配しましたが,なんとか乗り越えることができました.
柴先生,梅津君,江口君はじめ,関係者のみなさんの尽力のおかげと思います.
みなさん,ごくろうさまでした.

今年のグッドデザイン賞の発表は10月2日に行われます.
さて,どうなりますか.

もうひとつは,大学院博士課程前期入学試験の結果です.
9月20日(水)に合格者発表があり,本研究室から受験した4年生7名,外部からの入学希望者1名の計8名が,見事に全員合格しました.
おめでとう!!!よかったですね!
いずれも,将来の生体システム論研究室を支えていってくれる人たちだと思います.
これからもみんなで協力しながら,しっかりがんばってください!

今年の後期は幸先の良いスタートが切れました.
この調子を続けたいですね!

第88回 第4回生活支援工学系学会連合大会,第24回日本ロボット学会学術講演会に参加し,研究発表を行いました.

2006.09.19

先週開催された2つの学会で,本研究室のメンバーが研究発表を行いました.
一つは9月11日(月)〜 13日(水)に東京理科大学野田キャンパスで開催された第4回生活支援工学系学会連合大会で,M2の江口君,糠谷君,M1の三成君がそれぞれ研究発表を行いました.
また事前審査で江口君,三成君の発表論文が賞の候補論文として選ばれ,見事に江口君がインタラクティブセッション最優秀発表賞を受賞しました!
江口君,おめでとう!
二つ目は9月14日(木)〜16日(土)に岡山大学津島キャンパスで開催された第24回日本ロボット学会学術講演会で,M2の堀上君,吉久君が研究発表を行いました.

発表者全員,夏休み期間に研究を進めた成果がよく表れており,いずれも非常に良い研究発表だったと思います.
現在,各自が取り組んでいる研究が全国的に見ても十分に高いレベルにあること,本研究室の研究発表の完成度が他大学等に比べて勝るとも劣らないものであることが実感できたのではないでしょうか.
今後も自信を持って,それぞれの研究に取り組んでいってください.

この秋から冬にかけて,多くの学会発表を予定しています.
魅力的で完成度の高い研究成果が披露できるよう,がんばりたいですね.

第87回 今日から全体ゼミ再開です!

2006.09.12

9月も中旬となり,いよいよ今日から全体ゼミを再開しました.
この2ヶ月の間に,オープンキャンパス,グッドデザイン・プレゼンテーション2006出展,大学院入試,ゼミ旅行,テレビ取材,各種研究会開催などいろいろなことがありましたが,詳細についてはまた別の機会に報告できればと思います.

この秋は,卒論・修論中間発表,各種学会発表,人間工学会支部会主催など多くの行事を予定しています.
自分の研究に関しては,それぞれのセールスポイントを明確にしながら,圧倒的に魅力的な研究成果を目指しましょう.
また,自分のことだけでなく,他のメンバーに対するサポート,グループ全体,研究室全体に対する貢献度も意識し,いろんなことにできるだけ積極的に取り組んでください.

もちろん,自分だけで研究しているわけではなく,共同研究者や研究協力者の方々をはじめ,多くの人たちに助けていただいているんだということを忘れないよう心がけたいですね.
自分のことだけでなくみんなのことを考えて行動できる,そんな本当の実力を備えた魅力的な人材を輩出できればと思っています.

では,後期もがんばりましょう!

第86回 平成18年度生体システム論研究室全体ゼミ,今日で前半終了です

2006.08.01

今日から8月.
3月29日に全体ゼミを開始してから,はやくも4ヶ月が経ちました.
今年度前半もいろんなことがあり,楽しかったですね!
各グループとも,グループリーダを中心によくまとまっていたと思います.

7月28日(金)には,恒例の研究室食事会を開きました.
今年度の参加者はゲストを含めて総勢52名でした!
楽しい時間を過ごせてよかったです.
8月3日(木),4日(金)に予定されているオープンキャンパスや来週の研究会などいくつかの予定を残していますが,全体ゼミはしばらくお休みです.
大学院進学希望の人たちは,夏の誘惑(?)に負けず,受験勉強,がんばってください!
ぜひ,全員,そろって合格を!!

院生のみなさんは,それぞれ目的意識を持って,自らの課題をクリアしていけるといいですね.
有意義な時間を過ごしてください.

次回全体ゼミは9月12日(火)の予定です.
みなさん,良い夏休みを!

第85回 卒論中間発表会,終了しました.

2006.07.28

7月24日(月),26日(水)の修論中間発表会に続いて,28日(金)に卒論中間発表会を開催しました.
発表者9名全員,卒論に取り組み始めてまだ3ヶ月程度にもかかわらず非常に良い発表だったと思います.
想定していた内容をはるかに超える 発表が多く,「研究発表」としてのレベルに,十分,到達していました.

また,ほとんどの人がまだ2度目の全体ゼミ発表だったにもかかわらず,話し方,スライドの使い方,質問に対する回答の仕方,議事録の書き方
にも格段の進歩がみられました.
この3ヶ月間の成長がよくわかる発表会だったと思います.
おつかれさまでした!
また,それぞれ研究指導を担当してくれた院生のみなさんもごくろうさまでした!

もうしばらく予定が入っていると思いますが,基本的には夏休み,院試をはさんで,9月以降に研究活動を再会することになります.
各自,前期の総括,整理を行い, 自分の研究の理想のゴールについてもう一度,よく確認しておくといいでしょう.
これから,自分なりの新しいアイデア,工夫を盛り込んでいけるといいですね.
がんばってください!

第84回 修論中間発表会,終了しました.

2006.07.27

7月24日(月),26日(水)と2日間に渡って開催した修論中間発表会が終了しました.
発表者16名,約7時間に及ぶ長丁場でしたが, 発表者および聴講者のみなさん,お疲れ様でした!

完成度の非常に高い人もいれば,まだ発表ストーリや研究内容が練れていない人まで,さまざまでしたが,全体として気になった点は以下の3点です.

  1. 研究のポイントは明確か
  2. 先行研究のサーベイは十分か
  3. 発表のストーリは効果的か

自分の研究の特徴(オリジナリティ)を常に意識してください.
そして,その特徴の表現が本当に適切かどうか,誇大広告になっていないか,厳しくチェックしてみて ください.
そのためには,先行研究のサーベイが非常に重要です.
年表や分類を適切に 行い,自分の研究との違いを明確かつ具体的に示しましょう.もちろん,似たような研究は見当たらない場合にはそのことを主張すればいいでしょう.
また,いくら研究内容が優れていても,発表のストーリが悪いと研究の良さが伝わり ません.
全体の組み立て,スライドの構成,図や画像,実験内容など,すべてに効果的なス トーリが必要です.
狙いが明確で,かついいシナリオがあれば,聴衆の関心を惹きつけること ができるはずです.

各自,もう一度,今回の発表スライドを見直し,上記の3点をチェックしながら,修
正してみてください.
今後の研究方針や次回の発表に役立つと思います.

もちろん,今回の発表で,全員,修論のゴールは十分に見えたと思います.
また,全員,着実にゴールに近づいていることもたしかです.
年内完結を目指し,できるだけ早めのスケジュールで進めていきましょう.
がんばってください!

第83回 マツダ三次自動車試験場を見学させていただきました.

2006.07.25

共同研究者をお願いしているマツダ株式会社車両実験研究部の農沢部長,車両実験研究部クラフトマンシップ開発グループの西川マネージャーに特別にお願いして,三次自動車試験場を見学させていただきました.
3年前に続いて2度目の見学です.

7月16日(日),西条キャンパスから貸し切りバスを仕立て,総勢32名で三次を訪問しました.
三次ワイナリーでの昼食(ジンギスカン,おいしかったですね!)の後,三次自動車 試験場にお邪魔しました.
たいへん暑い一日でしたが,風洞実験施設等の見学,運転体験,そして宮本さんの安全運転講習会などなど,非常に楽しい時間を過ごすことができました.
最先端の自動車開発の現場に直接触れることができ,研究を進めていく上でも たいへん参考になりました.
日曜日にもかかわらず快く対応してくださったマツダ株式会社のみなさんに感謝します.
ありがとうございました!

