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第575回 広島大学の行動指針:レベル3 (高度警戒)(大幅な活動制限)

2020.04.24

新型コロナウイルス感染拡大防止のための広島大学の行動指針は,4月22日から「レベル3 (高度警戒)(大幅な活動制限)」に移行しました.

広島大学では新型コロナウイルス感染拡大防止のための行動指針を策定しています.
https://www.hiroshima-u.ac.jp/system/files/141438/chartcv.pdf
このなかでレベル3は以下のように定義されています.

■授業:オンライン授業のみ実施
■教員・研究活動(研究員・学生の研究活動も含む):感染拡大防止に最大限留意して、停止が困難な研究のみ入室許可.研究継続に必要不可欠な者のみ入室可
■事務体制:半数程度の職員をテレワークとし、出勤する職員と交代制として対応
■学内の会議:可能な限りオンライン会議
■キャンパスへの学生の入構:学部学生、大学院生の入構は原則禁止
■課外活動:全面活動禁止(生物の世話に必要な最小限の活動を除く)

生体システム論研究室ではすでにすべてのミーティングをオンラインで実施していますが,研究室での実験を予定していた研究テーマに関しては計画通りの研究の遂行が困難になっています.もちろん,各テーマの状況にもよりますが,工夫すれば以下のようなことができると思います.

・これまでの成果を研究論文としてまとめ,雑誌に投稿する.
・従来研究のサーベイを行い,自分の研究シナリオの見直しと新規性,独自性の強化を行う.
・新たな理論解析,シミュレーション解析を導入する.
・研究室内で過去に計測したデータを利用して新たな解析を行う.
・一般公開されている研究データベースを利用して解析を行う.
例:
・Scientific Data
https://www.natureasia.com/ja-jp/scientificdata/about
・MIT MIMIC-III
https://www.nature.com/articles/sdata201635
https://aws.amazon.com/jp/blogs/news/perform-biomedical-informatics-without-a-database-using-mimic-iii-data-and-amazon-athena/

しばらくは不便な状態が続きますが,みんなでアイデアを出し合い,工夫をしながら困難を乗り越えていきましょう.