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第556回 2019年度広島大学オープンキャンパス開催報告(その1)

2019.10.25

2019年8月20日(火),21日(水)の2日間,広島大学オープンキャンパス2019が開催 されました.
https://www.hiroshima-u.ac.jp/oc

生体システム論研究室のオープンラボは,1日目を筋電グループと感性ブレイン グループ,2日目をヒューマンモデリンググループとMEグループが担当し,研究 室全体で見学対応にあたりました.今年度も2日間で100名以上の見学者があり, 活気に満ちたオープンキャンパスになりました.各研究グループのデモはグルー プリーダーを中心によくオーガナイズされており,非常に良かったと思います.

以下は,D1の関塚 良太君がとりまとめをしてくれたオープンキャンパス報告で す.今年もアンケートには良いコメントが多数寄せられており,よかったです. 関係者のみなさん,ごくろうさまでした!
(2日目分は次週,掲載します.)

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■オープンキャンパス第1日目
関塚です.オープンキャンパス1日目お疲れ様でした.

本日は筋電グループと感性ブレイングループがデモを行いました.今年の来客者 は70名と,昨年に引き続き非常に多くの方が来られました.全てのデモ,研究紹 介に対してポジティブな感想を頂くことができたので,しっかりと本研究室の魅 力を伝えられたのではないかと思います.

デモ担当者,案内係のみなさんありがとうございました.明日担当の方は,最後 に記載している本日の注意事項を確認しておいてください.

以下,本日のアンケート結果です.
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来客数:70名(内アンケート協力者70名)
得票率(得票数/見学者数)
筋電 :66/70 = 94.3%
感性ブレイン:63/70 = 90.0%