生体システム論研究室ではできるだけ研究室外の方々との連携を進め,研究室だけではなかなか得られない情報を取り込むようにしています.
このような外部の方々との交流が貴重な刺激となり,新たな研究展開,あるいは人材育成につながると考えているからです.

これからも積極的な交流を継続していきればと思います.

第82回 研究室運営会議「研究室ミーティング」

2006.07.10

本研究室では,毎週水曜日の午前中,研究室ミーティングを開いています.
メンバーは,教員3名+職員2名の計5名のスタッフ,および学生約10名(各研究グループのグループ・リーダ,およびサブ・リーダ,B4,M1,M2の学年リーダ)です.
このうち,学年リーダは輪番制で,学生全員が少なくとも年に何回かは研究室ミーティングに出席することになります.

研究室ミーティングには,大きく分けて2つの目的があります.

第一は研究室全体の運営です.
研究予算の執行計画から会計管理,研究室内の環境整備(一般物品の購入やメンテナンス,部屋の掃除や修繕など),全体ゼミやグループゼミ,見学会,研究室デモ,ゼミ旅行など各種行事の計画・管理・運営,それから予期せぬトラブルへの対応など,研究室内のさまざまなことをできるだけ全員で情報共有しながら運営しています.
昨年度までは,ミーティングに出席する学生としない学生に別れていましたが,今年度からは全員が出席することにより,自分たちで研究室を運営しているんだという感覚を少しでも共有できればと思っています.

第二の目的は,各グループの活動状況の把握です.
グループメンバーの研究進捗状況,学会発表計画,研究に必要な購入物品の検討などを,グループの代表者であるグループリーダとサブリーダが報告してくれます.
彼らには負担が大きく,毎週,準備がたいへんだと思いますが,グループの運営のためにリーダーシップを発揮してがんばってくれています.

この数年間,大学の研究室を取り巻く状況は大きく変化し,研究室を運営するために必要な作業が急激に増加しています.
おそらく,ほぼ全員が多くの仕事や問題を抱え,非常に忙しくしていることでしょう.
また,50名近い人間が共同で生活しているわけですから,いろいろな問題も発生すると思います.
より良い研究室にしていくためには,自分の時間を使って研究室やグループの仕事をしてくれている人たちに感謝すること,それぞれが互いの状況を思いやり,自分ができること,やるべきことをきちんとしていくこと,なにか問題があれば早めにみんなで共有し対処していくこと,この3つが大切と思います.

現在,7月末の中間発表,8月のオープンキャンパス,9月のゼミ旅行などの準備をそれぞれの担当者の人たちが進めてくれています.
できるだけ,みんなで助け合いながら,より高いレベルを目指して工夫していけるといいですね.

第81回 2006年度卒論・修論中間発表会のお知らせ

2006.07.03

全体ゼミも7月に入り,前期最終回まで約1ヶ月となりました.
今年も夏休みの前に,卒論・修論中間発表会を行いたいと思います.
修論中間発表会は7月24日(月)と26日(水)の2日間に分けて,卒論中間発表会は7月28日(金)に,いずれも9:30開始の予定です.
M2は修論発表のファースト・バージョンとして,4年生は前期研究成果の総決算として,ともによい発表を期待しています!

夏休みまで残りあと約1ヶ月.発表予定者はもちろん,発表者以外の人も,いま一度,自分自身の研究目的と前期の研究計画を見直し,それぞれの目標とスケジュールを再点検してみてください.
もちろん,まだ中間発表なのであせる必要はありませんが,できれば夏休みまでに一区切りがつけられるよう,それぞれの計画にしたがって進めるといいでしょう.
この1ヶ月が勝負と思います.
集中してがんばりましょう!!

第80回 多謝!

2006.06.26

藤田さん,小林さんが出演してくださった日本テレビの取材内容が,
6月15日に放送されました.
こちらが考えていたよりも大きく取り上げて くださり,また藤田さん,小林さんのインタビューも放送されるなど,
非常によかったと思います.
こちらからのいろいろな要望に応えてくださった日本テレビの尾上ディレクターに感謝!

放送の後,いくつかの問い合わせをいただきましたが,その中にはたまたま番組をご覧になった一般の方からの励ましの電話もありました.
最近,知り合いの方が事故にあわれ,ショックを受けておられたとのことで, 私たちの研究内容を放送で知り,同じような障害を持っておられる藤田さんや小林さんの姿を見て,たいへん勇気付けられたとのことでした.
残念ながら私たちにはたいした力はありませんが,このようなことを感じて くださる方がすこしでもおられれば,それだけで研究活動の意義を実感することができます.
有難いことですね.
感謝!

また,6月22日にはマイクロ・ビークル・ラボの松尾さんにご協力いただき,
CHRISのバッテリーをリチウムイオン電池に入れ替え,電源を強化することができました.
松尾さんはリチウムイオン電池を製造販売する会社を設立されて間もないにもかかわらず,本研究室のCHRISプロジェクトにご賛同いただき,
高価なリチウムイオン電池を無償で提供してくださり,またわざわざ大阪から 広島まで足を運んでくださっています.
感謝!

本研究室の活動が多くの方々によって支えられていることを実感した1週間でした.

第79回 4年生8名が全体ゼミにデビューしました!

2006.06.20

先週と今週の全体ゼミで,4年生8名が発表してくれました.
いずれもこちらの予想を上回る素晴らしい発表でした!
みんな,プレゼンが上手だったというだけでなく,何名かは研究内容も非常に充実しており,そのまま学会で発表してもよいような高いレベルの発表もありました.
実質的な準備期間が1ヶ月程度であったことを考えれば,本当にすばらしい発表だったと思います!

全体ゼミで発表を行う目的は,

  • 研究発表の組み立て方を学ぶこと
  • プレゼンテーション用スライドの作成法を学ぶこと
  • PCと液晶プロジェクタの使用法になれること
  • 人に説明できるレベルにまで,自分の研究テーマの理解度を深めること
  • 大勢の前での発表を経験すること
  • 質疑応答を経験すること

で,いろんな意味で自分がしていることを効果的にアピールすることの大切さを感じて欲しいという点にありました.

この点に関しては,全員,十分に感じてくれたものと思います.

それから,さらに心に留めておいて欲しいことは,先輩たちの指導や他のグループメンバー,研究室メンバーのサポートの有難さ,大切さです.
特に,研究テーマに関連している先輩たちは,自分の時間を割いてまで4年生を 指導してくれたのではないでしょうか.
指導してくれた先輩たちの助けやグループゼミでの発表練習, あるいは過去に卒業した先輩たちが残してくれた資料がなければ,発表準備はもっと大変だったのではと思います.
研究室みんなの助け,それに多くの時間と労力を費やした自分自身の努力が結びついた結果が素晴らしい発表として結実したものと思います.

おそらく発表後に感じたであろう達成感と充実感,それからほんの少しの悔しさと恥ずかしさを忘れずに,次回の発表に向けてがんばってください!
期待しています!

第78回 今年度の就職活動,無事,終了しました.

2006.06.12

今年は,M2:15名,B4:1名が就職活動を行っていましたが,無事,全員,内々定を獲得しました.
みなさん,おめでとう!!

それぞれ多くのことを経験し,いろんな苦労をしたと思いますが,この3ヶ月あまりで,みんな,見違えるように成長したと思います.
普段の行動や態度,話し方,発言内容にそれぞれの成長があらわれているのではないでしょうか.
一言で言えば,「しっかりしてきたな」という感じです.

  • 何事に対してもポジティブにチャレンジする気持ちを持つこと.
  • 自分自身の考えをしっかり確立すること.
  • その考えを他人にはっきり伝えること.言葉だけでなく行動で示すこと.

おそらく,みなさんが就職活動を通じて学んだことはこのようなことではないでしょうか.
元気よく前向きに行動できる人が求められているのだと思います.
ぼそぼそネガティブなことばかり話している人には魅力を感じませんよね.
普段からこのように自然に振舞えるよう,心がけたいものです.

