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第202回 研究費

2009.06.08

本研究室では,毎年,広島大学の運営交付金はもちろんのこと,学外からも多くの研究費を交付していただいて研究活動を行っています.

たとえば今年度は,平成21年度科学研究費補助金としてA-life関係の新学術領域研究(研究領域提案型,研究期間H20〜H24)や生体信号解析関係の基盤研究(B)(一般,研究期間H21〜H25)をはじめ,いくつかの交付を受けました.
また,平成20 – 21年度地域イノベーション創出研究開発事業(一般枠,研究期間2年間)は血管関係の医工連携研究で,実用化を目指した産学官研究プロジェクトです.
いずれも非常に多額の研究費を助成していただいています.

昨年から厳しい経済情勢が続いていますが,これらの研究費によって各研究テーマに関係するさまざまな実験装置や資材を購入したり,国内/国外の学会に参加したりすることができます.
研究費に困窮することなく研究を進めることができるのはたいへんありがたいことですが,これらの研究費の大部分が国民の貴重な税金で賄われていることを十分認識し,研究費を決して無駄にすることなく最大限有効に活用する義務があります.

十分な予算に恵まれ研究費を節約する工夫を忘れてしまい,結果的に研究の質が低下してしまったというようなことにならないよう,気を引き締めて研究活動を行う必要がありますね.
そして,高い学術性を備えた上で,実社会に還元できるような研究成果を目指して活動していければと思います.