【自由コメント欄にいただいたご意見・感想】
– 特に筋電信号の研究に興味を持った.筋肉の動きなどをスポーツの分野に活か せると思った.
– 工学部から生体への繋がり方が,初めて見たり聞いたりする事ばかりで面白 かった.あらゆる方向性への可能性のある学部かと感じた.
– テーマに関する実験での不具合が目立った.
– 大学生ですが,研究室選びの参考になりました.
– 工学部3年です.研究室を考えるいい機会となりました.
– 具体的に研究されている内容を実演して下さったのでよくわかりました.
– 一人一人夢を持っている人が多く,将来を見ていてとても見習いたいです.
– ヒトは感情によって血管のかたさが変化することに驚きました.
– 血管を通して感情が分かるのがすごいと思った.
– 高校生にもわかりやすかったです.
– 3Dプリンタ義手などは,近未来な感じでとてもすごかったです.
– パソコンやAIを使った実験で,面白い活動内容でした.
– 人の感情が分かるようになるのはすごいと思った.
– 義手を作るためにどれくらいの技術が必要なのか気になった.
– 人の血管の硬さを調べられるのはすごいし,面白いと思いました.面白くて興 味を持ちました.
– とても面白かったです.義手とかも手首とか回ったら面白くなるかなと思いま した(笑)
– 筋電マウスはこれから使っていける技術だと感じました.5指義手は腕自体が 使えない場合などはどうするのかが気になりました.
– 娘が1年のときに参加したオープンキャンパスで筋電義手が面白かったと言っ ていたので,今回私も見学できて良かったです.なかなか皆さんのいる前で質問 は難しいので,見学後個別に声をかけてもらえるといいなと思いました.
– とても興味深くて面白そうだった.また,研究室の人たちを個性的で面白かっ たです.
– 人体を機械で制御したり計測したりするのはあまり知らないことが多かったです.
– 質問のしかたが悪くて申し訳なかったです.とても面白い話を聞かせてもらっ てありがとうございました.
– 楽しかった.自分もこういった実験をしてみたいと思った.
– 思っていた以上に興味を持っていた内容とマッチしていてとても楽しかったです.
– ヒトの脈に反応してグラフも反応することや,義手がちゃんと動きに合わせて 動いているのもとてもすごかった.
– 魚の感情を理解し,水質調査もできることがすごいと思った.
– 一高の先輩がいらっしゃってうれしかったです.研究内容がおもしろかったで す.ありがとうございました.
– 工学部は機械のイメージがありましたが医療に関わっていて驚きました.あり がとうございました.
– 今まで考えたこともなかったことを知れて良かった.
– 大学での研究内容は具体的に示してくれて分かりやすかったです.学生のみな さんに親近感がわきました.
– 義手も3Dプリンタで作ると聞いて驚いた.そのうち義手のスポーツ記録が伸び たりしたらいいなと思う.
– 電気からこんなこともできるんだなと思いました.
– 工学部のイメージが変わりました.これからも研究頑張ってください.
– とても楽しそうな研究室ですね.
– 去年は2日目に来たので見れなかったものがあったが今回見れて良かった.
– 自分が思う工学部のイメージと少し違った.
– とても面白い話だった.
– 工学部がどんなことを研究しているかが知れてよかったです.
– 義手と握手をすることができたのですごい良い経験になりました.
– 血圧をはかる体験ができてとても楽しかったです!!
– 筋電マウスで筋肉について興味を持った.すごく面白かったです.
– 編入について詳しく聞けて良かったです.
– 近代的面白かった.ヒトの気持ちをデータで読み取る技術がとても興味深く, すごい技術だなと思いました.
– 義手を自由に動かせるようになったら,腕がない人も普通の暮らしが出来て, 将来性のある研究を見れました.
– いろんな電気を使って役立てていることがあることを知りました.
– これから新たな便利なものが開発されていくことが楽しみだと思いました.
– 筋電信号計測によるデータを用いて,義手を操作できてすごい!!
– 技術が発展して,ここまでできるんだと実感しました.
– 人の身体と機械をつなげる技術に関心が持てたので,ぜひこの研究室に入って みたい.体験があって楽しかったです.
– 筋電マウスの研究が面白かったです.
– 将来医療に必要になるような研究をしてすごいと思った.
– 義手が動作に沿って動いているのが面白かった.手だけじゃなくて他の部位に も活用したらすごい良くなりそうだと感じた.
– 非常に分かりやすい説明で素人の私でも興味を持つことができました.特に筋 電信号のお話は,テレビなどでは語られない基礎的な技術のお話を聞けたのでよ り理解を深めることができました.
– 1つ1つ丁寧に説明していただけたのでわかりやすかったです.大学を決める ときの参考にします.
– あまり考えた事のないことばかりだったので驚きました.
– 筋電信号計測が思ったより,人の動作を再現できていたので,すごいなと思い ました.自分の気持ちで血管の柔らかさが変わることを知って面白かったです.
– 実際の説明が聞けて,進路選択に役立つことができました.ありがとうござい ました.
– とても面白かった.全く何学部に入るか決めていなかったけど,工学部行こー かなーと思えました.ここにいる人たちみんなが優しくてとてもいいなーと思い ました.
– 文系ですが,とてもおもしろかったです.もし広大に来ることがあればまた見 てみたいです.
– 何もしなかったら見えない部分が,このような研究によってわかるのが面白い と思った.
– 1つのことについての研究でもあらゆる応用方法がありそうだと思った.
– 医療にも関わっているのですごいなと思いました.
– 医療などとも密接に関係する機械などを使っていて興味が湧いた.
– 脳波とかも見てみたいです.

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各グループ・係の議事録は以下の通りです.
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グループ名:感性ブレイングループ(部屋番号: A1-511)
デモ内容:魚のリアルタイム情動評価 & 匂い提示時・痛み刺激提示時のリア ルタイム血管剛性計測
説明者 :松下, 関本,原田
実演者 :松下, 関本,原田

質問内容:
研究内容に関して
Q1.魚の情動評価はどのように定義していますか.
A1.実際に薬品を入れて情動を引き起こして,そのデータを基に定義しています
Q2.血管剛性は動脈硬化と関係あるのか.
A2.もちろん関係があります.血管剛性によって動脈硬化の早期発見を目指して います.
Q3.ゼブラフィッシュの位置推定はどの部分を推定していますか.
A3.えらのある頭付近の位置推定をしています.
Q4.グループが4つに分かれているのはどういうことか.
A4.研究目的によって大きく4つに分けています.
Q5.血圧から血管剛性はどのように測定していますか.
A5.血圧や脈波から剛性を推定するモデル式があるので,それに当てはめて推定 しています.
Q6.機械学習に興味ありますが,どこでできますか.
A6.この研究室で取り扱っています.