なお,就職活動を行った人たちは,自分の経験や感想を,できる限り詳しく周りの人に伝えてあげてください.
将来,就職活動を行う予定の人にとっては,貴重な情報になると思います.
来年も順調に行くといいですね!

第77回 第二類講座対抗駅伝,2連覇達成!

2006.06.05

6月3日(土)に行われた第二類講座対抗駅伝で,今年度も研究室から2チーム(アダルトチームとヤングチーム:しかし,このネーミングは・・・)が出場し,全35チーム中,優勝と11位という見事な成績をおさめました!

昨年も優勝と15位ということで,見事,2連覇達成です!
優勝だけでなく,11位というのもすごいと思います.
しかも,3区の重藤君,4区の糠谷君が区間2位,6区の梅田君,7区の高田君が区間1位 を獲得しました.
本当にすごい!!!

B4の塚本君が結果をまとめてくれましたので,以下に引用しておきます.
みなさん,おめでとう!!
そして,おつかれさまでした.
来年は,ぜひ奇跡の3連覇達成を!
(これって去年のコラムとほとんど同じですが・・・)

Subject: 第二類講座対抗駅伝の結果報告と応援感謝

研究室のみなさま

B4の塚本です.
本日行われた二類対抗駅伝の結果を報告させていただきます.
総合成績生体アダルトチーム…優勝
生体ヤングチーム…11位

区間賞
6区…梅田
7区…高田

区間
2位
3区…重藤
4区…糠谷

また応援に来てくださったみなさま,走っていただいた先輩方どうもありがとうございました.
このような良い結果が得られたのもみなさまの協力のおかげだと思います.
本当に感謝いたします.
来年度もまたこのような良い結果が残せたらいいと思います.
お疲れ様でした.

また,来年は本研究室が駅伝大会の幹事をすることになりましたので,お知らせいたします.

第76回 昨年の山根君の卒論が日本人間工学会優秀論文賞を受賞しました.

2006.05.29

先週に引き続き,学会賞受賞情報です.
山口大学で開催された第38回日本人間工学会中国・四国支部大会において発表した山根君の講演論文,

非接触生体電気信号測定器の開発
山根陽一,柴建次,辻敏夫
第38回日本人間工学会中国・四国支部大会講演論文集 pp. 30-31, 2005.

が,日本人間工学会優秀論文賞に選ばれました.
ちなみに,もう1件の受賞論文はBio-Remote, CHRIS等のデザインを担当してくれた筑波大学の梅津大輔君(現 マツダ株式会社)の講演論文です.
二人ともよかったですね!!

先週,今週と受賞ラッシュですが,こういった受賞歴は本人の研究業績を証明するエビデンスとなり,さまざまな場面で効力を発揮します.
(履歴書にも記載することができますね.)
たとえば,先日も「学生の”特に優れた業績”って?」のコラムで日本学生支援機構の奨学金返還免除の話をしましたが,いま広島大学では学生にさまざまなインセンティブを与えようとしています.そのひとつに,「広島大学エクセレント・スチューデント・スカラシップ」があります.
学部生の場合は学業成績や入学試験,大学院生の場合は研究成果の発表や受賞,特許などが主な評価対象です.

もちろん研究にとって一番大切なことは,自分自身で考え,工夫し,一歩一歩を改良 を積み重ねていくことであり,派手な成果がすべてではありません.
けれども,日ごろの努力がこのような形で評価 されるのはうれしいことであり,このような評価を受けることができた人や研究には,やはりなんらかの魅力が備わっているのだと思います.

それに,なんといっても「奨学金返還免除」や「後期分授業料全額免除」などの副賞 はかなり魅力的ですよね!
チャンスがあれば,ぜひ積極的にチャレンジしてみるといいでしょう.

第75回 第1回複合医工学シンポジウムに参加しました.

2006.05.22

京都で行われた第1回複合医工学シンポジウムに参加し,D1のアブドゲニ君,M2の杉山君,M1の三成君の3名が研究発表を行いました.
3分間のオーラル発表とポスター発表でしたが,多くの方々からいろんなコメントをいただき,たいへん有意義だったと思います.

また,最終日に行われた表彰式において,杉山君の発表論文が優秀論文賞に選ばれま した.
ビデオを効果的に使用して説得力のある発表を心がけた結果でしょう.
このような学会で賞を授与され,非常によかったと思います.
杉山君,おめでとう!

この学会,医学と工学の融合領域に関する研究を推進しようというもので,興味深い最新の研究成果が数多く発表されていました.
本研究室の研究テーマに関連しているものも多く,今後の発展が期待されるこの分野に多くの注目が集まって いることを実感させられました.
特に強く感じた点は,

  • 電気電子工学・知能機械工学研究の中枢的な役割を担ってきた研究者が複合医工学 分野に参入しはじめていること.
  • 工学者が,生体機能の受動的な計測やモニタリングにとどまらず,能動的な制御や 生成といった部分まで積極的に関与しはじめつつあること.

の2点で,本研究室の方向性ともよく一致していました.

この学会と関連して,2005年にはthe First International Conference on Complex Medical Engineeringが高松で開催され,本研究室からも3件の発表を行いました.
第2回複合医工学国際会議は2007年に北京で開催される予定です.
ぜひ参加したいですね!

第74回 平成18年度研究室歓迎会を開催しました.

2006.05.15

すこし遅くなりましたが,新しく研究室に参加してくれたM1,B4のみなさん計11名を歓迎する会を開きました.
幹事の重藤君,三成君,ごくろうさまでした.
今年もさまざまな経歴を持った優秀な人たちが集まってくれ,非常によかったです.

現時点の研究室メンバーは,学部4年生8名,科目等履修生1名,大学院博士課程前期27名(うちM1:11名,M2:16名),博士課程後期3名の計39名で,教員,事務5名を加えると総勢44名となります.
研究室では,教育・研究活動はもちろんのこと,予算管理や研究資材の調達,ネット ワークの運用管理,研究室生活に必要な物品の購入など,日常の運営業務もすべて研究室メンバーで行っ ています.
自分のことはもちろん,グループのことや研究室全体のことにできるだけ目を向ける ようにしてみてください.
多くのメンバーが研究室のために,みんなのために働いてくれている様子がよくわかると思います.

また本研究室では,研究室内の活動にとどまらず,常に外の世界に目を向け,多くの 外部の方々との交流を積極的に進めています.
さまざまなイベントに参加するチャンスもあり,いろ んな特徴を持った多くの人たちと交流できると思います.

みなさん,できるだけ積極的にいろいろなことに挑戦し,新しい知識,能力を貪欲に 吸収していってください.
何事に対しても受身にならず,自分から行動を起こしていくよう心がけるといいと思 います.
今年度もいろんなチャレンジができるといいですね!

第73回 藤田さん,小林さんが来学されました.

2006.05.03

テレビ番組の取材があり,研究協力者の藤田和幸さん,小林勝さんをお迎えして,筋電操作実験を行いました.
(対応してくれた筋電グループのみなさん,おつかれさまでした!)

藤田さんには,数年前から筋電アームの制御実験にご協力いただいています.
職場での事故で右手前腕部を切断されましたが,いろんなことに非常に積極的に挑戦しておられる優秀な方で,運動神経も抜群です.
本学へ来られるときには,三原から自動車を運転してこられます.
本研究室で開発してきた筋電アームが成功を収めることができたのも,藤田さんのおかげといっても過言ではありません.
昨年は,愛・地球博に参加していただきました.

小林さんには,昨年からCHRISやBio-Remoteの開発にご協力いただいています.
小林さんは高校時代に体操選手として活躍されていたのですが,鉄棒演技中の事故で頚椎を損傷され,長い間,不自由な生活を余儀なくされていました.
本研究室の研究協力者でもある大塚彰先生(県立広島大学教授)のご尽力もあり,現在は電動車椅子を乗りこなし,いろんなことに挑戦されています.
CHRISも完璧に使いこなしておられます.
昨年は,国際ロボット展に参加していただき,東京ビッグサイトで実演していただきました.

