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第284回 2011年度新学術領域班会議

2011.10.18

文部科学省科学研究費補助金新学術領域研究「神経系の動作原理を明らかにするためのシステム分子行動学(領域代表者:飯野雄一)」の2011年度班会議・ワークショップが,8月20日〜22日にチサンホテル新大阪,および神戸国際会議場において行われました.
http://www.molecular-ethology.jp/schedule/schedule_index.html

本研究室では,A-lifeグループのメンバーを中心として「生物行動のシステム工学的解釈とバイオミメティックセンサシステムの提案」というテーマで研究に取り組んでいます.
http://www.bsys.hiroshima-u.ac.jp/news/10655

研究メンバーは,A-lifeグループの曽 智君,服部 佑哉君,来山 茂央君,齋藤 牧紀君,山田 泰隆君,正 岡 和弥君,宮本 健太郎君,金沢大学の滝口 昇先生,日本原子力研究開発機構の鈴木 芳代さん,それに大阪大学の大竹 久夫先生で,みんなで分担しながら,線虫,マウス(ラット),ゼブラフィッシュの研究に取り組んでいます.

先日,開催された2011年度班会議では,以下の2件の研究発表を行いました.

環境条件に依存した線虫の運動パターンの変化の解析
鈴木芳代,服部佑哉,曽智,坂下哲哉,小林泰彦,辻敏夫
新学術領域研究,神経系の動作原理を明らかにするためのシステム分子行動学, 2011年度班会議,ポスター発表プログラム, P34, 2011.

生体信号を用いたゼブラフィッシュのカメラレス行動計測法とOn-Center/Off-Surroundニューラルネットを用いた嗅覚アテンションメカニズムのシミュレーション
曽智,来山茂央,辻敏夫,滝口昇,大竹久夫
新学術領域研究・神経系の動作原理を明らかにするためのシステム分子行動学, 2011年度班会議ポスター発表プログラム, P33, 2011.

今年度の班会議では,他大学の研究者の方から線虫,ゼブラフィッシュに関する共同研究の申し出を受けるなど,生物分野の先生方に興味を持っていただくことができました.
また,その後に参加した包括型脳科学研究推進支援ネットワーク2011年ワークショップ,味と匂学会第45回大会においてもマウス(ラット)嗅覚系に関する研究成果を曽 智君,齋藤 牧紀君が発表し,大学や企業の研究者の方々と交流することができました.

この新学術領域研究も来年度が最終年度となります.「生物に学ぶ」,「生物を利用する」という立場から,魅力的で役に立つ研究成果を目指し,生物学と工学を融合した新しい学際研究を確立していければと思っています.