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第358回 文部科学省 平成25年度「革新的イノベーション創出プログラム (COI STREAM)」

2013.12.03

文部科学省は革新的なイノベーションを連続的に生み出していくことを目的とした「革新的イノベーション創出プログラム(COI STREAM)」を平成25年度より開始しました.

このCOI STREAMでは,「現在,潜在している将来社会のニーズから導き出されるあるべき社会の姿,暮らしのあり方(以下,「ビジョン」という)を設定し,このビジョンを基に10年後を見通した革新的な研究開発課題を特定した上で,既存分野・組織の壁を取り払い,基礎研究段階から実用化を目指した産学連携による研究開発」を行います.

今年度は申請総数190件の中から12件のCOI拠点が採択されましたが,マツダ(株)と広島大学が中心となって申請した以下の拠点が選ばれました.
http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/coi/1340937.htm

拠点名称:精神的価値が成長する感性イノベーション拠点

<中 核 拠 点>

国立大学法人広島大学

<サテライト拠点>

大学共同利用機関法人
自然科学研究機構生理学研究所

国立大学法人静岡大学

研究内容:脳科学・光技術・情報技術を駆使し、感性の可視化・生体センシング・遠隔再現技術を可能とするBrain Emotion Interface (BEI)を開発する。
BEIを基盤とし、衣・食・住・車など多様な分野で精神的価値の高い革新的ものづくりを実現するとともに、感性によるコミュニケーションを通じて人と社会のつながりを革新し、精神的価値が成長する社会の実現と日本発感性マーケットの創出を目指す。

プロジェクトリーダーは本研究室の共同研究者でもある農沢 隆秀さん(マツダ(株)技術研究所 所長)で,博士課程後期課程在籍中の西川 一男さん,竹村和紘さんが所属するマツダ(株)技術研究所とともに生体システム論研究室もこのCOIプログラムに参画します.

長年続けてきた本研究室とマツダ(株)の共同研究の成果とも言えるこのプログラムでどのような研究成果が生み出されていくか,楽しみにしてい ます.