大学生活などについて
Q1.西条は雪は降りますか.
A1.降ることはありますが,日数は少ないですし,通学で困ることはありません.
Q2.大学周辺で住む場所は多いですか.
A2.生協管理の部屋や住宅会社管理の部屋もあるので,多いです.周りに学生も 多いので安心です.
Q3.編入後,友達はできますか.
A3.サークルに入って,他の編入生と知り合うことで友達はできます.
Q4.学部をどうやって決めたらいいですか.
A4.やりたいことで決めるのが一番いいです.
Q5.遊ぶところはありますか.
A5.居酒屋が多いです.近くにはカラオケもあります.

感想:
全体を通して,高1の学生にもわかりやすいように,専門用語や難しい言葉は使 わず,丁寧な説明を心掛けたことで今回の評価につながったと思う.デモに関し て初めは不具合があったが,それ以降は順調だった.魚のデモに関して,水槽に 電極をあらかじめ入れておく,魚の大きさを大きいものにするなどの対応をする ことで推定がうまくいき,見学者の理解を得ることができた.
血管剛性については見学者に参加してもらうことで,興味をより持ってもらえた.
個人的な見解だが,においをいいにおいにしたことでリラックスでき,その後の 痛み刺激で大きく反応が出ているような気がした.
質問が少ないので,質疑応答の時間を減らしてデモの時間を増やしてもよかった.

今後の課題:
筋電のデモを待っている際に時間つなぎをするためのものを用意しておく.
質問がもっと多くなるようなデモ内容に変更していく.

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グループ名:筋電グループ(部屋番号:A1-511)
デモ内容:3Dプリンタ製義手,筋電マウス,VR訓練システム
説明者  :畑元
実演者  :畑元,川野,飯島,阪井

質問内容:
Q1.3Dプリンタ義手の重量はどれくらいですか.
A1. 本体部分は300g程度ですが,ソケットも含めると2kg程度です.
Q2. 義手のモータ音を消すことは可能ですか.
A2. 超音波モータを用いることで音を消すことは可能です.
Q3. 義手で人間より大きい力を出すことは可能ですか.また,その力はどのよう にして出すのですか.
A3. 例えば,モータによって糸を強く巻き取ることでより強い力を出すことは可 能です.

Q4. 脳波を使って義手を操作することは可能ですか.
A4. 可能ではありますが,ノイズの問題があるため筋電を用いる場合より難しい と思われます.
Q5. 電極を腕以外の部位に取り付けても義手を操作できますか.
A5. 筋電信号を計測することができればどこの部位に取り付けても操作可能です.
Q6. 指を動かしてから義手が動くまでにタイムラグがあるのはなぜですか.
A6. 動作の識別にかかる時間があるためです.また,人の動きに近づけるために 急峻な動きを抑制するようなモデルが組み込まれているためです.

感想:
今回のデモでは,3Dプリンタ義手,筋電マウスともに良好に動作したため,機材 については特にトラブル無く終わることができ,また,発表については少し緊張 した部分もありましたが,特に問題なく進めることができました.しかし,質問 の応答に一部戸惑った部分があったので,今一度義手や筋電について深く勉強す る必要があると感じました.参加者の方も義手に興味を持ってくれている人が多 かった印象で,筋電グループの研究の魅力を伝えられたと思います.今後のデモ でも今回の経験を活かして,より分かりやすい説明を心掛けたいと思います.

今後の課題:
・HUVETSで一部トラブルが生じたので,事前に安定して動作するように調整する.
・実際に切断患者の方が義手の操作や訓練を行なっている動画を用意しておく.
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統括・案内係1日目

気付いた点と注意事項:
– 11時から12時頃に人が集中しているので,休憩時間を30分後ろにずらす.
– 来客者の人数に合わせて研究紹介を短めにするなど,臨機応変に回転率を変え る必要がある.
– 傘を忘れて帰ってしまって取りに戻ってきた方が数名おられたので,傘を忘れ ないように声をかけるようにする.
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