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第414回 2015年度広島大学オープンキャンパス開催報告(その1)

2015.10.05

8月18日(火),19日(水)の2日間,広島大学オープンキャンパス2015が開催されました.
http://www.hiroshima-u.ac.jp/news/show/id/23664
http://www.hiroshima-u.ac.jp/news/show/id/23670
http://www.hiroshima-u.ac.jp/eng/fd-admission/opencampas2015/p_c5xa5d.html

生体システム論研究室のオープンラボは,1日目は筋電グループとA-lifeグループ,2日目はヒューマンモデリンググループとMEグループが担当し,大学院一般入試受験生を除く研究室メンバーほぼ全員で見学対応にあたりました.
2日間で約100名と例年よりは見学者が少なかったものの,各グループとも概ね良い反響が得られたようで良かったと思います.
研究グループのデモは各グループリーダーを中心に非常に良くオーガナイズされており,満足のいくオープンキャンパスになりました.

以下は,早志君(1日目),平野(博)君(2日目)がとりまとめをしてくれたオープンキャンパス報告です.
良いコメントが多く寄せられており,よかったです!
みなさん,ごくろうさまでした!
(2日目分は次週,掲載します.)

■オープンキャンパス第1日目

早志です.オープンキャンパス1日目お疲れ様でした.
本日は筋電とA-lifeがデモを行いました.今年は例年より来客数がやや少なかったものの,60名近くの方にデモを見ていただくことができました.
反応もよく,研究の魅力を伝えられたのではないかと思います.
以下,本日のアンケート結果です.
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来客数:57(アンケートにご協力下さった方のみ集計)
得票率(得票数/見学者数)
筋電 :51/56 = 91.1%
A-life:39/48 = 81.3%

【自由コメント欄にいただいたご意見・感想】
・義手を脳波で動かせるようにしてみたい.面白そうだった.
・筋電位信号であんなに正確に指の動きがわかることにとても驚きました!マウスへの応用はとても面白かったです.
・義手の研究は実際の現場で使えるような内容だったのですごいと思いました.
・義手の研究については筋電位信号でほぼ正確な動きができていたので興味深かった.
・義手などコンピュータと生体学を兼ね備えていて興味深かったです.
・義手については興味深かった.魚が呼吸中,電気を出すのは初めて知った.全部,面白かった.
・コンピュータを生物と結び付けていることに関心を持ちました.
・魚が呼吸の時に電気を発しているのを知れてよかった.
・とても楽しかったです.
・面白かった.
・筋肉が電気で動いていることを初めて知れてよかった.
・いろいろな体験ができてとても楽しかったです☆彡
・体の中を流れている電気信号を読み取れるのはすごいと思った.
・人の動かす筋肉を使って手のロボットを動かしているのがすごいと思った.
・どちらの体験も面白かったです.
・魚のデモが少し失敗して見れなかったのが少し残念でした.
・ここにきて学びたいと思った.
・いろいろな研究ができそうで面白かった.
・まだ,将来についてよく考えていなかったので今回の実演で少し決まった気がした.
・興味がある分野だったので進路の参考になった.
・知っていることもあったが何に応用できるかということが知れてよかった.
・夢が広がってとても興味が湧きました.
・自分が動かした通りに手が動いてすごかった.
・とても分かりやすく.興味がわいた.
・さらに入りたくなりました.
・魚の鰓呼吸の時に電気が出ていてそれで場所がわかるというのがとてもすごいなと思いました.
・社会の役に立つことを研究していてすごいと思った.
・数多く,さまざまなタイプの研究や実験を行っていることに驚きその完成度や内容に興味をそそられました.
・漫画の世界で興味を持っていたものを現実で見て体感することができました.
・電動義手についてが特に面白くて具体的でよかった.
・学生の方の対応も親切で分かりやすく,研究テーマにとても関心を持つことができました.
・皆さまには大変お世話になりました.学生になれたら…という仮定でいろいろ教えていただきました.感謝しております.(保護者)
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各グループ・係の議事録は以下の通りです.
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グループ名:筋電グループ(部屋番号:A1-511)
デモ内容 :5指義手,筋電マウス,村田製作所製筋電センサ
説明者   :古居
実演者  :古居,川嶋,江藤