お二人とも非常に明るく前向きな方で,研究室で行う実験にも,いつも二つ返事で駆けつけてくださいます.
身体的な条件などまったく意に介することなく,いろんなことに積極的に挑戦されているお姿にはいつも感心させられます.
私たちの研究は,藤田さん,小林さんをはじめとする多くの協力者の方々のおかげで成り立っています.
少しでもみなさんのお役に立つような研究成果が挙げられればと 思います.

(お二人の筋電操作の様子は,5月5日(金)か12日(金)に日本テレビ「ザ・ワイド」という番組の中で放送される予定です.)

第72回 「21世紀COEプログラム」中間評価ヒアリング

2006.04.24

本研究室では,平成16年度に採択された21世紀COEプログラム「超速ハイパーヒューマン技術が開く新世界」に参加しています.

このCOEプロジェクトは平成20年度までの5年間継続する予定で,ハイパーヒューマン技術の研究・教育の拠点形成を目指しています.
拠点リーダーは本学ロボティクス研究室の金子真教授です.
本研究室は「システム設計グループ」に所属し,研究を分担しています.

最近,いろんな場面で「評価」したり,されたりすることが多くなりましたが,このCOEプログラムも今年度で3年目を迎え,中間評価ヒアリングを受けることになりました.
ヒアリングは5月10日(水)に,東京の日本学術振興会で行われる予定で,これまでの研究・教育成果が厳しく チェックされます.

評価を受ける場合,どのような点に注意して準備をすればいいのでしょうか?
いろんな考え方があると思いますが,私は

  • ポイントは明確かつシンプルに.
  • 他にはないオリジナリティを.
  • エビデンスで示そう.

の3つが大切と思います.
セールスポイントをわかりやすく,客観的に示すことができれば,自分の特長を効果的にアピールできるのではないでしょうか.
これは就職の面接等にも言えることですね.

COE中間評価の結果は,いずれ報告しようと思っています.
お楽しみに(?).

第71回 2005年度の広島大学学生表彰に糠谷君が選ばれました!

2006.04.17

先日行われた平成18年度広島大学入学式において,M2の糠谷優之君が広島大学学生表彰を受けました.
これまでの活発な研究活動が認められたもので,非常によかったです.

糠谷君自身は学会賞2件に続く3件目の受賞で,本研究室としては平成16年度の坂根彰君に続く2人目の広島大学学生表彰です.
すばらしいことと思います.
糠谷君,おめでとう!

もちろん,優れた研究発表をしても,賞がもらえるかどうかは時の運です.
受賞がなくても良い研究をしている人はたくさんいます.
しかし,確実に言えることは研究発表をしなければ,絶対に受賞は不可能だということです.
自分の考えやアイデアを積極的に発信すること,これが大切ですね.

普段の生活の中でも同じことが言えると思います.
どんな状況においても,自ら考え,自ら積極的に行動することをこころがけたいですね.

第70回 学生の”特に優れた業績”って?

2006.04.11

以前,研究者の業績評価についてお話しましたが, 先日,今度は学生の”特に優れた業績”について議論する機会がありました.

なかなか定義が難しいのですが,たとえば日本学生支援機構では, 「学問分野での顕著な成果や発明・発見のほか,専攻分野に関する文化・芸術・スポーツにおけるめざましい活躍,ボランティア等での顕著な社会貢献等も含めて評価」するとしています.

工学研究科では,このうち「学問分野での顕著な成果や発明・発見」の部分が大きなウェイトを占めることになります.
では,「学問分野での顕著な成果や発明・発見」をどのようにして定量化するか?

一般的には,研究成果発表,受賞,特許等の件数をもとに算出します.
研究成果発表は,学術雑誌論文,国際会議発表論文,紀要,国内学術会議発表論文ごとに点数化し,その合計点を計算します.
受賞は賞の内容に応じて点数化します.
特許は件数を点数化します.

個人間の比較を行うには客観的な指標が必要ですから,一般にこのような方法を用いることになります.
(博士課程前期の学生の場合には,入学試験の成績や授業成績が考慮される場合もあ ります.)

日本学生支援機構では,大学院において第一種奨学金の貸与を受けた学生のうち, 在学中に特に優れた業績をあげた者に対し,奨学金の返還免除を実施しています.
(第一種奨学金は,博士課程前期で月額 88,000円,博士課程後期は月額 122,000円 ですから,返還免除されると大きいですね.)
この制度は,以前の国立大学等の教官となった者に対する奨学金返還免除制度が改定されたものです.

組織評価の時代から個人評価の時代へと変革が進んでいます.
もちろん,研究成果や学業成績がすべてではなく,その個人のほんの一面にしかすぎ ないということを 忘れてはいけませんが,個人の能力や努力が正当に評価されること自体は大きなチャ ンスです.

自分の能力や努力を,できるだけ客観的なエビデンスの形で残しておくことが大切と 思います.

第69回 第42回Bio-Remote研究会を開催しました.

2006.04.04

2001年にスタートした産官学共同研究「Bio-Remote研究会」ですがキックオフから5年が経過し,
3月30日に第42回研究会を開催しました.

もともとは本研究室が開発してきた筋電インタフェース技術の実用化を目的として発足した研究会ですが,

平成13年度即効型地域新生コンソーシアム研究開発事業
平成13~15年度産業技術研究助成事業
平成16,17年度次世代ロボット実用化プロジェクト プロトタイプ開発支援事業

等の事業を実施し,一連のBio-Remote,CHRIS関連技術を研究開発してきました.
この間の研究成果は学術研究論文として発表するだけでなく,
特許出願,各種展示会への出展,マスメディアからの取材対応等の形で
世界に向けて発信してきました.

特に昨年は,愛・地球博「プロトタイプロボット
展」に参加し,
これまで開発してきた技術を一般の方々に公開することができました.
(関連するこれまでの研究業績については,研究業績ページをご覧ください.)

このような成果をあげることができたのは,もちろん,この産学官研究に参加してく
ださった
すべての皆さんのおかげです.
各参加機関の皆様,研究室の学生メンバー,それからいつもこころよく実験に協力していただいている藤田さん,古跡さん,小林さん,迫さんに
感謝します.

先日の研究会には,デザイン面を担当してくれた梅津大輔君も参加してくれました.
Bio-RemoteやCHRISのデザインは高く評価されており,デザイン誌「AXIS」のVol.120  にも紹介されました.
梅津君もこの春,筑波大学大学院 人間総合科学研究科の博士課程前期を修了し,
今後は社会人として,その才能をさらに発揮し続けてくれるものと確信しています.

Bio-Remote研究会は今後も年3回程度のペースで開催し,その活動を継続していきます.
研究室では,新しい筋電インタフェースの学習・制御技術,加速度センサインタフ
ェース,
アミューズメントインタフェース,バイオミュージックインタフェース,バイオコン
ピュータインタフェース
などの研究に取り組んでいます.

これらの新しい技術を駆使した次世代Bio-Remoteの実現に向けて,さらに研究を
進めていきたいと思っています.

第68回 新しい年度がスタートします!

2006.03.29

3月23日に卒業式・学位記授与式が行われ,2005年度は博士課程後期2名,前期7名,学 部10名の計19名が修了,卒業しました.

このうち4年生8名は引き続き大学院に進学し研究室に残りますので,研究室を離れる のは, D3の坂根 彰君,鈴木 芳代さん,M2の大西 輝幸君,荻野 裕貴君,斎藤 佑司君, 坂口 誠史郎君,船曳 晶彦君,山下 裕之君,吉岡 潤君,B4の植良 諭君,山根 陽一君 の11名です.

また,D2の岡本 勝君も4月から就職のため研究室を離れることになりました. 全員,それぞれの道で活躍されることを祈っています.
機会があれば(機会を見つけて!),研究室にぜひ遊びに来てください.
楽しみにしています!

