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2017年12月12日

■以下の論文が掲載されました.

115. Development of a Pneumatic Artificial Muscle Driven by Low Pressure and Its Application to the Unplugged Powered Suit
Kazunori Ogawa, Chetan Thakur, Tomohiro Ikeda, Toshio Tsuji, and Yuichi Kurita
Advanced Robotics, vol.31, no.21, pp.1135-1143, DOI: 10.1080/01691864.2017.1392345, 2017 (SCI, IF=0.92)

■以下の国際学術雑誌論文が掲載決定になりました.

Real-time Cameraless Measurement System based on Bioelectrical Ventilatory Signals to Evaluate Fear and Anxiety
Zu Soh, Motoki Matsuno, Masayuki Yoshida, and Toshio Tsuji
Zebrafish (accepted, SCI, IF= 2.242)

■以下の国内学術雑誌論文が掲載決定になりました.

テンプレートマッチング法を用いた頸動脈の動きの解析
久米伸治, 松重俊憲, 濱聖司, 坂本繁幸, 岡崎貴仁, 大下純平, 石井大造, 水口翔太, 曽智, 辻敏夫, 栗栖薫
Neurosonology:神経超音波医学, 第30巻3号(2017年12月発行予定,印刷中).

2017年12月5日

■以下の研究課題が広島大学疫学研究倫理審査委員会において承認されました.

許可番号: 第E-1021号
研究期間: 平成29年11月27日 – 平成36年 3月31日
研究課題名: 神経疾患に対する情報統合型病態解析システムの開発
研究責任者名: 栗栖 薫

2017年11月30日

■以下の招待講演を行いました.

マーカーレス動画像解析にもとづく乳幼児発達評価支援システム
辻 敏夫
日本発達神経科学学会第6回学術集会
2017年11月25日 情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター

■以下の特許が公開されました(掲載忘れ).

26: Apparatus and method of evaluating vascular endothelial function
European patent application 09005311.7-1526, Publication No.: EP 2 110 074 A1
Toshio Tsuji, Masao Yoshizumi, Yoshihito Higashi, Masashi Kawamoto,Teiji Ukawa
Application Date: 14.04.2009, Publication Date: 21.10.2009

35: Apparatus for Evaluating Vascular Endothelial Function
European Patent Application EP10176310.0, Publication No.EP2294976
Toshio Tsuji, Masao Yoshizumi, Yukihito Higashi, Masashi Kawamoto, Hideo Ozawa, Teiji Ukawa, Tsuneo Takayanagi
Application Date: 13.09.2010, Publication Date: 16.03.2011

38: 脈圧計測システム
日本国特許出願 2012-050807,特開2010-284517,
国際出願番号: PCT/JP2012/050807, 国際公開番号: WO/2013/108361
神鳥 明彦,佐野 佑子,辻 敏夫,平野 陽豊
2012年1月17日出願,2010年12月24日公開, 2013年7月25日国際公開

42: Apparatus for Evaluating Vascular Endothelial Function
European Patent Application EP12196716.0, Publication No. EP2606818
Toshio Tsuji, Masao Yoshizumi, Yukihito Higashi, Masashi Kawamoto, Hideo Ozawa, Teiji Ukawa, Tsuneo Takayanagi, Haruka Morimoto, Ryosuke Kubo
Application Date: 12.12.2012, Publication Date: 26.06.2013

2017年11月22日

■以下の論文が掲載されました.

107. Unpowered sensorimotor-enhancing suit reduces muscle activation and improves force perception
Yuichi Kurita, Jumpei Sato, Takayuki Tanaka, Minoru Shinohara, and Toshio Tsuji
IEEE Transactions on Human-Machine Systems, Volume: 47, Issue:6, pp. 1158-1163, 10.1109/THMS.2017.2700437, DECEMBER 2017 (SCI, IF=2.493)

■以下の委員に就任しました.

辻 敏夫
日本人間工学会第6期代議員
(2018年社員総会 – 2020年社員総会)

■以下の特許が登録されました(掲載忘れ).

31: Method of Estimating Finger-Tapping Force
U. S. Patent Application No. 12/604,515, Publication No. US-2010-0106060-A1, Patent No. 08337427
Toshio Tsuji, Keisuke Shima, Yasuhiro Tamura, Akihiko Kandori, Yuko Sano, Tsuyoshi Miyashita
Application Date:23.10.2009, Publication Date: 29.04.2010, Issue Date: 25.12.2012

33: Motor Function Estimating System, Motor Function Estimating Method And Program
U. S. Patent Application No. 12/854,357, Publication No. US-2011-0054361-A1, Patent No. 8,574,173
Saburo Sakoda, Toshio Tsuji, Keisuke Shima, Masaru Yokoe, Yuko Sano, Akihiko Kandori, Tsuyoshi Miyashita
Application Date: 11.08.2010, Publication Date: 03.03.2011, Issue Date: 5.11.2013

コラム

第489回 インパクトファクター,被引用回数,h指数

2017.12.11

生体システム論研究室が所属する広島大学大学院工学研究科では,研究・教育活動の活性化を目的として,毎年,研究室の研究業績の評価を行っています.研究の業績をどのようにして評価するか,これはなかなか難しい問題ですが,一般に以下の3つのインデックスがよく用いられます.

