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第248回 オープンキャンパス開催報告(その2)

2010.10.12

先週に続いてオープンキャンパス2日目の総括です.
アンケートに記入された見学者のコメントから分かるように,多くの方に楽しんでいただけたようでよかったですね.
各グループの担当者にとっては反省点がいろいろあったと思いますが,すべて通常の大学生活では得ることができないような貴重な経験です.
さまざまな形で今後につながると信じます.

来年度のオープンキャンパスも各グループで競い合いながら良いものにしていきたいですね.
来年度もがんばりましょう!

===<2日目>======================================
井上です.お忙しいところ,失礼致します.
オープンキャンパス2日目は,ME,A-life,生体組がデモを行いました.
本日も昨日に引き続き,多くの方が見学にお越しになりました.
見学者の方には,研究室の魅力をある程度伝えることができたように思います.
以下,本日のデモの議事録です.
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◆グループ名:MEグループ(部屋番号:544)
デモ内容:超音波測定,エアパックセンサ,薄状圧電センサ
説明者 :平野(博)
実演者 :木原,堀内

■質問内容:
Q1. ドライビングシートを用いて飲酒運転をどのように評価しているのか.
A1. 脈の感覚や呼吸はを調べることで飲酒しているか評価します.
Q2. ドライビングシートの実用の目処はどの程度たっているのか.
A2. 飲酒,居眠り,いらいらなど情報がわかるようになっており,数年のうちに実用化できるくらい出来上がっています.

■感想:
午前中,B4の説明が堅苦しいものとなっており,高校生の反応があまり良くなかったように思えた.午後からは,発表側も慣れてデモをしたときや,逆質問をしたときの高校生の反応が良くなったように思えた.時間配分がうまくいかず,他のグループの方や高校生に迷惑をかけた点などがあったので,今後は注意していきたいと思います.
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◆グループ名:A-lifeグループ(部屋番号:533)
デモ内容①:メダカの生体電気信号計測
説明者 :来山
実演者 :来山

■質問内容:
Q1. 実際に工場廃水の監視はメダカを使っているのか.
A1. 実際にメダカ等の小型魚類を工場などで使用しています.しかしながら,今ある装置は魚が死んだかどうかしか判断できないので,汚染の発見が遅れる可能性があります.今研究しているシステムでは汚染が始まると即座に発見できるため,有用だと思います.

■感想:
質問が少なかったことと,あまり興味をもってもらえなかったことが残念でした.もっと興味をもってもらえるような説明やPPTを作るべきだったと後悔してます.ただ,中にはよく話を聞いてくれていた人もいたので少しは充実感がありました.この反省を次に生かせるように精進していきたいです.
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◆グループ名:A-lifeグループ(部屋番号:533)
デモ内容②:線虫バーチャルモデルの開発
説明者 :正岡
実演者 :正岡

■質問内容:
Q1. ロボットは水中でどう動いているのか.
A1. ロボットはくねり運動をしているだけで,その時にかかる水の抵抗を利用して水中を泳いでいます.

■感想:
本日のデモでは少し固い発表になってしまったので,高校生が食いつけるような発表ができたらよかったです.実物のロボットがあればもっとインパクトが出ると思うので,今度はもっとおもしろいデモにしたいです.
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◆グループ名:生体グループ (部屋番号:532)
デモ内容:ドライビングシミュレータ,モーションキャプチャ
説明者 :松原,成末
実演者 :中原,井上

■質問内容:
Q1. 高速,低速時を考慮してステアリングを設計しているのか.
A1. 今回は行っておりません.しかし,実際に考慮する必要はあると考えます.
Q2. 実車にデモ内容のような電子制御を導入し,異常が生じるとどうなるのか.
A2. 壊れた場合は制御できなくなります.なんらかの安全対策が必要になります.
Q3. この制御は実車に使われているのか.
A3. 近年では,多くの自動車で電子制御を用いたステアリング制御が行われています.しかしながら,私たちが考案したプログラムは現段階では使用されておりません.
Q4. 赤い服を着ていても計測できるのか.
A4. 色を抽出して計測を行っているので,マーカと同じ色の服を着ている場合は計測できません.
Q5. 手についている赤いものは何ですか.
A5. マーカといって,その動きを計測することで運転中の人間の動きなどを記録することができます.
Q6. 大学の勉強は忙しいか.
A6. 大学では自分の興味がある分野の勉強ができるので,勉強したい分野が多ければそれだけ忙しくはなります.
Q7. 今のステアリングの位置は最適な位置か.
A7. 今は実車に基づいて位置を設定しております.
Q8. この装置(仮想ペダル装置)は何をするか.
A8. 操作しやすいペダルを実現するために研究を行っている装置です.

■感想:
特に大きな問題はなく,説明を行えたと思います.ただ,午前中は説明が硬くあまり良い反応をいただけなかったので,もう少し分かりやすく説明を行う必要があったと感じました.午後からは,積極的に質問や体験をしていただいたので良かったと思います.
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◆2日目アンケート集計結果:
得票数 :37/56(ME),28/56(A-life),41/56(生体)

コメント:
・ドライビングシミュレータが面白かったです.
・実際に体験できておもしろかったです.
・親切で丁寧な説明でわかりやすかった.
・普段できない体験ができて楽しかったです
・工学系のことだけでなく他の学部に応用させることに興味を持ちました.
・普段の生活に利用できたりするので、すごいと思った.
・水中で線虫が動くことに興味を持ちました.
・「生体システム論」は、どういったものか理解することができました.
・工学はロボットだけを作っているイメージがありましたが、医学分野で役立つことも研究しているとわかり勉強になりました.ありがとうございました.
・線虫モデルは,将来的に役立つと思いました.
・工学部にはいろいろな内容の研究があり,みなさんが楽しそうに研究している印象を受けました.
・研究している内容に複雑さを感じ,興味がわきました.
・実際に体験することができ,よかったです.
・さまざまな応用例をあげて頂き,わかりやすかったです.