この12名と入れ替わるようにして,新メンバー11名が研究室に配属されました.
研究室外からの新M1は,兼行 秀和君,閑 絵里子さん,廣田 和浩君の3名, 新4年生は,石井 亨治君,大澤 裕子さん,武田 泰治君,谷口 早矢佳さん,塚本 隼 平君,野本 雄平君,村国 英二君,脇田 裕之君 の8名です.
全員,能力も高く,やる気いっぱいのニューフェイスです!
慣れるまではたいへんだと思いますが,きっといい研究をしてくれるものと期待して います.
院生,共同研究者のみなさん,サポート,よろしくお願いします.

いよいよ2006年度が始まります.
今年もみんなで力をあわせてがんばりましょう!

第67回 修論発表も無事終了し,平成17年度全体ゼミは終了しました!

2006.03.01

2月28日に平成17年度の修論発表会が無事終了し,今日で今年度の生体システム論研究室全体ゼミも最終回です.

修論発表は,全員,うまくまとめており,非常によかったです.
みんな,いままでで一番良かったんじゃないかな.
質問にもよく答えており,この3年間に培った力がよくあらわれていました.
4月以降はそれぞれの場所で新しいテーマに取り組むことになると思いますが,自分の力を信じて一所懸命に取り組めば,何も恐れることはないと思います.
がんばってください!

いずれの研究テーマも,今後,研究室で継続し,さらに発展していければと思います.
後輩たちがきちんと研究内容を引き継げるよう,できるだけサポートしてあげてください.
それぞれの実験装置,プログラム,データ,文書ファイルなど,分かりやすい形で,散逸しないように工夫して整理してくれればと思います.

これで今年度の全体ゼミを終了します.
今年度もいろいろなことがあり,非常に楽しかったですね!
来年度もみんなで力を合わせて,さらに前進していければと思います.
よろしくお願いします!

第66回 卒論発表会,終了しました!

2006.02.24

卒論発表会,無事,終了しました.
発表は10名とも非常によかったと思います.
発表内容,スライドの作り方,発表態度など,最初の発表練習に比べると,全員,格段によくなっていました!
短い発表時間で研究内容を理解してもらうため,各自,よく工夫していたと思います.

また,質疑応答においても,有意義な指摘をたくさんいただくことができました.
どの研究テーマも同じですが,特に,

1.研究の狙い
2.研究の新規性
3.研究の有効性

という3つのポイントを意識して説明することが大切ですね.

ある意味,研究発表の中で最も簡単な部分は,質疑応答だと思います.
基本的に,質問に対して考えたことを率直に相手に伝えればいいだけですし,基本的に時間の制約もありません.
(英語の場合には,これがなかなか難しくて困りますが.)
質問者と発表者を比べれば,どちらがより深くその研究内容を知っているか,どちらがより深く考えているかは明らかです.

の意味で,できるだけ質疑応答の機会を増やして,経験を積んでいけば,全員,問題なくこなせるようになると思います.
ただ,何もしなければいつまで経っても,できるようにはならないでしょう.
普段から自分で意識して,積極的に行動し,敢えて厳しい場に自分の身をおくことが大切ですね.
これは,就職活動時の面接試験を引き合いに出すまでもなく,何事にも言えることですね.

4年生のみなさん,卒論発表,おつかれさまでした.
また,指導を担当してくれた院生のみなさん,本当にご苦労様でした!
次は,来週の修論発表会です.
M2のみさん,がんばってください!

第65回 D論,修論,卒論速報

2006.02.22

年度末恒例のD論,修論,卒論速報です.
今年度は非常に順調です.

まずD論ですが,坂根君,鈴木さんの公聴会は無事終了しました.
ふたりとも非常に良い発表でした.
あとは,3月の教授会での投票結果を待つばかりです.
おつかれさまでした!!

修論については,日本語版,英語版とも全員,完成.発表会の予稿もすでに提出しま した.
今日の発表練習も,全体的によかったと思います.
修論提出と発表まで,まだ十分に時間がありますので,最後まで徹底的に見直して,すこしでもよいものを目指してください.
「こういう問題」に対して,「こういう工夫」でチャレンジし,「こういう結果」を得たという流れをはっきり意識して準備するといいと思います.
まだまだいろんな工夫ができるでしょう.

卒論も,論文,予稿とも順調で,ほぼ全員,完成しています.
発表も準備OKだと思います.
明日の発表,自信を持って臨むといいでしょう.

研究発表会でのポイントは2つあります.

一つ目は,分かりやすく,かつ効果的な発表ができるかという点です.
この点に関しては,みなさん,十分な力をすでに身につけていると思います.
研究内容に自信を持って,落ち着いて発表すれば大丈夫でしょう.

二つ目は,質疑応答です.
予期していない質問がくるかもしれませんし,痛いところを突かれるかもしれません.
あるいは,研究内容をすこし誤解したような質問がくることも考えられます.
どんな質問に対しても,臨機応変に的確な回答ができること,それは本当の実力がないとできないことだと思います.

大切なことは,普段から研究内容をいろいろな角度から考察し,
さまざまな可能性を検討することです.
いろいろ考えている人は,どんな問題に対してもその場で回答を見つけることができると思います.
修論,卒論発表会まで,もう一度,自分の研究内容についてできるだけ
考察してみてください.
良い発表&質疑応答を期待しています!

第64回 卒論,修論,ゴールは目前!学生生活の総決算のつもりで最後までがんばってください!

2006.02.15

2月22日(水)の卒論発表,24日(金)の卒論・修論提出,28日(火)の修論発表まで残りわずかとなり,今年度の卒論,修論もいよいよ大詰めを迎えました.

今年度はみなさんのスケジュール管理がよく,ここまで全員,ほぼ順調に進んでいます.
修論に関しては,予稿,日本語バージョンはほぼ完成,あとは発表準備と英語バージョンの完成のみですね.
卒論に関しては,日本語バージョン,予稿は7割くらい終了,発表準備もあとすこしですね.

いつも言っていることですが,研究には3つの大切なステップがあると思います.
1つ目は問題設定です.
研究の目的,意義,オリジナリティを明確にし,かつ実行可能性を考慮して的確なゴールを設定すること,つまり研究のストーリを考えるステップですね.
2つ目はゴールに向かっての問題解決で,問題点を分析・考察し,自分の知識や経験を総動員してひとつひとつ解決していくプロセスです.
3つ目は論文作成で,問題設定,問題解決結果を総括し,研究のオリジナリティと意義を文書化するプロセスです.

もちろん,この3つのステップはひとつずつ順番に実行できるような単純なものではなく,各ステップを何度も繰り返しながら,ゴールを模索することになります.
その意味で,いま取り組んでいる論文作成は非常に重要なステップです.
自分が達成できたこと,できなかったことを客観的に見直し,今後の展望と戦略を十分考察し,次の目標設定を明確にすることが大切です.
研究の3つのステップで一番難しいのは,実は最初の問題設定のステップなのですが,きちんとした研究の総括と論文作成をしておけば,次の問題設定も自然にできるようになると思います.

もし研究の内容が高いレベルに到達していれば,論文作成をして文書化することにより,学会等で発表することも可能になるでしょう.
「大学で・・・という研究をしていま した」より,「研究成果を・・・という論文にまとめて発表しました」の方が何倍も説得力があり ますね.
これは研究に限らずどんな仕事でも同じですが,できるだけ自分の活動のエビデンスを残すことが大切と思います.

卒論,修論は学生生活の総括でもあり,自分の実力のエビデンスでもあります.
10年経っても,20年経っても,自信を持って人に見せられるような論文を目指し,自分で納得するまで,あきらめずにゴールを追求するといいと思います.

第63回 インパクトファクター

2006.02.10

先日,21世紀COEの成果報告書をまとめるため,研究室で発表した論文が掲載された学術雑誌のインパクトファクター(Impact Factor,以下IFと略記)を調査しました.
IFとは雑誌の重要度や影響度を評価するための指標で,最近,研究者の業績評価によく使用されています.
今日は,田中先生が調査してくれた研究室論文のIFのランキングを発表しましょう.

