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ハイパーヒューマンテクノロジープロジェクト研究センター

広島大学ハイパーヒューマンテクノロジープロジェクト研究センターの継続設置が承認されました.

ハイパーヒューマンテクノロジープロジェクト研究センターは2003年4月1日に設置され, 21世紀COEプログラム応募に向けての基盤作りのため第1期(2003-2007年度)の活動を開始しました. その後,広島大学21世紀COEプログラム「超速ハイパーヒューマン技術が開く新世界」(2004-2008年度)が採択され, 第2期(2008-2010年度),第3期(2011-2013年度),第4期(2014-2016年度)を経て,2017年度から第5期(2017-2019年度)の活動を行っています.
https://www.hiroshima-u.ac.jp/prc/center_list https://www.hiroshima-u.ac.jp/prc/center_list/procen_hyperhumantech


現在のプロジェクト:
平成29〜31年度 広島大学ハイパーヒューマンテクノロジープロジェクト研究センター
 センター長: 辻 敏夫(広島大学大学院工学研究院)
 研究実施部局: 広島大学大学院工学研究科
      広島大学大学院医歯薬学総合研究科
      広島大学病院


第5期では,「ハイパーヒューマンテクノロジーのメディカル,バイオ,産業応用」と題して,
・3Dプリンタを利用した5指駆動型筋電義手の開発
・動画像・生体信号解析に基づく新生児モニタリングシステムの開発
・KinectとWiiバランスボードを利用した発達障害評価支援システムの開発
・血管粘弾性モデルに基づく疼痛評価システムの開発
・バーチャルリアリティ(VR)環境を利用した筋電義手操作トレーニングの臨床応用
・動脈硬化早期発見のための血管内皮機能評価法の臨床応用
・iPadアプリと指タップセンサを利用した脳卒中患者の高次脳機能検査法の臨床応用
・線虫(C. elegans)ロボットシミュレータプラットフォームの実用化
・電磁誘導を用いた血圧脈波モニタリングの実用化
・魚の感情推定技術の構築とヒューマン-フィッシュ・インタフェースの実用化
などの研究課題に取り組んでいきます.
これらの研究課題は本研究室の各グループの研究課題でもあり, 本研究室のメンバー全員が広島大学ハイパーヒューマンテクノロジープロジェクト研究センターの活動に大きくかかわっていることになります.


本センターでは,人間の高度で巧みな認知・行動能力に学びつつ,最終的には人間の能力をはるかに超えた新しい技術の創出を目指して, これまでのエンジニアリングの枠組みを超えた横断的研究を展開していきたいと思っています.

引き続きご支援のほどよろしくお願いします.


2017/04/26