1.Impact Factor(インパクトファクター, IF)
インパクトファクターとは学術雑誌の影響度を評価する際に用いられる指標で,ある1年間においてその雑誌に掲載された過去2年間の論文が平均して何回引用されたかを示す尺度です.ただし,対象とする学術雑誌や引用回数は学術データベースWeb of Scienceに掲載されているものに限られます.分野が異なる学術雑誌を一概に比較することはできませんが,同じ分野であればインパクトファクターの高い雑誌ほど影響度が高いということになります.なお,インパクトファクターが付与された論文誌に掲載された論文はSCI論文と呼ばれます.

2.Times Cited(被引用回数, TC)
被引用回数はあるSCI論文が他のSCI論文から引用された回数で,Web of Scienceを対象としてカウントした値が用いられます.上述のインパクトファクターでは雑誌の影響度しか評価できませんが,被引用回数であれば論文そのものの影響度,重要性を評価することができます.また,ある研究者のすべての論文の被引用回数を総和した被引用総数を計算することも可能です.

3.h-index(h指数)
ある研究者が発表したSCI論文の質(被引用回数)と量の両方を考慮した指標で,「その研究者が発表したSCI論文のうち被引用数がh以上であるものがh以上あることを満たすような最大の数」と定義されています.最近はこのh-indexを用いて研究者の業績評価を行うことが多くなってきているようです.

今回は,研究室ホームページに掲載しているSCI論文の被引用回数を調べてみました.以下に,ベスト5を示します.
なお,論文の先頭についている番号は,研究室ホームページ(http://www.bsys.hiroshima-u.ac.jp/publications/international-journal-papers)に掲載している論文番号です.

第1位 (TC=249)
31. A Human-Assisting Manipulator Teleoperated by EMG Signals and Arm Motions
Osamu Fukuda, Toshio Tsuji, Makoto Kaneko and Akira Otsuka
IEEE Transactions on Robotics and Automation, Vol.19, No.2, pp.210-222, April 2003.

第2位 (TC=222)
4. Human Hand Impedance Characteristics during Maintained Posture in Multi-Joint Arm Movements
T.Tsuji, P.Morasso, K.Goto and K.Ito
Biological Cybernetics, Vol.72, pp.475-485, 1995.

第3位 (TC=83)
11. Active Antenna for Contact Sensing
M.Kaneko, N.Kanayama and T.Tsuji
IEEE Transactions on Robotics and Automation, Vol.14, No.2, pp.278-291, 1998.

第4位 (TC=65)
67. A Hybrid Motion Classification Approach for EMG-based Human-robot Interfaces using Bayesian and Neural Networks
Nan Bu, Masaru Okamoto and Toshio Tsuji
IEEE Transactions on Robotics, Vol. 25, No. 3, pp. 502-511, June 2009.

第5位 (TC=61)
13. A Log-Linearized Gaussian Mixture Network and Its Application to EEG Pattern Classification
T.Tsuji, O.Fukuda, H.Ichinobe and M.Kaneko
IEEE Transactions on Systems, Man, and Cybernetics-Part C: Applications and Reviews, Vol. 29, No. 1, pp.60-72, February, 1999.

第1位は福田修先生(佐賀大学),第4位はBu Nan先生(熊本高専)の博士学位論文の内容の一部を論文にしたものです.

もちろん,これらの評価指標だけで研究内容の順序付けができるわけではありませんが,このような基準で評価されることがわかっているのであれば,普段から少しずつこれらの指標値を上げる努力をしておくことも大切でしょう.

今後も,海外や国内他大学の研究者にたくさん引用されるような独創的で影響力の高い研究成果を目指していければと思います.

第488回 国土交通省 交通運輸技術開発推進制度

2017.12.04

国土交通省は交通運輸分野における政策課題の解決を図るため,真に必要な基礎的研究を国において重点的に実施する「交通運輸技術開発推進制度」を行っており,生体システム論研究室ではMEグループの三戸 景永君,萩山 直紀君を中心として,以下のプロジェクトに取り組んでいます.