IFは,その雑誌に掲載された過去2年間の論文の総引用回数を論文数で割った値で,論文1編あたりの平均引用回数です.
つまり,掲載されている論文が多く引用されたということは,その論文誌の重要度が高いというわけです.
アメリカのISI社の引用文献データベースSCI (Science Citation Index: 図書館のホー ムページから利用可能) に基づいた値が標準のインパクトファクターとされています.
電気電子・情報・システム工学の分野ではあまりポピュラーではありませんが,医学や理学の分野では非常に重要な評価基準となっています.
IFの高い論文誌に掲載されれば,出版した論文数が少なくても自分の全論文のIFの総和は高くなり,逆にIFが0の論文誌にいくら掲載されても総和は0のままになってしまいます.

残念ながら,国内の和文の雑誌はほとんどのものが対象外(つまり0点)です.
そこで,2000年以降に発表した学術雑誌論文で国際誌のIFを調べ,そのベスト10をまとめてみました.

 

論文番号 雑誌名 IF
138 NeuroImage 4.869
110, 146 Exp. Brain. Res. 2.306
140 Biolo. Cybern. 2.142
102, 127 IEEE R&A 2.103
130 IEEE NN 1.666
152 Arti. Int. in Med. 1.124
101, 139 IEEE SMC-Part B 1.02
128 J. Int. Infor. 0.941
126 Motor cont. 0.911
120, 153 IEEE SMC-Part A 0.555

 

丸石先生や笠井先生の医学系や生物系の論文のIFが,
工学系の論文に比べて高いことがわかりますね.

インパクトファクターの使用には根強い批判もあり,もちろん,これで研究の評価が決まるわけではまったくありません.
しかし,なんらかの基準で評価されることがわかっているのであれば,日ごろからその点を考慮して備えておくことは,戦略としては当然のことでしょう.

研究の世界に限らず,「個人評価」はどの世界においてもごく普通に行われています.
就職の際の面接試験なんかもそうですね.
将来,もし自分がなんらかの評価を受けることがわかっているのであれば,普段から少しずつ準備をしておくことが大切でしょう.
いざというときに慌てても仕方がありませんからね.

第62回 続々々・博士学位取得への道

2006.02.01

博士課程後期入学までに論文業績をあげることは別の意味でも重要です.
それは,日本学術振興会(以下,学振)の特別研究員(DC)に採用される可能性が出てくるからです.
学振の特別研究員に採用されると,月給約20万円に加えて年間約100万円の研究費(科学研究費)が支給されます.
博士課程後期3年間で計約1000万円の援助を受けることができます.
もちろん,返済義務はありません.
D3の坂根君,鈴木さんはいずれも学振の特別研究員です.

また,本研究室は広島大学21世紀COEプロジェクトに参加していますので,2008年3月まではリサーチアシスタント(RA)制度を利用してRAを採用することが可能です.
RAに採用されると,月10万円強の給料が得られます.
これも返済の義務はありません.
本研究室では,岡本君,平野君をRAに採用しています.

ほかにも,日本学生支援機構の奨学金(月12万程度)は
申請すればほぼ確実に支給されます.
これは返還義務を伴いますが,成績優秀者(学会賞などの受賞者や著名な雑誌での論文発表者など)には審査のうえ返還が免除されます.
もちろん,給料を貰っている場合には金額に見合う労働や成果が要求されますが,経済的な援助を利用できるのとできないのでは大違いですね.

2月13日(月)12:00〜14:00に,第二類会議室(C1棟112室)において,D3の坂根君,鈴木さんの博士学位論文発表会(公聴会)を開きます.
みなさん,ぜひ出席してあげてください.
人間だれでも,自分の好きなことを一生の仕事にできれば,これに勝る幸せはありませんね.
研究が好きな人,将来,研究職につきたいと考えている人は博士学位を目指すといいのではないでしょうか.

第61回 続々・博士学位取得への道

2006.01.27

学位取得の合格ラインが,D3の11月頃までに

・学会誌等学術雑誌論文(以下,ジャーナル論文)3編
(場合によっては2編)
・国際会議発表論文(以下,カンファレンス論文)3編
(場合によっては2編)

を発表していること(掲載決定を含む)であることは前回説明しました.
博士課程後期の3年間でこれを達成しようとすると,1年に1本ずつジャーナル論文とカンファレンス論文を発表する必要があります.
(注:すべてfirst authorである必要はありませんが,メインの論文はfirst author がいいですね.)

ジャーナル論文3本はちょうど卒論を3年続けるようなものですから,博士課程後期から新しい研究テーマにはじめた場合でも,能力がある人なら問題ないでしょう.
しかし,研究になれていない人にはすこし余裕がない感じですね.
カンファレンス論文の内容は英語で書く必要がありますが,内容的にはジャーナル論文ほど厳しくはないし,ある程度はジャーナル論文と内容的に重複することも可能なので,積極的に国際会議に参加していけばそう問題はないでしょう.

一方,研究テーマが卒論や修論で行った研究の延長線上にあるのであれば,かなり余裕ができます.
たとえば,修論まで研究内容を1本か2本の論文に展開できればすごく楽になりますね.
博士課程前期のうちに国際会議で発表することができれば,なお有利です.
経済面での支援プログラムもいくつか用意されています.
来週は,それらのうち代表的なものについて解説します.

第60回 続・博士学位取得への道

2006.01.18

先週に引き続き,学位審査の説明をしましょう.

課程博士の場合,博士論文作成着手審査はD3の11月または12月の上旬の会議で行われ,博士論文をまとめるだけの準備ができたかどうかを判定します(書類審査).
着手の条件は,
・学会誌等学術雑誌論文(以下,ジャーナル論文)3編(場合によっては2編),
・国際会議発表論文(以下,カンファレンス論文)3編(場合によっては2編)

を発表していること(掲載決定を含む.投稿中は除く)が目安です.
このラインをクリアし,かつ申請者の研究へのcontributionが十分認められれば,ほぼ大丈夫です.
このとき,博士学位論文の原稿がおおよそ完成している必要があります.

博士論文作成着手審査に合格すると,次は予備審査です.
これは学位論文の内容を審査するとともに,発表形式でプレゼンテーション能力,および質疑応答能力を審査します.
通常は12月中旬から下旬に行われます.
必要に応じて学位論文の内容を修正し,主査,副査の先生方から了承が得られれば合格です.

予備審査に合格すると,1月中旬に正式な学位審査申請を行います.
必要な書類を大学事務にきちんと提出すると,書類審査を経て審査開始の可否が正式に決定します.
書類に不備がなければ問題なく本審査が開始されます.
そして,いよいよ本審査です.
本審査はオープンで,論文内容の発表+質疑応答をいわゆる公聴会という形式で,2月の下旬に行います.
公聴会にはだれでも出席できます.
それから英語能力の判定も行います.
もちろん,国際会議で論文発表を十分に行っているはずですので英語能力は証明したことになります.

本審査に合格すると,最後が教授会での投票による合否判定です.
出席者全員から合格判定がもらえるといいですね.
博士学位取得日は,3月下旬の学位記授与式で,「博士(工学)」の称号が授与されます.

複雑な審査手続きですが,基本的には博士論文作成着手審査と予備審査に合格すれば,あとは書類等をきちんと作成するだけでほぼ大丈夫です.
したがって重要なことは,D3の11月頃までに,必要な研究業績を達成できるかどうかということになりますね.

(以下,次回に続く.)

第59回 新年,おめでとうございます.本年もどうぞよろしくお願いします!

2006.01.10

あっと言う間に正月も過ぎ,今日から2006年の全体ゼミ始動です.
今年もがんばりましょう!

さて,12月26日(月)に
「ひらめき☆ときめきサイエンス 〜ようこそ大学の研究室へ〜」
をロボティクス研究室と共同で開催しました.

http://www.jsps.go.jp/hirameki/ht127_hiroshima.html
http://www.jsps.go.jp/hirameki/

参加者は約25名で,みなさん,非常によろこんでおられました.
このひらめき☆ときめきサイエンスに出席した生徒(小学生から高校生まで)のみなさんには,修了証書として「未来博士号」が広島大学長から授与されました.
そこで,今回は「博士号」について解説しようと思います.

