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第164回 平成20年度卒論中間発表会,終了しました.

2008.07.14

7月7日(月),14日(月)の2日間,今年度の卒論中間発表会を開催しました.
発表者11名全員,卒論に取り組み始めてまだ2ヶ月程度にもかかわらず,非常に充実した内容の発表だったと思います.

4年生にとっては全体ゼミが始まって今回がまだ2回目の発表でしたが,研究内容,ストーリーの組み立て,スライドの作成,話し方,質問に対する回答,議事録のまとめ方のどれをとっても,高いレベルに到達していました.
毎週,先輩達の発表を聴講し,その研究内容はもちろんのこと,緊張感溢れるナマのプレゼンテーションに接し続けていたことが大きな力になったと思います.
各自,聴講した内容を見事に吸収し,自分の力に変えていってくれたことがよくわかりました.

「すべての創造は模倣から始まる」という言葉がありますが,的確な模倣(ミメーシス)はそんなに簡単なことではなく,本質を見抜く能力が要求されます.
もちろん,他人の発表を見て自分の発表に結び付けるには高度な類推(アナロギア)が必要です.
研究内容もプレゼンテーションも模倣からスタートするのは恥ずかしいことではありません.
まずは模倣からスタートし,ミメーシスとアナロギアを駆使しながら真の創造を目指して進めていくといいと思います.

このあと,8月上旬までもう少し予定が入っていると思いますが,基本的には夏休み,院試をはさんで9月以降に研究活動を再開することになります.
前期の総括と整理を行い, 自分の研究の理想のゴールについてよく考察しておくといいでしょう.
新たな創造に向けて,自分なりの新しいアイデアや工夫を盛り込んでいけるといいですね.

4年生のみなさん,そして研究指導を担当してくれた院生のみなさん,本当におつかれさまでした!
素晴らしい発表会だったと思います.