国土交通省 交通運輸技術開発推進制度 平成28年度研究課題
テーマ1:交通・輸送システムの安全性・信頼性等向上
− 事故未然防止等の輸送における安全性向上に係る技術開発 −
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo17_hh_000066.html

課題名:「医学的知見に裏付けられた体調急変に関するメカニズムの解明によるドライバーの体調スクリーニングに資する基礎研究」
研究実施者:東京大学,広島大学,デルタ工業(株)
プロジェクトリーダー:
金子成彦(東京大学大学院工学系研究科 教授)
メンバー:
辻 敏夫(広島大学大学院工学研究科 教授)
吉栖正生(広島大学大学院医歯薬保健学研究科 教授)
藤田悦則(デルタ工業(株)取締役,開発本部長補佐兼技術開発部部長)

研究概要:
○ドライバーの健康状態に起因した事故等が社会的な問題になっていることに鑑み、医学的な観点から事故等に至るまでの体調急変に関するメカニズムを研究・解明し、 将来的にはドライバーの生体信号(呼吸、脈拍、心音等)を用いた体調予報の基礎的な知見を得る。
○これにより、様々な交通輸送モードにおいて利活用が可能となり、交通・輸送システムの安全性の向上に広く貢献していくことが期待される。

先日,平成29年度の研究実施契約を締結するとともに,東京大学の金子 成彦先生を研究室にお迎えして今後の研究に関する打ち合わせを行いました.本プロジェクトの研究成果は,

第2回「交通運輸技術フォーラム」
~イノベーションが交通運輸分野の未来を創る~
http://www.mlit.go.jp/report/press/sogo17_hh_000078.html

において報告する予定です.引き続き,体表脈波センサによるバイタル情報計測法と体調急変確率予測モデルの確立に向けて研究に取り組んでいきたいと思います.

第487回 構成論的発達科学

2017.11.28

2013年から取り組んでいた科学研究費補助金(新学術領域研究)「構成論的発達科学 − 胎児からの発達原理の解明に基づく発達障害のシステム的理解 −」が終了し,2017年11月25,26日に情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センターで開催された日本発達神経科学学会第6回学術集会において研究成果報告を行いました.

「構成論的発達科学」は,東京大学の國吉康夫先生を領域代表者とする新学術領域研究で,生体システム論研究室では
・新生児運動非接触計測法とGeneral Movements診断支援システムの開発
・General Movements自動診断技術の確立と胎・乳幼児発達評価システム
(研究代表者:辻 敏夫)
というテーマで研究に取り組みました.日本発達神経科学学会第6回学術集会では,
「マーカーレス動画像解析にもとづく乳幼児発達評価支援システム」
と題して,曽 智先生とともに筋電グループの川嶋 克明君,木下 直樹君,南木 望君たちが取り組んでくれている研究内容を紹介しました.

本研究班の目的は,新生児,乳幼児,就学児のGeneral Movements,歩行運動(ハイハイ,よちよち歩き),視線追跡時の身体動揺などを非接触計測し,運動発達と発達障害の関連性を定量的に明らかにしようというもので,世界で初めての試みです.将来的には,発達障害児もしくはそのハイリスク児を早期にスクリーニングするシステムの開発につなげたいと考えています.

新学術領域研究「構成論的発達科学」は終了しましたが,研究はまだまだ続きます.現在,MEグループでも児の自律神経活動の無拘束計測実験を開始しており,自発運動と自律神経活動に基づいて運動評価とスクリーニングを行うという試みにチャレンジしています.最終的には「構成論的発達科学」という新しい研究分野の確立を目指して,引き続き研究に取り組んでいければと思っています.

第486回 広島県未来チャレンジ資金

2017.11.20

今年度も広島県未来チャレンジ資金の募集が行われています.
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/soshiki/72/challenge-koubo.html

広島県は県内産業の競争力強化の原動力となる高度で多彩な産業人材の育成を目的として,大学院等で高度な知識を身につけたい人を対象とした「広島県未来チャレンジ資金」の募集を行っています.

対象者は大学院博士課程後期の社会人学生(企業又は官公庁等における実務経験を2年以上有すること)のうち広島県内企業等に就業しようとする者で,すでに在学している社会人学生も対象です.貸付限度額は月額10万円で,支給対象は入学金,授業料,通学のため転居した場合の賃借料です(在学生の場合は授業料のみが対象となります).
貸付金は,博士課程修了後の9年間の内8年間以上を広島県内企業に就業した場合,全額返済免除になります.40才未満で日本国籍を有する者又は日本への永住が許可されている者という制限がありますが,社会人選抜で博士課程後期に入学を希望する方にとっては非常に魅力的な事業です.

またこの事業の以外にも,広島大学では一般学生を対象とした以下のような経済支援を用意しています.
https://momiji.hiroshima-u.ac.jp/momiji-top/life/financial.html
さらに大学院工学研究科には博士課程後期学生を対象としたリサーチアシスタント制度があり,研究室内の研究活動のアシスタントを務めることにより年間の授業料に相当する程度の手当が支給されます.

博士課程後期への入学を希望する人は,これらの経済支援策をうまく活用するとよいでしょう.