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第340回 科学研究費

2013.05.21

本研究室では,広島大学から支給される運営費交付金だけでなく,学外から多額の研究費をいただいて研究活動を行っています.
中でも,文部科学省と日本学術振興会の助成事業である科学研究費は,専門家による厳しい審査(ピアレビュー)を経て採否が決定される重要な研究費です.
http://www.mext.go.jp/a_menu/shinkou/hojyo/main5_a5.htm
http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/

今年度も,4つの研究グループの研究テーマに関連して,以下の科研費の交付を受けました.

■文部科学省科学研究費補助金新学術領域研究(研究領域提案型)(H25〜H26年度)
新生児運動非接触計測法とGeneral Movements診断支援システムの開発
研究代表者:辻 敏夫

■日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B)(一般)(H21〜H25)
磁気で力を測る:指タップ力計測法の提案とパーキンソン病診断支援システムの開発
研究代表者:辻 敏夫,研究分担者:吉栖 正生(広島大学大学院医歯薬保健学研究院)

■日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究(B)(一般)(H25〜H28)
人側/装置側の両者の力触覚機能向上による新しい医用力覚呈示システム
研究代表者:栗田 雄一,研究分担者:辻 敏夫

■日本学術振興会科学研究費補助金挑戦萌芽(H25〜H27年度)
マウス脳で人間のニオイ感覚を予測する:生物模倣型自動官能検査法の提案
研究代表者:辻 敏夫,研究分担者:栗田 雄一

■日本学術振興会科学研究費補助金挑戦萌芽 (H23〜25年度)
昼食後の短時間仮眠がその後の運動パフォーマンスに与える効果に関する研究
研究代表者:福場 良之(県立広島大学),研究分担者:辻 敏夫

また,博士研究員の曽 智君,平野 陽豊君,共同研究者の島谷 康司先生,島 圭介先生らも共同研究のテーマに関連して科研費の交付を受けています.

厳しい経済情勢にもかかわらず,これらの研究費によってさまざまな実験装置や研究資材を購入したり,国内/国外の学会に参加することができるのは非常にありがたいことです.
私たちは,これらの研究費の原資が国民の税金で賄われていることを忘れずに,研究費を決して無駄にすることがないよう,気を引き締めて研究に取り組んでいく責任があります.
そして,これらの研究費に見合った研究成果を社会に還元するため,高いレベルの学術性と実用性を兼ね備えた研究を推進していきたいと考 えています.