本研究室でも,D3の坂根君,鈴木さんの博士学位の審査が進行中です.
博士学位の取得は,大企業の研究所や大学,高専等の教育機関,また国,地方自治体などの公的な研究機関などの研究職への就職を希望している人にとっては特に重要で,最近では博士学位取得が採用の必要条件になりつつあります.
(もちろん,博士学位は十分条件ではなく,本人の研究能力やコミュニケーション能力,卓越したリーダーシップ能力などが必要です.)
将来,研究職につきたいと考えている人は,博士号を目指してみるといいのではないでしょうか.

博士学位取得に関して,その審査の仕組みや奨学金情報は非常に重要と思います.
これから何回かに渡って,その概要を解説しようと思います.

まず,学位審査のしくみについて簡単に説明します.
本学複雑システム工学専攻では,通常,博士論文作成着手審査,予備審査,審査申請,本審査(公聴会),教授会投票の5つのステップで学位審査が行われます.
博士学位には,博士課程後期に所属して学位審査を受ける「課程博士」と
論文審査のみによる「論文博士」があります.
以前は「論文博士」が多かったのですが,最近は社会人選抜制度が一般化したため,社会人でも特別な理由がない限り,大学院博士課程後期に入学し「課程博士」を
目指すことになります.

次回は,課程博士の学位審査の仕組みについて,もう少し詳しくお話し
しようと思います.

第58回 今年も充実した良い1年でした!

2005.12.28

あっと言う間に年の瀬を迎え,研究室恒例の大掃除,忘年会も終了しました.
遠方からまたお忙しいところ出席してくださった大塚先生,福田先生,植野さん,ありがとうございました!
2005年の生体システム論研究室の全体ゼミも,今日で最後です.

今年は研究室史上最大の規模(総勢45名))となり,研究活動,学会活動,予算など,いずれもこれまでで最高レベルだったと思います.
ホームページにも掲載していますが,

1. 学術雑誌論文17編(掲載決定を含む),
2. 国際会議論文13編,
3. 国内学会発表31件,
4. 解説記事2編,
5. 著書2編,
6. 学会賞5件(ベストセッション賞除く),
7. 新聞・雑誌等記事12件,
8. テレビ等放送12件,
9. 展示会等出展3件,
10. 特許出願3件,特許登録1件,
11. 学会等招待講演9件

というstatsがアクティビティの高さを物語っていると思います.

これは,研究室の中心となって活動してくださった柴先生,田中先生,輝平先生,さまざまなご支援をいただいた共同研究者の皆様方,そして何より1年を通してがんばってくれた学生諸君のおかげと思います.
みなさん,本当にありがとう!

2006年も研究室全員にとって素晴らしい1年になるよう,がんばりましょう!
それでは皆様,良いお年を.
来年もよろしくお願いします!

第57回 第6回計測自動制御学会 システムインテグレーション部門講演会(SI2005)に参加し ました.

2005.12.20

https://www.si-sice.org/si2005/

12月16日(金)〜18日(日)の3日間,熊本電波工業高等専門学校で開催されたSI2005に参加しました.
本研究室の関連では,「人間運動特性のシステムインテグレーション」,「サイバネティック・インタフェース」という計2つのセッションをオーガナイズしました.

「人間運動特性のシステムインテグレーション」は三重大学の池浦先生と一緒に毎年開催しているセッションで,今年は計10件の報告がありました.
会場は聴衆が入りきれず立ち見がでるほどの盛況で,この研究分野への関心の高さがよくあらわれていました.
生体工学分野における研究成果をシステム設計に活かしたいというニーズは,学界,産業界に共通するもので,活発な議論が展開され興味深かったです.

一方,「サイバネティック・インタフェース」は産総研の福田先生と2002年からオーガナイズしているセッションです.
このセッション,実は本研究室の筋電グループの研究成果を発表する場として毎年開催してきたのですが,今年は他大学からも3件の投稿があり,非常にうれしく思いました.
本研究室からは,D2の岡本君,M2の荻野君,齋藤君,船曵君,M1の江口君,村上(樹)さん,B4の重藤君が参加し,それぞれの研究成果を発表しました.
このセッション,朝9:00開始で,しかも会場への交通の便が非常に悪いため,どの程度の方に参加していただけるか心配していましたが,こちらも一時は立ち見が出るほどの盛況で,非常に良かったです.
研究内容に関する本質的な質問も 多く,活発なディスカッションができ,有意義でした.

SI2006は札幌で開催される予定です.
来年も,多くの方々に聴きに来ていただけるような研究発表ができればと思います.

第56回 12月12日(月),13日(火)の2日間,本研究室の見学会を開催しました.

2005.12.14

12月12日は計測自動制御学会次世代医療福祉システム調査研究会の
行事で,大学,研究機関に所属する研究者の方々がお見えになりました.
一方,12月13日は広島県ロボット応用研究会という企業グループが対象で,県東部の企業を中心に20名弱の方々を対象として行いました.
準備から運営まで見学会に関する業務を担当してくれた各グループのみなさん,本当にごくろうさまでした.
見学に来られた方々も非常に満足しておられました.

12月26日(月)には,高校生を対象として日本学術振興会主催の
「ひらめき☆ときめきサイエンス ~ようこそ大学の研究室へ~」
を開催します.
http://www.jsps.go.jp/hirameki/ht127_hiroshima.html
http://www.jsps.go.jp/hirameki/

本研究室ではこのような見学会に積極的に取り組んでおり,年に何度か見学会を開催しています.
見学会は自分たちの研究を他の人たちに説明するよい機会になります.
わかりやすく,かつ説得力に富んだ説明ができたか,研究内容に興味を持っていただけたか,機材はトラブルなく動作したかなど,自分たちの実力を試すには絶好に機会です.
また,見学に来られた方のコメントが新しい研究への引き金となることもよくあります.
学生の人たちにとっては,研究者や社会人の方と交流し,自分の考えや意見を述べる数少ないチャンスですし,高校生に分かってもらえるような説明ができるか,自分自身を試すチャンスでもあります.

もちろん,高い完成度と信頼性がないとデモはできませんし,研究のオリジナリティ が明確でないと説得力のある説明は難しいです.
見学会や展示会でお客さんの目の前でぱぱっとデモができるようになれば,研究の完成度が非常に高くなった証拠と思います.
自分自身に,自分の研究は見学会でデモができるかという問いかけをしてみるといい でしょう.

12月26日(月)は高校生が50名参加する予定です.
研究室全員で,積極的に見学者の方たちに話しかけ,いろんな説明をしてあげてください.
見学に来てくれた高校生が,将来,研究室のメンバーになってくれるといいですね.

第55回 先週は大きなイベントが重なり,忙しい1週間でした.

2005.12.07

まず,先週もお知らせしたように11月30日〜12月3日の4日間,東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開催された2005国際ロボット展に出展しました.
参加者は,出展関係者,報道関係者及び中学生以下,そして他展からの流入者を除いても約10万人で,非常に盛況でした.
本研究室のデモも大成功で,多くの取材や問い合わせがありました.
タイトなスケジュールでたいへんだったと思いますが,柴先生,三戸田さん,M1の江口君,島君,杉山君,本当にごくろうさまでした.

次に,第38回日本人間工学会中国・四国支部大会を開催しました.
山口大学大学会館において,葛崎偉先生(山口大学)を大会長に第38回日本人間工学会中国・四国支部大会を開催しました.
特別講演,受賞講演,一般講演あわせて32件の講演が行われ,100名を超える参加者による活発な議論が行われました.
本研究室からは約40名が参加し,大会の運営全般(柴先生,田中先生,おつかれさまでした!),および6件の研究発表を行いました.
研究室を代表して講演をおこなったのは,M2の山下君,M1の村上(洋)君,長門君,B4の藤村君,高田君,山根君の6名です.
4年生3名を含め,初めての学会発表の人が多かったと思いますが,研究発表を聴いてくださった先生方から,
「いずれも世界レベルの研究内容で非常におもしろかった.学生諸君をほめてあげて ください」
というコメントをいただきました!!!
この大会,来年度は広島大学で開催する予定です.
参加者に楽しんでいただけるような大会にしたいと思っています.