・質問内容:
Q1.生まれつき腕が無い人でも義手を操作できるのか.
A1. はい.筋の動かし方と動作の対応を決めて訓練を行なえば操作することは可能です.
Q2. 義手の実用化は目指しているのか.
A2. 現在,具体的な実用化は決まっていませんが,今後実用化に繋げていきたいと考えています.
Q3. 腕以外を使って動かすことも可能か.
A3. 筋が存在する場所にセンサを取り付ければ身体のどこでも筋電信号は計測できるため,腕以外の部位でも動かすことは可能です.
Q4. 電極を取り付けるのは大変なのか.
A4. 現在使用しているものは,電極にゲルを塗ってテープで皮膚に取り付ける必要があるため,少し手間はかかります.しかし,慣れれば5〜10分程度で全電極を取り付けることが可能です.
Q5. 義手制御の精度はどのくらいか.
A5. 熟練度によって個人差はありますが,ある程度の訓練を行なえば90%以上の精度で制御することができます.
Q6. 脳波なども扱っているのか.
A6. 本研究室では脳波を用いて機器を制御するような研究も行っています.
・感想:
義手の特定の指の動きが不自然になるなど細かい不具合はありましたが,その場ですぐに復旧することができました.
デモ内容については5指義手,筋電マウス共に興味を示してくれた人が多かった印象でした.
また,時間が余った場合に実施した村田製作所製筋電センサを使ったデモでは,参加者自身が筋電信号を計測できたため,非常に反響がありました.
今後は参加者にも何か体験してもらえるようなデモを検討していきたいと思います.
・今後の課題:
トラブル対策をまとめる,デモ内容の検討

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グループ名:A-lifeグループ(部屋番号: A1-511)
デモ内容:匂い刺激による脳活動計測 & 小型魚類の電気信号計測 & 線虫ロボットの実演
説明者 :西川,坂本
実演者 :西川,坂本

・質問内容:
Q1.線虫ロボットは研究室で開発したのか.
A1.いいえ,ロボット本体は外注しています.研究室では運動制御アルゴリズムを開発しています.
Q2.線虫のアルゴリズムを工学的応用する予定はあるのか.
A2.現在は生物学者の方と共同研究を行い,線虫の仕組みを研究する為に使用しています.
Q2.魚類のシステムはどのような場所に応用する予定があるのか.
A2.水道局の方々と共同研究を行うなどして,水質汚染判別システムへと応用を考えています.
・感想:
=西川=
非常に多くの人に来ていただき,有意義な研究紹介が出来た.
本年度は3つのブースに分割したことで、見学者の方々が飽きないような空間作りができたと思う.
匂いに関しては,実際に実験で使用している試料を嗅いでもらう体験コーナーを設置し,十分な反応をいただけたと思う.
線虫に関しては,ロボットの実演を行い,多くの人に関心を持ってもらえたと感じた.
魚類システムのシステムに関しては,フリーズするなど問題が発生したため,今後はそのような問題が発生した場合にどのように対処すべきかをグループ内で検討したいと思う.
=坂本=
最初は伝わりにくい説明になってしまったが,回数を重ねるごとに少しずつ修正して伝わりやすい説明をすることが出来たと思う.
色々な年齢層の人が来るので,臨機応変にその時々に合った説明をすることが大事だと感じた.
同じグループの他の人が 行った研究を説明しないといけない場合もあるので,これからはそういう視点でも全ゼミの発表を聞いていきたいと思った.
・今後の課題:
小型魚類のデモシステムの改良
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統括・案内係1日目:気付いた点と注意事項:
◇デモ開始時刻について
– 全体案内が終わった直後なので10:30開始は少し早い可能性
– デモ開始時刻指定が機能していない
– 午前中は人が少ない
– 午後も例年よりは少ないが,ある時間に集中する
– 午後の開始時刻が少し遅い可能性
⇒ デモ開始時刻を明示せずポスターには10:30〜11:30など時間帯を記載
来客の様子を見てグループに分け,デモを開始する
来客が多い場合はKinectデモやポスターの説明をしながら待ってもらう
◇入学センターより紹介されたという方が来客
◇MEやHMを見たいという方が来客 ⇒ 本日いたメンバーで急遽対応
◇生体と制御どちらに行けばよいかで迷っている人が多い(エレベータホール)
⇒ 受付や案内係が積極的に声掛けして案内
◇様子をうかがっている人や逆に勝手に入っていく人がいる
⇒ こちらから声をかけて会話することで安心してついてきてくれる
◇飲み物は好評.アンケートを書いてくれた人には必ず出すと良い.
⇒ いりますか?と聞かないほうがよい(必ず遠慮される)
◇図書館や生協の営業時間を聞かれることがあるので確認しておく
◇午後のタームに案内係が不足
⇒ 案内係を時間限定で増員.関係者資料に時間帯とメンバーを明記しておく.
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