また,同時に東京で開催された2つの学会で研究発表をおこないました.
The 36th International Symposium on Robotics (ISR2005)と第43回日本人工臓器学会大会です.
本研究室からは,柴先生とM1の島君,糠谷君が研究発表をおこないました.
いずれもよい発表ができ,学会賞にもノミネートされるなど,こちらも大成功だったと
思います.

忙しい1週間でしたが,いずれも素晴らしい成果をあげることができました.
関係者のみなさん,本当におつかれさまでした!
このあとも,年末まで学会や研究会,見学会と予定が続きます.
発表する人たちは研究室の代表者としての発表をお願いします.
できるだけよい発表ができるよう,万全の準備で臨みましょう.

第54回 国際ロボット展,いよいよ開幕です!

2005.11.29

http://www.nikkan.co.jp/eve/05ROBOT/

以前にもお知らせしましたが,国際ロボット展が11月30日〜12月3日の4日間,東京国際展示場(東京ビッグサイト)で開催されます.
本研究室からは,マクロデータの三戸田さんとともにM1の江口君,島君,杉山君の3名が参加し,CHRISのデモを担当してくれています.
いまのところ,順調に進んでいます.

この展示会に関して,2つの企画が進行中です.
第一は,CHRISの開発に協力していただいている小林勝さんの展示会参加です.
小林さんは頚椎損傷のためお身体が不自由ですが,いつも積極的に研究に協力してくださっています.
彼の明るく積極的な言動には,いつも感心させられます.
私たちも見習いたいものです.
展示会には11月30日(水)に参加していただき,会場でデモを行っていただく予定です.
小林さんにとっては初めての東京訪問ですので,できるだけ楽しんでいただければと思います.

第二は,HNK総合テレビ「週間子どもニュース」の取材です.
先日,研究室での撮影を終え,11月30日(水)の会場の様子を含めて放送される予定です.
この番組を通じて,多くの子どもたちに小林さんとCHRISの姿を見てもらえればと思います.
番組を見てくれた子どもたちが,将来,福祉機器の開発に取り組んでくれるかもしれませんね.
子どもたちに未来の可能性を提示することができればと思っています.

今週末には,本研究室で事務局を担当している日本人間工学会中国・四国支部大会が山口大学で開催されます.
しばらく忙しい日が続きますが,体調に気をつけながらみんなでがんばりましょう.

第53回 21世紀COEプログラム国際シンポジウムが開催されました.

2005.11.23

http://www.hfl.hiroshima-u.ac.jp/COE/events/H17_1stIntSymp.html

11月18日(金)に広島大学サタケメモリアルホールにおいて,金子真教授をプロジェクトリーダーとする広島大学21世紀COEプログラム「超速ハイパーヒューマン技術が開く新世界」第1回国際シンポジウムが開催されました.
当日は海外,国内から多数のゲストを迎え,本プロジェクトの研究内容の紹介,関連する他の研究機関の研究発表,若手メンバーによるポスター発表(当研究室から4件発表)が行われました.

21世紀COEプログラムは,「我が国の大学に世界最高水準の研究教育拠点を形成し、研究水準の向上と世界をリードする創造的な人材育成を図る」ことを目的として実施されています.
本プロジェクトは,2004年度の「革新的な学術分野」拠点のひとつとして選ばれました.
http://www.hfl.hiroshima-u.ac.jp/COE/
工学的切り口でヒューマン・サイエンスにアプローチする本研究プロジェクトは,まさに21世紀を切り拓く新しい研究分野です.

私たちの研究室は,このCOEプロジェクトにハイパーヒューマンシステム設計グループの
リーダーとして参加し,研究を進めています.

http://www.hfl.hiroshimrs/system.htmla-u.ac.jp/COE/membe

そして,脳生物学・神経科学・医療福祉分野の研究と電気電子・システム・情報・機 械工学分野の研究
との融合を目指し,積極的に新しい研究テーマにチャレンジしたいと考えています.

本研究室では,現在,COE研究員(ポスドク)を募集しています.
ご興味のある方は,辻(tsuji@bsys.hiroshima-u.ac.jp)までお問い合わせください.

第52回 A-life研究会を行いました.

2005.11.16

共同研究をお願いしている日本原子力研究開発機構の坂下さんをお迎えして,A-life研究会と懇親会を開催しました.
日本原子力研究開発機構は,日本原子力研究所と核燃料サイクル開発機構が統合され,設立された独立行政法人です.

http://www.jaea.go.jp/

坂下さんは,量子ビーム応用研究部門バイオ応用技術研究ユニットのマイクロビーム細胞照射研究グループで,線虫の連合学習に対する放射線照射の影響について研究されています.
今回は,2005年11月15‐17日(火‐木)に広島国際会議場で同時開催されている日本放射線影響学会第48回大会(48th JRRS)・第1回アジア放射線研究会議 (1st ACRR)に出席・発表されるのに合わせて,研究打ち合わせを行いました.

http://eikyo48.umin.jp/

今回の学会で坂下さんが発表される研究は,「線虫のNaCl化学走性及びfood-NaCl連合学習におけるγ線照射効果」というタイトルで,D3の鈴木さんがこの研究の一部を一緒に担当させていただいています.
将来的には,これらの実験結果に基づいた線虫のコンピュータモデルの構築ができればと考えています.

γ線照射実験のような実験データを,我々の研究室だけでそろえることはほとんど不可能ですが,このような形で他の研究機関とcollaborateさせていただくことでいままでにない新しい分野を切り開いていける可能性があります.
本研究室では,異なる分野の方たちと交流する積極性と異分野の研究と
自分の研究を結び付けていく発想の柔軟性を大切にして,研究に取り組んでいきたいと思っています.

共同研究者の方々に喜んでいただけるような,優れた研究成果を出し続けたいですね.

第51回 研究者の業績評価って?

2005.11.09

先週に続いて業績評価の話をしましょう.
(今日,たまたま知り合いの先生とそんな話をしましたので.)
大学の教員や公的機関・企業の研究者は,所属機関を移動したり,新しい組織に応募したりするときに,それまでの研究業績を評価されます.
ここでは,大学教員のpromotionを例に,どのような審査が行われるのかについて簡単に説明します.

もちろん,研究業績評価以外にもいろいろな評価項目があるのですが,ほとんどの部分は研究業績で決まると言っても過言ではありません.
研究業績は,
・博士学位論文
・学術雑誌掲載論文
・国際会議発表論文
・著書
・解説
が基本ですが,最近では上記に加えて,
・受賞
・特許
・取得した研究費
・学会活動(役員等)
を評価する場合が多いです.

特に,学術雑誌掲載論文,国際会議発表論文に関しては,修士課程修了相当年齢(24歳)以降の研究年数で割った年平均出版件数を算出します.
(学術雑誌掲載論文については国際誌と国内誌に分けて計算.first authorの件数を評価する場合もある.)
最近では,論文掲載誌のImpact factorやCitation indexによる引用回数の評価も一般的になりつつあります.

以上のデータをもとに,同じ専門分野で同職位の全国の研究者との業績比較を行います.
No.1になる必要はありませんが,それぞれの大学に応じた順位に入っている必要はあります.

純粋に客観的なデータ(エビデンス)に基づいた評価ですね.
もちろん,いずれの項目とも,一朝一夕に業績を増やそうと思って増やせるようなものではありませんので,1年1年の積み重ねが大切です.

結局,組織や出自,学歴や職歴ではなく,個人の純粋な研究業績が評価される点に注意してください.
自分の力で自分の将来を切り開いていくことができるのです.
実力がある人にはいくらでもチャンスがあります.
大学の研究者はほぼ100%,研究が大好きで,研究がやりたくて仕方がない人たちです.
自分の好きなことを職業にして,しかもそれが評価されるなんて,こんなに幸せな職業はありませんね.

研究が好きな人は,研究者を目指してみてはいかがでしょうか?
おもしろいですよ!!